2023年 酷暑の四国・京都一週間③

「モネの庭マルモッタン」に青い睡蓮が開花しています


<四日目 8月1日(火)晴れ>北川村モネの庭

どこのドーミーインでも ビュッフェ朝食は人気 
妻は「日本全国ドーミーイン巡りの旅」をしたいとまで言っている

はりまや橋から高知駅まで歩いて行きます

終点の奈半利駅までに 阪神タイガースの安芸キャンプ場が
あるせいか 阪神一色の8:30発 JR土讃線快速です
奈半利駅着が9:42 9:55発の村営バスでモネの庭へ
(バスには大勢乗るかと思いきや 我々ともう一名のみ)

夾竹桃です

早くも登場の青い睡蓮 庭全体で50輪あるそうです
8月初旬 水の庭の池全体で250輪以上の睡蓮が開花
これからの8月中旬の真夏では300輪になるそうです

温帯性睡蓮の花は 水面上に浮かび 
熱帯性睡蓮の花は 水上から立ち上がって開花する

睡蓮の見頃は午前中と聞きます
夜の間はツボミ 朝になると咲き始め 夕方にはまた花が閉じる
2日目も同様 3日目以降は水の中に沈んでしまい 二度と花が
咲くことは無い 夜になると眠ってしまい 眠る蓮の花に似た
植物ということから睡蓮と名付けられたようです
参考:大人も乗れるというオオオニバスも睡蓮の仲間とのこと

睡蓮の葉が 円形や楕円形を保って水面全体にほどよく分布するよう
水底で鉢に植え 週に一度は水中の落ち葉を回収し 年に一度は池の
水を抜いて 睡蓮の株を交換するのだそうです
本日は その週に一度の作業日だった 作業が見られラッキーでした

池の周囲にある草木も 季節や時間帯による陽光等も考慮して
緑と空の水面への映り込みを計算して植えられているそうです
植生を管理する川上裕さんは 2015年にフランス政府から
芸術文化勲章シュヴァリエ)を授与されています

汗びっしょりで駆け込んだ休憩所は「リヴィエラの小屋」という店
ユズが最高でした 高知県は全国シェアの半分を占めるユズの産地

その中でもトップクラスの生産量を誇る北川村は いち早く欧州や
シンガポール等の海外へ ユズ果汁 ユズ玉を輸出する ユズ輸出
トップランナーとして 現在では27ヶ国以上に拡大中とのこと
 
きっかけは 当地の偉人中岡慎太郎
「桃栗3年 柿8年 ユズの大馬鹿18年」なかなか実をつけない
ユズを植える者は大馬鹿だと言われるなか 昔から自生するユズを
山すそにでも栽培するように奨励したのが中岡慎太郎だったのです
歴史はともかく ユズのかかった かき氷が美味しかった!

作品名「ボルディゲラ」
モネが43歳の時にルノワールと旅した地中海のボルディゲラ その
光と色彩に魅了され 興奮と共に描き上げた30点以上の作品の一つ

右:夏スイセンに似ている(レンズ機能で調べたが不確実)


モネの庭マルモッタンとは?
元は マルモッタン氏の個人宅だったパリのマルモッタン・モネ
美術館の名称をいただいたもの モネ財団公式認定 唯一のもの


太鼓橋


花の庭に移動する前に
念のため切符売り場の女性にロッカーの有無を聞くと ロッカーは
無いけれど 荷物は預かりますと(車椅子の有無は聞かず)

睡蓮と蓮はどう違う?
蓮の葉はまん丸い 葉は大きくなると水面より高い位置に上がる
抽水植物で 蓮根は大きな穴があいている
睡蓮の葉には切れ込みがある 水面に浮いているだけの浮遊植物
根はワサビのよう 上の子供の「睡蓮の根っこはいもだった!」
という表現が当たっている 結果全くの別物と判明しました


1996年に 北川村の担当者をフランスへ派遣し交渉開始
1998年に フランスより管理責任者来日北川村へ実地検分
1999年に「モネの庭マルモッタン」という名称をいただき
2000年4月19日 開園にこぎつけた

予定していた戻り時間 早い方の村営バスで奈半利駅
駅前の物産館「無花果」で昼食(駅のイタリアンの店は混んでいて
間に合わないことが分かり)サンドイッチ360円も追加です

安芸駅に停車中のクジラ号


乗換の後免駅で 高知駅からの特急列車待ち
本日は 高知~奈半利 奈半利~後免~児島と四国を縦断します

それにしても 高知中アンパンマンだらけ
やなせたかしの出身地(父母の出身地-高知県香美市)だからでしょう
(同人の出生地は東京府北豊島郡滝野川町 私の自宅近辺のようです)
高校生(県立追手前高校)までは高知にいて 大学から東京のようです
でもTVではアンパンマンって見たこと無いし ファンではありません

香川県宇多津駅岡山県児島駅を結ぶ瀬戸大橋線
瀬戸大橋は 鉄道道路併用橋としては世界最長だそうです 

児島駅到着 これでJR四国「夏のあちこちきっぷ3日間」終了
児島駅は流石! エレベーターにまでジーンズをはかせています


宇野港までは3分

本日と明日の宿泊はUNO HOTELに連泊
レストランと温泉「たまの湯」はホテルと同系列の運営

夕食は2名分 9,050円

本日も明日も 期せずして スーペリアダブルベッドです

夜の駅舎とホテル遠景