2023年 酷暑の四国・京都一週間② 

牧野植物園の人気植物「ムジナモ」が開花

<三日目 7月31日(月)晴れ>高知県立牧野植物園

<朝食おしながき>
小鉢 ほうれん草の白和え 二菜 ひじき
小皿 出汁巻卵の半身浴 サラダ レタス キャベツ トマト
焼物 鮭の塩焼き フイッシュカツ
みそ汁 具だくさんのそばすべし(出汁にそば粉を加えていく際に
    手の平でそば粉を振るいながら指の間からすべらせるように
    入れていたことから「そばすべし」の名がついたそうです)
御飯 香の物 甘味(特製プリン)

本館8階にある特別室(ここしか空室がありませんでした)
一泊2食付き2名分 55,300円でした

プロが撮影した観光宣伝写真

高知駅

                   右は坂本龍馬の家紋(組合角に桔梗)

高知駅から MY遊バスで五台山頂上経由植物園へ
「植物園を造るなら五台山がええ」と 90歳を超えた牧野博士の一言で
五台山竹林寺の一角を譲り受け 昭和33年博士逝去の翌年開園しました

ここの訪問前には 牧野富太郎生誕160年講演ビデオ(2022年)
朝井まかてさんの「愛すべき天才の情熱70分」を見ることを勧めます

ヤマトグサです 日本の植物誌で最初に新種として発表された


リュックが重い そうだロッカーがあった筈と入口に引き返し
ついでに車椅子を発見 康子大喜び! ロッカーも無料でした

此の花は本物か写真か?
本当のジョウロウホトトギスは黄色の筈 開花時期は今でいいのか?


梅花黄連は「春告げ草」2月の花 花言葉は 情熱です
「お母ちゃんが一番好きな花」「命の力に満ちちゅう」と病床の
広末母・・・牧野博士の最後の病床でも頬ずりして喜んだ花です


「世の中の あらむかぎりや すゑ子笹」

TVドラマらんまんでも よーく見ていますが 押し花に用いる
新聞紙は 全くの新品を使っています さすがです

バイカオウレンとヤッコソウの押し花標本


「TVらんまん」に登場する植物は 京都の工房でレプリカ製作中
山科の西尾製作所 塩化ビニールの葉と釣り用のテグスの茎で製作と
何とレプリカの基にしていた植物図鑑は 牧野本人の植物図鑑でした

植物園のムジナモの鉢
左は展示館中庭 右は温室 「ムジナモの花が開花しました・・・」の
場内アナウンスがありました そのとき二人ともトイレにおり どこかを
聞き漏らしたため 周囲の人に聞きます あまり関心が無いようで温室に
向かう我々に 中庭にありましたと言ってくれる親切な女性 坂道を戻り
女性の指差す鉢 これは違うのです! 再度温室に向かわざるを得ません

私は 妻を車椅子に乗せ押して園内を移動しているのです 大変な労働で
汗だくです 当園きっての坂道の回廊の往復は 特にコタえました

温室では相当な人数が並んでおり 皆さん必死に目を凝らしています
撮影した小花を拡大(上の写真)してようやく黄色い花が見えました


植物研究交流センター内3階 レストラン「C・L・ガーデン」.

妻 パスタランチ1,400円 私 魚ランチ2,100円

                     党植物園のロゴマーク
隣のミュージアムショップ「サクラ」で梅花黄連のタンブラー購入
3,850円でした(ランチ&タンブラーは康子からのプレゼントと
ブログを校正する妻から ちゃんと書いておくよう催促がありました)

山桜にも出会えました 京都山科編のブログでも紹介済ですが 山桜
これは 桜守の佐野藤右衛門氏と富太郎を結ぶもの 日本の宝です

展示シアターを一本(13分)でも見たいと 展示館に戻ります
開演前に 牧野蔵や からくり人形(標本の夢)を見ておきます

最後に見つけられなかったマルバマンネングサを探します
中門受付の人に どこにあるか調べてもらったのですが・・・

こんこん山広場まで上り 探します
眺望はとても良く それはそれで良かったのですが見つかりません
最後は 入場口にいらっしゃる学芸員の女性に聞くと 何と!!

一番最初に見ていた らんまんの植え込み ここにあるのがそうでした

竹林寺に立ち寄り 植物園南門バス停から桂浜に向かいます
バス停で四国八十八ヶ所巡りの最中のお遍路さんに出会いました
全行程30日は必要 今は13日目とか この時期しか休めずと
いうことで酷暑の苦行 どうして続けられるのでしょうか?

学生時代 車で四国一周した際 桂浜までは来ましたが
坂本龍馬像を見ていなかったので そのためだけに足を延ばしました

ブラタモリ高知編ー高知の町は なぜ龍馬を生んだ?
2017年9月30日 商店街に大々的な広告が下げられた

桂浜や高知城をめぐっての地形の話は詳しすぎるので割愛し
よさこい節」の歌詞(実話だそう)につき書いておきたい

よさこいとは「夜さ来い」「今晩おいでください」という意
竹林寺の僧 純信と お馬という娘の禁断の恋を歌った曲で
いわば エリート僧の大スキャンダル事件とも言えそうです

二人は駆け落ちするが 途中でつかまり引き裂かれてしまい
連れ戻されて番所にさらされた・・・ 

そうそう 北はりまや橋で 路線バスを降りて今晩の宿泊先の
ドーミーイン高知まで行きたいのです 目的地までは5~6分
なのに 妻のスマホ指示では全くの反対方向を歩かされ 最後
親切な人に聞きながら 元の場所に戻り 何とか到着しました
(今回は 事前にドコモまで出向き 実際にどの手順で操作を
すれば経路検索と音声ナビが使えるのかまで習得してきた筈)

地元で有名な ひろめ市場に行きますが
ものすごい人いきれと騒がしさ 座る席さえも無く すぐに退場です
そうそう 路面電車にも乗りました 大丸デパートを目指したのです
結果はもうすでに閉まっていますと・・・

通りでは 8月上旬に始まる よさこい踊りの練習です
歩いていて 妻が聞き覚えのある店という事で 司に入店します
箸袋には 土佐料理 大正6年創業 幸(さち)の料理でおもてなしと
大阪阪急三番街地下2階に「ごはん処 司」の記載がありました

本日二名で5,660円でした

なにしろ疲れていました
ビールも美味しかった 鰹のたたきも良かった でもでも最後の最後に
スマホマップの反対方向への経路指示で 昼間の車椅子押しと重なって
くたくたにさせられました 自分としての計画しなかった大誤算でした