スロベニアのブレッド城から 眼下に広がるブレッド湖「アルプスの瞳」
添乗員さんが「私がいいと言うまで 上を向かないでください」との指示
で ここまで来ました 素晴らしい眺めに感動です このツアー大成功!
だって添乗員さんが可愛いし お酒大好き 自由食の際に案内してくれる
こじゃれたレストランがどれもこれも美味しくて とてもとても大満足!
<1日目 7月5日(金)>成田から全日空でフランクフルトを経由し
スロベニアの首都リュブリアーナ着 バスで1・5時間ホテルに到着です
フランクフルトからのアドリア航空便 1時間15分
<2日目 7月6日(土)>ブレッド湖観光
早朝湖畔散歩の途中 黒い大型犬が道の向こうから来たので 犬猫が
苦手な妻がそっと道を外します すると「She is a girl!!」と
飼い主の老婦人のものすごい剣幕です さすがにビックリしました
ブレッド城の一角にあるワイン醸造所では 神父さんの指導で 樽から
瓶にワイン注入しコルク封入 最後証明書へのサインまで 自分だけの
「ブレッド城オリジナルワイン」を造ります 帰国後知人にあげたため
味の方は分かりません 夫婦の2本の内1本は飲んでみれば良かった
小舟に乗って島に浮かぶ「聖マリア教会」に向かいます
できるだけ他人が入らないようトリミングしているので長細くなります
階段は100段あるとか この教会で結婚式を挙げるのが若者の夢です
新郎が新婦をお姫様抱っこして階段を上がります そのため新婦さんも
懸命のダイエットをして新郎に体を委ねますが 失敗した人いるかな?
プロのカメラマンが撮影すると違いますね ユリアンアルプスが綺麗です
教会には 我々より少し前に秋篠宮ご夫妻が来られたそうです
さて 添乗員さんが先ず鐘を鳴らします そしてすぐに妻が続きます
ご存知でしたか? 3回願い事をして 3回全部鳴れば願い事が叶う
二人とも1回鳴ったって喜んでいましたが 効果は無いようなのです
ブレッド湖から4kmという近さにある「ヴィントガル渓谷」へ
小雨模様でしたが マイナスイオンを感じながらのミニウォーキング
ガイドブックにも出ていないので何も期待せずでしたが 全く予想外
絶対にお勧めの美しい渓谷でした
「ホテル パーク」 確か四つ星の 落ち着けるホテルで満足です
ブレッド湖は 昔からハプスブルグ家のリゾート地だったようです
<3日目 7月7日(日)>リュブリアーナ市内観光と
ヨーロッパ最大級の「ポストイナ鍾乳洞」入場
旅行後の2021年に世界遺産に選定されたリュブリアーナの街並み
街を歩いていてゴミは無いし 清潔感と可愛らしさが同居しています
街全体を称して「小さな芸術」と言われることが充分に納得できます
実は千年以上も 神聖ローマ帝国とハプスブルグ家の支配下にあって
そのため オーストリアの地方都市の雰囲気が強く感じられるのです
新しい靴を買い 以前の古い靴の左右を紐で結び ここの太いロープを
めがけて投げるのです 上手くからまってくれたら願いが叶うとか・・・
「リュブリアーナ城」までケーブルカーですぐです
お城のお姫様と怪獣 今日が日曜日なので特別出演なのでしょう
怪獣はドラゴン(竜)? そうだとしたら市のシンボルなのです
これが三本橋 建築家で都市計画策定者のヨジェ・プレチニック氏の
作品群とリュブリアーナの都市計画が認められ世界遺産になりました
正面の建物が 秋篠宮ご夫妻が宿泊されたホテルだそうです
昼食は旧市街とお城を望むパノラマカフェで
市内から1時間ほどでポストイナ鍾乳洞に到着です
順路4kmのうち 最初の2kmほどをトロッコ列車で進みます
これが想像以上の速さで飛ばすのです まるでディズニーランドの
スペースマウンテンに乗っているよう 暗闇の中 岩が襲い掛かり
怖いほどのスリル感でした 洞窟内の寒さも応えたのでしょう
「スパゲッティホール」
白い表面が輝く「ポストイナのダイヤモンド」と「ブリリアント鍾乳石」
最後に「コンサートホール」と呼ばれる大空間が眼前に広がります
千人収容可 ここでダンスショーやコンサートも開かれたそうです
日本国内では 山口県の秋芳洞や高知・岩手でも有名な鍾乳洞には
入場して来ましたが スケールで比較にならないほどの大きさです
注:スロベニア全土には5~6千の地下空洞があり 特に西南部の
カルスト地方に多い 地質学用語の「カルスト」はスロベニア
の地方名が語源となっている
オパティアのホテル 「ヴィラ・アンバサダー」五つ星に2連泊です
ベランダからの眺めが素晴らしい アドリア海がすぐそこに広がります
<4日目 7月8日(月)>本日は終日イストラ半島巡りです
オパティア~ポレチュ~ロヴィニ~プーラ~オパティアに戻ります
食後は朝の散歩 我々は時間があれば散歩をします 海岸線を歩きます
昔から ハプスブルグ家の貴族が競ってこの温暖な海岸に別荘を建てた
「クロアチアの貴婦人」と呼ばれるリゾート地で鉄道でも繋がれました
ポレチュは古代ローマの都市計画に基づいて建てられた街です
街の見所が「エウフラシウス聖堂」 金色に輝く神々しい聖母マリア
のモザイク画 マリアを後陣の中心としたことがとても珍しいそうで
マリアを中心にしたモザイク画では 欧州最古であろうと言われます
その上の楕円に殉教した聖女が12人 キリストを表わす仔羊の次に
ロヴィニの聖エウファミアが見えます 当地では有名な聖女なのです
ロヴィニまでの5km 美しいと言われるフィヨルドを見学します
ノルウェーのそれと思ってはいけません 何だか拍子抜けなのです
ロヴィニに到着です「ヨーロッパの美しい村30」に選定されています
(注:Team EUROPE JATAが日本人に好かれる街並みを独自に選定)
こここそ来たかった地です ツアーを選ぶ際に こことモンテネグロの
コトルが両方美しい村であり 二つとも入っているコースが無いものか
何年も探して見つけたのが今回のツアーなのです 希望はここでの宿泊
たとえ漁師宿でもいいので 夕暮れ時のロヴィニを海上から見たかった
大昔は島だったが 今は陸続き ペストの流行でこの島に避難者が増大
そのため海にせり出すように建物がギッシリ ものすごい建物密度です
素晴らしい眺めです 夜間は家々の明かりがものすごいそうです・・・
教会と鐘楼 注目です 鐘楼の頂上に街の守護聖人 聖エウファミア像が
風向きで向きを変えるのです 風見鶏なのです 聖エウファミアって誰?
そして何故 この像は車輪を抱きかかえているのか 理由があるのです
ディオクレティアヌス帝時代に迫害されて 車輪で拷問されたうえに
円形競技場でライオンに噛み殺されて殉教 当寺15歳の少女でした
(ライオンも 噛み殺したあとは少女の周りを回るだけだったと)
当初はコンスタンチノープルに納められた石棺が 嵐の夜ロヴィニの
沖合に出現 これを何とか引き揚げて 丘の上の教会に奉られました
以降この教会は「エウファミア教会」と呼ばれるようになりましたと
ロヴィニはアドリア海を挟んですぐイタリア ベネチアからは至近距離
そのため 実は500年以上も ベネチアの一部として支配されていた
プーラの円形競技場 高さ30m 観客最大2万3千人収容できたとか
大きさは世界第六位と ローマのコロッセオの後では「なあんだ」です
ローマの初代皇帝アウグストゥスの時代に建てた「アウグストゥス神殿」
<5日目 7月9日(火)>一路プリトヴィチェ湖畔国立公園に
オパティアからは162km 約3時間 バスは山道を飛ばします
プリトヴィチェと言えば マス料理が有名です 「ポリャーナ」は
国立公園のすぐ前にある かなり広い店で皆さん揃ってマス料理です
実は 妻ともう一名 バス酔いで気分を悪くし食べられないようです
私が二人分食べました おいしかったですよ
先頭でリードしていただいたガイドさん
私のサングラスは丸いのに 彼女のはシャープ かっこいい!
森林浴の効果絶大 こんなに元気になりました
大小16の湖と92の滝 これはもう最高 自然の偉大さを体感します
倒木が石灰で真白になる「石灰華」 炭酸カルシウムによるものですが
これが堤を作り 最後に湖となったのです
世界遺産認定証 内戦時は主戦場となり一度は危機遺産で解除されました
誰よりも早く 木のベンチを駆け上がり この元気は何?
今の時期にしては水量が豊富だとか 木道に迫る勢いです
一番上の方に木道が見えます 歩いて来た道です
出来得るならば もう一度来た道を引き返したい ボートにも再度!
そしてこの光景を実際見たい(公園外のレストラン横の道から入る)
本日の宿泊地のスプリットまで260km 3時間半またバスです
贅沢を言えば プリトヴィチェ公園内ホテルで一泊したいものです
本日のホテル スプリットの「アトリウム」これまた五つ星です
<6日目 7月10日(水)>スプリット市内観光後フヴァール島へ
グルグール・ニンスキ司教の像 足の親指に触ると願いが叶うと
ホテルで周辺地図をもらい早朝散歩 魚市場に来ました
魚市場は最初 宮殿内にありましたが いかんせん生臭いと反対の声多数
地下に沸く温泉が隣にあるここでは 硫黄の匂いが魚臭を消してくれます
海岸線を散歩 パラソルのすぐ後ろが宮殿の城壁です
市内観光が始まります 地下にもぐり係官の説明
欧州内陸部からここへ沢山の人が来ます云々の説明かな?
往時のディオクレティアヌス(帝)宮殿の模型
ローマ皇帝で初めて生前退位し 故郷近くであったスプリットに退位後の
住まいとする宮殿を建設して余生を送った キリスト教を弾圧した最後の
ローマ皇帝で 退位後8年目にはキリスト教が公認され以降国教となった
のは皮肉だ(この皇帝がいなければ 聖エウファミアは死なずに済んだ)
現在はこの城壁に一般人(世界遺産が自宅でもある)が住んでいるのです
古代からのゴミ集積場 何か黄金の様に光り輝いて見えます
大嫌いなディオクレティアヌス帝の像の前でニンマリ
ここは世界遺産なのですよ 何ですかこの洗濯物は
左は像をまねたポーズ 右はモデルさん 手の置き方が反対ですよ!
反響がいいので男性4人がアカペラ合唱 美人が出て来てハイパチリ
TV(大人のヨーロッパ街歩き)で紹介されていました
ナビゲーターの白石美帆さんが美味しそうに飲んでいたピピです
スプリットにとどまり観光継続か トロギールへ行きたいかを選択です
全員がトロギール行きを希望 折角の世界遺産が近くにあるのですから
上は「聖ロヴロ大聖堂」の逆さの聖人像 逆さが珍しい
「カメルレンゴの砦」ベネチアが支配した時代にオスマントルコ帝国の
攻撃に備えて造られた
ここで釈明です 何故私は 旅行中ずーっとサングラスをしているのか?
実は旅行の何日か前 友人と一緒に渋谷で飲んでいて 酔っているからと
自宅までタクシーでと乗せられた 家のすぐそばでタクシーを降りたよう
で そこで転倒した様です 自宅に電話が入り 妻が来て 目の上を切り
出血していたので その場から救急車で病院に運ばれた・・・(らしい)
その場で縫うと 後日抜糸が必要となるが 旅行なので縫わずに済ませる
よう妻が要請 薬で処置をすることになり 目の上が腫れあがったままに
そのためサングラスで隠しているのです 太陽が眩しい訳ではないのです
旅行中は毎日 妻の薬での処置が続いていたのです