2021年 万平ホテル3泊4日で軽井沢③

f:id:HATTYAN0234:20210529173840j:plain雲場池 無風の湖面に木々が写り込みます

<3日目 5月25日(火)晴れ 旧軽井沢地区のサイクリング>

f:id:HATTYAN0234:20210529174337j:plain朝ホテルから外に出ると 文句無しの晴天 絶好のサイクリング日和です
予定通り走り回る気満々です

f:id:HATTYAN0234:20210529174453j:plain

f:id:HATTYAN0234:20210529174605j:plain

f:id:HATTYAN0234:20210529174706j:plain軽井沢万平ホテルの歴史が 玄関前にパネルで表示されていました
<そもそもの沿革>
江戸後期から旅籠を生業としていた「亀屋」の九代目こそが佐藤万平です
明治中頃 万平は西洋からやってきたゲストを 言葉も通じないなか一生
懸命もてなしました そのひたむきな姿に滞在していたカナダ人宣教師の
A・C・ショーとJ・M・ディクソンは胸を打たれます 万平の体当たり
の「おもてなし」からすべては始まったのです
明治27年 一人娘の婿が 二代目佐藤万平となり軽井沢初のホテル開業
「万平ホテル」の誕生です その名が外国人ゲストの間で評判になった頃
から避暑地軽井沢が広く知られるようになっていきます

f:id:HATTYAN0234:20210529180146j:plain本日の朝食は和食 提供は「たん熊」北店 たん熊ってだけで美味しそう

f:id:HATTYAN0234:20210529180418j:plainこれこそが万平ホテルにふさわしい朝食です

f:id:HATTYAN0234:20210529180620j:plain光線で光っていますが 連泊のお客様はお申しつけくださいとあります
内容がどれだけ変わるのか 明日も和食でいただきます

f:id:HATTYAN0234:20210607152214j:plain
サイクリング自転車を借りるのが 軽井沢駅前のため ホテルから徒歩で
向かいます ちょうど食後の散歩として最適です
ホテルを出て少し「ささやきの小径」に出ます 矢ケ崎川沿いに歩きます
アカシア並木が続き 川のせせらぎも心地よい

f:id:HATTYAN0234:20210529180911j:plain小径のはずれに見つけたのが 妹と娘の母校 共立女子学園研修センター 

f:id:HATTYAN0234:20210529182241j:plain少し歩いて矢ケ崎公園に出ます 池の背後に建つのは「大賀ホール」です
(長野県は音楽に大変力を入れている県であり 松本市は特に有名です)
その奥に東急ハーヴェスト旧軽井沢があり 本日の夕食はここで予約済
東急ハーヴェストに入るのは 京都鷹峯に続いてニつ目で 楽しみです

駅に到着し サイクルメイトQに行きます 店員さんに聞くと旧軽近辺で
あれば坂道も無いので ギア無しで十分と言うのでそれにしました 1日
850円だそう 我々は事前に割引券を印刷して持参 それでこの値段?
軽井沢は物価が高い!

f:id:HATTYAN0234:20210529194240g:plainサイクリングマップをもらい お勧めのコースはと聞く ささやきの小径
から万平ホテルへと言うので 我々が今歩いて来たばかり では逆に行こ
うと 地図での②東雲交差点から六本辻経由で ⑲の雲場池を目指します

f:id:HATTYAN0234:20210529183659j:plain一目見て気に入りました 森のマイナスイオンがあふれんばかりなのです
早朝のせいか 人もあまりいません
5月も半ばを過ぎると木の芽が萌え出し 6月にかけみずみずしい新緑が
広がります 花の種類も多く 残雪をいただいた浅間山の眺めと相まって
軽井沢に住む人たちも「一年で一番美しい季節」というほど ゴールデン
ウィークと夏休みの狭間の時期ということもあり 旅行者が意外に少ない
穴場の時期でもあります・・・駅で入手した軽井沢ガイドからの引用です

f:id:HATTYAN0234:20210620105044j:plainまるで東山魁夷の絵画の世界に入り込んだような緑の水鏡です

f:id:HATTYAN0234:20210529184001j:plain

f:id:HATTYAN0234:20210529184057j:plain橋があるとすぐ渡り始め 即席のモデルさんに成りきります

f:id:HATTYAN0234:20210529184246j:plain
f:id:HATTYAN0234:20210529184447j:plain
f:id:HATTYAN0234:20210529184525j:plain
f:id:HATTYAN0234:20210529184548j:plain

いい景色です 駅から歩いても20分ぐらいの所にあるのが信じられない

f:id:HATTYAN0234:20210529195512j:plain次に訪れたのは⑱「御前水」ここは鹿島ノ森ホテルの私有地である

f:id:HATTYAN0234:20210529195804j:plain清らかな湧き水が雲場川となり 雲場池に注いでいます

f:id:HATTYAN0234:20210529195903j:plain
f:id:HATTYAN0234:20210529200025j:plain

明治天皇軽井沢御前水の碑が立ちます  軽井沢宿で昼食時 飲料水として
出されたのが ここの湧き水であった

⑨に進み三笠通りを横断 水車の道を聖パウロカトリック教会に向かう

f:id:HATTYAN0234:20210529200405j:plain

f:id:HATTYAN0234:20210529200922j:plainコロナ感染予防で閉鎖中とのことです

f:id:HATTYAN0234:20210529201011j:plainドアのガラス窓から内部の様子は見えます 木とコンクリートの教会です

f:id:HATTYAN0234:20210529201352j:plain
f:id:HATTYAN0234:20210529201415j:plain

妻は入口に置かれた箱からメダイユを購入 義母へのお土産
義母はクリスチャンですので きっと喜ばれることでしょう

f:id:HATTYAN0234:20210529202011j:plain

f:id:HATTYAN0234:20210529202059j:plain
    ⑧から⑥に下り 旧軽銀座通りに出ました 
目指すはフランスベーカリー 万平ホテルでベーカーチーフをしていた初代
田村寅次郎が1951年独立 創業した店です ジョン・レノンが大好きな
バケットに囲まれています 写真は撮影禁止 他者様のものを転写しました

f:id:HATTYAN0234:20210604153752j:plain日・月曜と前を通るたび「アップルパイありますか?」と尋ねては売切れ
だったアップルパイ やっと2箱ゲットできました カスタードクリーム
の上にリンゴ半分が5個も入ったものです 注 パイ1箱1,100円

f:id:HATTYAN0234:20210529203533j:plain対面の「ブランジェ浅野屋」もジョン・レノンのお気に入りの店だそう
テイクアウトできるサンドイッチ他を購入 いったんホテルに戻ります
ミックスサンド580円 サーモンとチーズの全粒粉サンド530円 
全粒粉BLTサンド480円 信州牛ローストビーフサラダ420円 
ホテルで小一時間休憩し 午後からのコース設定見直しです

f:id:HATTYAN0234:20210529204728j:plain
f:id:HATTYAN0234:20210529204746j:plain

④⑤⑥⑦と進み 松尾芭蕉の句碑に出会いました 知らない句でした

f:id:HATTYAN0234:20210529205349j:plain

f:id:HATTYAN0234:20210529205620j:plain軽井沢ショー記念礼拝堂です 内部は撮影禁止 天井が高いとの印象です
万平ホテルのお客様だったショー宣教師が 軽井沢初の教会を建てました
右奥には ショー氏の「日本初の別荘」が復原されていますが 軽井沢が
故郷のトロントに似ていると気に入り 仲間にも勧め 広げていきました

宣教師たちは パンやジャムの作り方から土地に会ったキャベツや白菜等
の高原野菜の栽培方法まで 様々な西洋文化をこの地に伝えた大恩人です
f:id:HATTYAN0234:20210529210107j:plain旧軽銀座通りを突っ切って三笠通りに出ます

f:id:HATTYAN0234:20210603162408j:plain

f:id:HATTYAN0234:20210603162450j:plain昔は「草軽電鉄」が走っていた 名前の通り軽井沢ー草津温泉間大正4年
から昭和37年まで 上の写真は「三笠駅」カラマツだけは昔のままです

f:id:HATTYAN0234:20210529210137j:plain妻は歩いて自転車を押しています 落葉松並木が最高のサイクリング
コースですが ⑨⑩⑪⑫と景色には目が行っていないようでした
電動自転車での二人がスイスイと追い抜きます 電動が良かった~

f:id:HATTYAN0234:20210529210630j:plain「服部」の表札を発見 妻に見せます
もっと広い家が良かったと 自分の別荘でもないのに言いたい放題です

f:id:HATTYAN0234:20210529211254j:plain旧三笠ホテルは修復中(2024年完成) ここから一気に戻ります
ここまでゆるゆる上ってきたので 今度は楽です ほとんどペダルを漕ぐ
ことなく旧軽銀座通り入口まで一直線 軽井沢本通りも直線で「榮林」と
いう中華料理店③(ここもジョン・レノンが通っていた店)を左折し万平
通りに入ります 
ささやきの小径は歩いたので 1本左の道を走ります 段々狭くなり急な
坂が出現し引き返します 妻曰く「陰の雰囲気が漂っていた道」と・・・
案内標識39で右折し 本日訪れる東急ハーヴェスト軽井沢を下検分します

まだ午後2時台 どうやって時間をつぶすか・・・・
駅近くに来て ローソンを探します 実は 明日の帰京手段として新幹線
ではなく 西武バスに変更したのです スマホで申込み 予約番号をコン
ビニの機械で入力し発券手続きをする必要があったのです そもそも駅の
周辺にコンビニが無いのです 地図で探して サイクルQの女性に教えて
もらい辿り着きました 入力もむつかしく 電話で聞き乍らの作業でした

f:id:HATTYAN0234:20210602052408j:plainまだ午後の3時 6時まで暇ということで ホテルに電話し時間を30分
繰り上げてもらい 自転車を返却し 喫茶店にでも入ろうと駅前を探して
いたら バス停の対面にある建物に レンタサイクル1日600円の文字
興味津々で見に行きました 用のある人は電話をしてくださいと無人店舗
ですが 電動でも1日千円 ものすごい格安の「白ネコサイクル」です
今まで奈良の1,200円が最安だったので 物価高の軽井沢でのこの
値段は驚きです 口コミでも激誉めしているので まず間違い無しでは?

f:id:HATTYAN0234:20210530063226j:plain妻が「ここがいい」と入店した「旦念亭」というクラシカルな喫茶店
水出しコーヒーが名物とのこと 庭のツツジが見ごろという看板にも
引き寄せられました

f:id:HATTYAN0234:20210530063103j:plain

f:id:HATTYAN0234:20210530063135j:plainツツジ満開 コーヒーも高いけれどおいしかった
歌手さだまさしの「風見鶏」という直筆の 詩というか散文がありました
予約時間にはまだ早いけれど ホテルのロビーで待てばいいと出発します

f:id:HATTYAN0234:20210620105247j:plain再度矢ケ崎公園と池を巡り 大賀ホールを通り 東急ハーヴェストに入館

f:id:HATTYAN0234:20210530064053j:plain東急ハーヴェストクラブ 旧軽井沢間違いなしです

f:id:HATTYAN0234:20210530064239j:plainロビーのソファで約1時間ボーッと過ごします
時間となり夕食会場に向かいます ここで事件が発生したのです
受付に「17:30に変更していただいた服部」と告げるも「予約?」
妻が スマホで予約した一休の画面を見せます 
「あっ!ここは旧軽井沢です お客様の予約されたのは 軽井沢ビアラで 
駅南口の塩沢湖近くの新しい東急ハーヴェストですが どうされますか?
タクシーを呼びますか?先方には遅れる旨 私から連絡します・・・」と

ロビーで待つよう依頼されますが 待てよ!ここから塩沢湖までタクシー
そして帰りも万平ホテルまでタクシー(バスなんて18時で終了)となる
と相当な金額に ええいここは再交渉をと パチパチ計算して相談です

「誠に身勝手ですが ビアラをキャンセルしここで食事ができませんか?
もしもお席が空いていたらの話ですが(当然今晩はガラガラだと踏んで)
宜しくお願いします」と依頼したのです

担当者から先方の担当に電話 話の様子を聞いていると 上手く行きそう
な気配 結果は最高! 本来当日キャンセルは100%支払のところ一休
申込で「当日現地払い」でもあり キャンセル料無し こちらのホテルで
お席を用意しますと・・・・何という手際の良さ さすがのホテルマン!
感激の食事となりました

f:id:HATTYAN0234:20210530070610j:plain先ずは「お楽しみの一品」何とかのテリーヌ

f:id:HATTYAN0234:20210530070838j:plain八千穂高原 信州サーモンのサラダ ニース風 ミモザがニースなのか?

f:id:HATTYAN0234:20210530073412j:plainシェフの気まぐれパスタ 

f:id:HATTYAN0234:20210530073559j:plain

f:id:HATTYAN0234:20210530073627j:plainメインは信州太郎ぽーく フィレ肉の味噌バターパン粉焼きと季節の野菜
メインはメバルと有頭海老のマリニエール サフランの香りを添えて
肉が私 魚は妻 いつものように少しずつシェアします 

f:id:HATTYAN0234:20210530074152j:plain満足満足 この表情を見れば分かりますね

f:id:HATTYAN0234:20210530135910j:plain
ピエールゼロ ブラン・ド・ブラン シャルドネ100%からアルコール
を分離して造られる 爽やかな味わいの辛口スパークリング 750ml
通販で1,404円 ホテルになるとグラス一杯990円 お酒は利益大

妻の感想 果実の様なフルーティーさ マスカット 杏子 桃の香りと

f:id:HATTYAN0234:20210620105359j:plain担当のホテルマンが写しましょうか?と提案

f:id:HATTYAN0234:20210530074442j:plain最後のデザートは 抹茶のテリーヌ コーヒーか紅茶かハーブティー
忘れるほど 心ウキウキの時間でした セキレイというコースでした
チェック セキレイ6,600円×2 飲み物3杯2,970円で合計
     16,170円でした
18:30過ぎ 外はまだ暗くない よし歩こうとホテルを目指します
軽井沢本通りも人通りわずか 榮林を右折し万平通りに入ると我々だけ
ホテル音羽の森までは 街灯がありましたが その先はほぼ暗闇でした
1kmの何と長いこと 二人手をつなぎ妻はアルプス一万尺を唄います
ホテルの看板が見え ホッでした・・・・

本日 三笠通りを走破したことで 軽井沢の名物通りは制覇できました
①三笠通り 
②オーディトリアム通り 旧軽銀座通り~テニスコート横~万平通りまで
③ハッピーヴァレー 宣教師がその美しさに感動して名付けたホテル裏道
④万平通り タクシー 自転車 暗闇の中徒歩でと十分に満喫できました