2020年 紅葉の京都・奈良 7日間  美しい庭園巡りと美味しい食事を求めて④

<4日目 11月25日(水)>永観堂銀閣寺~詩仙堂方面
本日はバス・地下鉄一日券をフル活用の予定で 7:30にホテル出発です
地下鉄烏丸線東西線を利用して蹴上駅まで大変スムースに到着しました
坂を下り「ねじりまんぽ」をくぐって南禅寺を目指します 南禅寺を経由
して永観堂までは徒歩15分のコースです

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ねじりまんぽです

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桜が満開になるときれいだろうな
インクラインへの道があり 上って 田辺朔郎博士の像や水力発電所跡を
見ながらの写真撮影 あとは高校生達(東山高校)の歩く道を同じくして
金地院から南禅寺中門 三門と見て永観堂へ向かいます

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京都五山の上」という最高位別格の寺院です 右は日本一の石灯籠です
参考:京都五山臨済宗) 天龍寺 相国寺 建仁寺 東福寺 万寿寺
   京都の紅葉はピークを過ぎた様です・・・・・

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三門の額縁紅葉をそれぞれ撮ってみました
従来三門からの額縁には松しか入りませんでした 東京オリンピック以降
紅葉や桜を植えたとのことです

f:id:HATTYAN0234:20201211121132j:plainもう一枚撮ります

f:id:HATTYAN0234:20201211121250j:plain永観堂銀閣寺の標識 標識の左手に東山高校があります ここの生徒
さん 毎日南禅寺を通っての通学 いいですね~

f:id:HATTYAN0234:20201211121604j:plain羨ましいのは ここ永観堂幼稚園のお子さんと親御さん 日本一の紅葉が
最初の色づきからピーク時期 そして散紅葉までを全部タダで見られます
永観堂の拝観料って知ってますか? 千円もするのですよ!

f:id:HATTYAN0234:20201211121717j:plain今年の立て看板はすごい 年々派手になります「京都の秋は永観堂」です

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平成29年と令和元年のポスターです

数年前に大阪のテレビで「11月23日本日が京都永観堂の紅葉見頃」と
放送され 一人で見に来た 良かった 感激よもう一度です 同じ時期に
妻との旅行を組みました

現地で えっ!えっ!誰も並んでいない 本来中国人がワンサカなのに!
一番の方は7:30に並びましたと 我々が2番で8:15分ぐらいか

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例年入場できない人は この塀越しに写真を写して帰るようなのです

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左は入口 右 何と本日境内への一番乗りなのです

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今年の紅葉 実は先週20日に大雨が降って 大半が散ってしまったと
でもここは大丈夫 3千本以上あるのです 十分鑑賞に堪えます

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本堂では「見かえり阿弥陀様(注)」を真横からしっかり拝んで来ました
実は皆さん 阿弥陀様を正面から拝むと さっさと本堂を後にしています
本来は 真横に回り込んで 立て看板に見られる 首を横にされたお姿を 
拝見することが本寺での大命題なのです
注:当寺の永観律師が念仏を唱えていると 壇上からご本尊の如来像が
  降りて来られ永観の先に立ち ともに念仏行道を始めた 驚いて立
  ちつくす永観に「永観遅し」と振り返ったお姿がという伝説がある

f:id:HATTYAN0234:20201211131408j:plain上にも下にも紅葉の洪水です
いつもならカメラを向けると 目を見開いてポーズするのに 本日は全部
目をつぶってボケーッとしている 疲れが出ているのかな?それとも?

f:id:HATTYAN0234:20201211131834j:plain多宝塔を背に写して 永観堂を後にします

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f:id:HATTYAN0234:20210204122541j:plainやっぱり 比較するために 通常時の永観堂(2016年11月)の混雑
振りを掲載しておきます なにしろすごかった 殺気を感じたほどでした

f:id:HATTYAN0234:20210204124613j:plainおまけのついでに 2016年11月の永観堂のポスターを
こちらの方が今年のよりイイですね!

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ここから1・5キロ 哲学の道を歩いて銀閣寺に向かいます

f:id:HATTYAN0234:20210207072444p:plain哲学の道」ってドイツはハイデルベルグにある道の名前からの借用です
戦前の旧制高校・大学生たちは ドイツに強い憧れを抱いていたようです

疎水は南から北に向かって流れています 何か変ではないですか?
京都は北から南に傾斜 東から西にも傾斜しています それなのに
どうして疎水は逆に流れるのか? 琵琶湖の方が京都市より水位が
33m高いので 蹴上からは北に流れるのです かなりな急流です

f:id:HATTYAN0234:20201211132431j:plainここの紅葉は赤と これから紅葉するであろう緑のグラデーション

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ちょっと脇道に逸れて 散紅葉で有名な安楽寺に来ました
ここの女性がほうきで掃いたせいか 紅葉が石段の横に掃かれていました

f:id:HATTYAN0234:20201211133428j:plainプロのカメラマンが早朝に来て ほうきで掃き清められる前に撮影すると
こんなに見事な光景が見られる 何日も通うらしいですが・・・・・

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続いて法然院です 谷崎潤一郎のお墓があるようです
三門をくぐると 両側に白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる白い盛り砂と
池泉があり 水を表す砂壇の間を通ることは 心身を清め浄域に入ること
を意味する 季節に合わせた模様が描かれるということです いつか椿の
散華が見られる時期に再訪したい

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 手水鉢の散華も趣があるということです

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f:id:HATTYAN0234:20201211134939j:plainそんな深い意味があるとは知りませんでした

哲学の道をサイクリングで回るご夫婦がいました いいなあ~
京都でもサイクリングにチャレンジし 初日22日がダメだったことで
あきらめたのですが 今日は三連休後の平日で 空きがあったかも?

f:id:HATTYAN0234:20201211135716j:plain「鹿ヶ谷」だと思いますが?「志ゝが谷」とは? あゝ!俊寛の無念は?

法然院を後にし いよいよ銀閣寺です

f:id:HATTYAN0234:20210101130908j:plain銀閣寺垣は椿が多い 冬には咲き誇るのでしょう でも短命ですね
椿は 首がポロッと落ちると 武士には不人気ではなかったのでは?

f:id:HATTYAN0234:20201211140118j:plain銀閣寺の参道に入りました ここは「悪の華 銀閣寺」です
足利義政は 祖父の足利義満に憧れて 金閣に負けぬものをと考えた
庶民に増税を課すが 時は応仁の乱直後であり集まるはずがなかった
そのため 自ら応仁の乱で大打撃を受けた数多くの寺院を見舞う形で
最も優れた石や植木を物色して 後日壮絶な掠奪を繰り広げたのです

義政は 実は作庭家と言っていいほどの知識・経験を持っていました
1484年からの5年間 夢窓国師作庭の等持院から大量の松を搬入
(運搬にあたり建物の廊下や壁が邪魔と破壊までしている)したのを
手始めに 奈良の長谷寺から無数の檜や 東寺からはハス 金閣寺
庭石 仙洞御所からも石や松 金閣寺二階の仏像をも本尊に掠奪した
明らかに 義満への憧憬から 次第に嫉妬へと変化していったのです

ここに義政が詠んだ歌があります
「くやしくぞ 過ぎし浮世を今日ぞ思ふ 心くまなき月をながめて」

それほどの掠奪でも 生前には完成せず 死後に持ち主が取り返しに
来て あっという間に悲惨な状態になってしまったとのことでした
東山殿は義政の没後に 臨済宗の寺院となり 義政の法号「慈照院」
に因んで慈照寺と名付けられた

現在見る向月台も銀沙灘も江戸時代初期 江戸幕府が義政の意向を
汲み造営されたとのことです

f:id:HATTYAN0234:20201211154753j:plain何だか哀れな将軍でした

f:id:HATTYAN0234:20201211155135j:plain現在 東山慈照寺は 金閣寺とともに相国寺足利義満建立)の塔頭
寺院の一つで 観音殿銀閣も東求堂も 国宝で世界遺産になりました
外国人には大人気 でも暗い過去をどのガイドブックも紹介しません
まあいいか!だって今はとっても魅力的な寺院だから・・・・・・・

f:id:HATTYAN0234:20201211160110j:plain義政に本当に財力があったら 銀箔が張られていたかも?

f:id:HATTYAN0234:20201211160550j:plain義政は苔寺を作庭した天才夢窓疎石にも憧れていた

f:id:HATTYAN0234:20201211160830j:plain境内の背景の山に登ると 京都の街並みも見えます

お茶の井も この展望所もかなり急坂で 本来妻は 引き返して待機
していれば良かったのに 私から連絡がなく一人で痛む足を引きずり
坂を上りまた下り 石段がこたえた様子でした

f:id:HATTYAN0234:20201211161513j:plain頑張ったご褒美にと お茶所で抹茶と和菓子です 少しはご機嫌回復?
最後に銀閣寺に月ということで「水月在手」という詩から引用します
意味は 両手を丸めてピッタリ合わせて 水を掬う そこに月が映れば
月は我が手の内にある 後半に「弄花香満衣」が続きます 意味は花を
弄すれば 香りは衣に満つ 何も行動を起こさなければ 月を手の内に
収めることも 花の香りを衣に移すこともできぬという禅宗の教えです

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f:id:HATTYAN0234:20210514181543j:plain日本で初の四畳半に入れたのもタモリならでは・・・・・
再放送があったら是非見たい回です

f:id:HATTYAN0234:20201211161758j:plain予定では13時にと予約しておいた店 一乗寺下り松町の近くにある
「グリルにんじん」に11:30到着しました

お腹が空いていて真剣になったか この場所はグーグルマップでも見事に
探し出せた こんなことは ほとんど初めての快挙でした

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予約より随分早くダメかなと思いましたが ここ佐藤健に似た若い主人が
仕切っていて 「少し待って」ということで 12時頃に着席し食事
店は大繁盛で 待つ人が溢れんばかり 安くてうまいと評判の店なのです
ぐるなびで申込んだ店 帰京後にちゃんと千ポイントゲットです

ここまで来ると あとはグーグルマップナビ通りに金福寺・詩仙堂そして
圓光寺とものすごく順調に回れました

f:id:HATTYAN0234:20201211163131j:plain金福寺 何も期待せず入る 

松尾芭蕉が訪れて 和尚と意気投合し 和尚は無名だった庵を芭蕉庵と
名付けた その後85年経過 荒廃していた庵を与謝蕪村が敬愛してい
芭蕉のため再興した 与謝蕪村のお墓も裏手にあり 京都の町を眺望
している 与謝蕪村水墨画(ただし複製)もかかる
舟橋聖一花の生涯」のヒロインで幕末の女スパイ 村山たか女の後世
尼僧となっての余生の地でもある

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f:id:HATTYAN0234:20201211164626j:plainこじんまりとした穴場のお寺でした

f:id:HATTYAN0234:20201211164746j:plain遂に詩仙堂です 修学旅行で唯一気に入った庭園です

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f:id:HATTYAN0234:20201211164939j:plain人がいなければ良かったのですが 超人気の庭園で それは不可能です
詩仙の間には林羅山と選んだ中国の三十六詩仙の絵が 絵は狩野探幽
詩は石川丈山隷書体で 天井の素材は「アンパライ」というインド・
マレーシアの植物を利用している

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f:id:HATTYAN0234:20210201080042j:plain紅葉のピークには上の三枚の光景が・・・・・・・

石川丈山は はたして後水尾院を見張る幕府側のスパイだったのか?
幕府は 隠居したとはいえ何かと反発する後水尾院が怖かったのでしょう
確かにここは修学院離宮に近い 林羅山とも親交があって 武士を辞めて
僧侶になった割に枯れていない人物である 

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鹿威し(ししおどし)を発明したのです この音が懐かしいのです

f:id:HATTYAN0234:20201211165942j:plain最後に女子トイレ事件 戸をあけたらキャー 先客が入っていたと

f:id:HATTYAN0234:20201211170151j:plain近くにある八大神社 宮本武蔵下がり松決闘で有名
決闘当時(1604年)の下がり松の古木があります 現在は四代目と
実はこの神社から塀越しに見る 詩仙堂のもみじがゾクゾクするほどに
美しいのだそうです 幕の袖から舞台を見る裏方感がいいとのことです
こんなミニ情報がトリップアドバイザーにほしいのですが 見ていても
何の参考にもならない記事が並びます 検索し甲斐のある記事がほしい

詩仙堂入口付近でゆずを売っていました 小ぶりですが1袋で150円
これも 少し圓光寺の方に進むと 何と1袋100円になるという情報
もあっていいのでは?

f:id:HATTYAN0234:20201211170626j:plainすぐ近くの圓光寺に 本当は16~17時で予約しておいたのですが
ダメもとで行ったら この時間は予約なしでもOKでした

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「奔龍庭」渦を巻き 様々な流れを見せる白砂を雲海に見立て 天空を
自在に奔る龍を石組みで表した平成の枯山水 言われないと分かりません

f:id:HATTYAN0234:20210101001811j:plain室内から見た庭 かつては尼寺でした
楓葉経霜紅(ふうようは しもをへて くれないなり)

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f:id:HATTYAN0234:20201211171642j:plain自分とは何か? 禅の悟りに至る道「十牛の庭」として有名です
十牛の過程は 尋牛(牛を尋ね探す)~見跡(足跡を見つける)~見牛
(見つける)~得牛(捕まえる)~牧牛(飼いならす)~騎牛帰家(牛に
乗って家に帰る)~忘牛存人(あるがままに生きる)~人件俱忘(空白に
なる)~返本還源(本源に還る)~最後人の世に生きる・・・・・・・
牛は本当の自分の象徴 俗世間の生活の中で 自分を見失い 本当の自分
を探しに旅に出る若者の物語です 

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水琴窟 優雅な音です 妻が動画に収めました 果たして・・・・・
縁が広い盃型の手水鉢を用いたものは少なく「圓光寺型」として有名です

f:id:HATTYAN0234:20201211172018j:plainお庭を歩いていて発見した 地上の「敷紅葉」にふさわしい笑顔ですね

f:id:HATTYAN0234:20201211172121j:plainここの庭園 本当は夜のライトアップ(今年中止)が一番人気なのです
今年は早朝7時からの回はあっという間に予約が不可になりました
観光客が進んでお庭の掃除をしたのち 座禅をし講和を聞けるとかです
現大坪住職はセブンイレブンの役員であった人とのことです

妻の疲れた顔を見て 中谷に行くことにしました

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店のすぐ横 一乗寺下がり松の碑です ここの松が四代目ということです

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中谷という超人気店<絹ごし緑茶てぃらみす>

従来は単なる和菓子屋だったのに 嫁いできた嫁さんが 豆腐と緑茶
を組み合わせた洋菓子を発売し 超人気店になったようで 本日も超
満員 しまった こんなに混んでいるのならすぐ出れば良かったあと
ずっとヒヤヒヤでした だって隣のおっさんが大きな声で女性に話し
かけて 女性もそれに合わせて変な話を しかもマスクつけずにです
まるで三密 帰京してからも 14日間経過するまで いつコロナが
出るか心配し通しでしたが 今日は12月11日16日目です もう
大丈夫でしょうか?

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さあ ここから一挙に京都駅まで帰ります

本来の予定時間より2時間以上早く 夕食までホテル休憩に切替ました
北8のバスで北大路バスターミナルへ行き 地下鉄1本で京都駅行の
コースと 5番のバス1本で京都駅まで どちらがいいか?を思案中

バス停で待っていると近所のおっちゃんが 大きな声で北8がいいよと
言います 5番は直通だけど渋滞だらけで 京都駅まで今だと1時間も
かかる その言葉に従いスムースに何とかホテルに到着 休憩タイムに

18:30になり 四条烏丸「酒菜食房いち」(予約は19:30)へ
四条烏丸駅からグーグルマップナビを これが変てこりんな方向を示し
私の覚えている方向と真逆 ブツブツ言い合いながら近くの警察署まで
駆け込み 新町通は?と問うと 信号2つ先と 何とかナビが動き出し
予約時間にギリギリセーフ ここで疑問です 京都という街には東京の
ように電柱に住所表示とか 各戸に住居表示とか一切無いのは何故?
迷子になったら とてもとても不安が急拡大する街だと分かりました

我々は一見さんなのに カウンターで料理長の俎板の真ん前の席でした
ビックリでした 昨晩が店の隅っこだったのに比べても真反対です

f:id:HATTYAN0234:20201211183104j:plain「いち」という店名の意味が分かりました 料理長の名前が一平さんです

料理長は たん熊で10年修行したそうです
「有名店には 簡単に入れるのですか?」と聞くと「門戸は広い 年間で
20名は入り 1年後には2~3人になります」「当時は厳しかったけど
今はもうダメです 厳しく指導とかできない世の中になりました・・・」

f:id:HATTYAN0234:20201211183010j:plain先ずは先付

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お刺身盛り合わせ

f:id:HATTYAN0234:20201211183909j:plainすっぽんです さすが「たん熊」出身の料理長です
見た目よりも身体の滋養になる料理をと生まれたのが名物スッポン鍋です
コース料理をオーダーすると 鍋または椀物で 必ず登場するそうです
すっぽん 本当は好みではありませんが 残さずいただきました

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鱧の天ぷらが出てきました 今年最後の鱧で 8月のより数段に美味
そうです 「走り」「旬」そして本日は ラストの「名残り」ですね

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何だか忘れましたが 出されるもの全ておいしくいただきました

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「京都人は どこへ紅葉を見に行かれますか?」と質問し「南禅寺」と
そうですね 「無料ですから」 京都人は無駄なお金の使い方はしないの
です 東京人ぐらいでしょう 見栄をはってお金をばらまき後悔するのは

とても感じのいい料理長さんでした 私がトイレにいっている間に 妻が
いろいろと聞いていたようです なんと出身は大阪で辻調理師専門学校
いたとか・・・・・(妻も行っていたのに料理は苦手なのは?)

f:id:HATTYAN0234:20210621081511j:plain店外まで見送りに来ていただけたので 写真を撮らせていただきました
大変ご馳走様でした 勿論 美食第四号です

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    料理長 鈴木一平さんのプロフィール

 1976年 大阪府豊中市生まれ(俳優 佐田啓二似の美男子です)     
 中・高と仙台で育ち一番多感な時期に父に料亭に連れて行ってもらい
 割烹の料理人に憧れ 料理人の道へ
 高卒後 大阪の辻調理師専門学校
 たん熊で10年修行 他料理店も経験し
 2008年 当地にオープン
 本格和食を寛いで食せるお店と地元で人気
 今年は3~4月が一番きつく そのときでも常連さんに助けて
 いただけたとのことでした
 阪急京都線 烏丸駅24番出口から徒歩3分・・・だそうです

ホテルに戻って 妻「本日の万歩計 2万8千歩だって!」