2020年前半 海外旅行へ出発できずに残念です

今年は新型コロナウイルスのため 海外旅行を実現できそうにありません
今年前半に予定していた海外旅行が 順次取り消されていく過程を記憶に
留めておくため以下 時系列で記してみました

<1月24日>昨年10月出発分に続き 今年3月16日発「アメリ
東海岸10日」に個人旅行分2日を追加し申し込んでいたEU社のツアー
が 催行決定する直前にキャンセル者が出て 催行に要する人数未満と
なり 穴埋めもできず取消になった

<1月26日>急遽 本来4年後に計画していたベネルックス三国を繰り
上げ検討 JTB旅物語「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク10日」
をWEBで申し込む これは催行決定済のツアーで 最後の2名枠に収
まって一安心

だけど このWEBツアーは延泊ができないので何か物足りない・・・・
とそこで思いついたのが 2年前に発表され昨年からスタートしたJTB
ランドクルーズ パンフレットを入手し「オランダ・ベルギーハイライト
とパリ8日間」を検証 そうだ!ワシントンの桜がダメならパリの桜見物
をということにして 

f:id:HATTYAN0234:20200402192605j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200402192629j:plain

<1月31日>JTB池袋支店に出向き ランドクルーズを申し込む 聞く
と我々が一番乗りで このツアーは1名様より出発保証 4月1日出発分
本日催行決定です
このツアーは現地集合・現地解散なので 往復の航空券は個人で手配とな
ります オランダからスタートし ベルギー経由パリでエンド(3泊分
追加)なので 往路はKLM 復路はエールフランス利用で計画しました

f:id:HATTYAN0234:20200402193432j:plain昨年は パリとロンドンの選択が可能でした

f:id:HATTYAN0234:20200402193457j:plain後日変更できるように少し高めにはなりますがとアドバイスがありました
が もう行く気満々で 変更が利かないチケットで結構ですとオーダーし
ました(実は 航空料金を聞き 一度帰宅してパソコンで調べますが 
JTBの提示する金額レベルでは見つけられず 結局 JTBに余分の取
扱手数料を払い予約完了)
「このチケットは並び席にならない可能性があります 並び席にするには
別途料金が必要ですが それは個人で航空会社と交渉してください」と言
われました
注:並び席にするためには3千円必要で JTBに依頼すると更に手数料
  がかかる

f:id:HATTYAN0234:20200402193540j:plain我々は「アメックス スカイマイル ゴールドメダリオン」なのでスカイ
チームのメンバーとして早速TELし 「無料で並び席」をゲットできま
した

JTBで勧められた外務省の「たびレジ」に登録 訪問国に何かあると都
度情報が入ってくるらしいのです まさか後日オランダ ベルギーそして
フランスの在日各大使館と外務省から 連日の様に メールが来る事態に
なるとは思ってもいませんでした

そうなんです 中国武漢で発生した新型コロナウイルスが全世界に蔓延す
るのです
参考までに ランドクルーズを申し込んだ1月31日時点の感染者数
(死者数)は 日本14(0)オランダ ベルギー0 フランス6(0)
米国7(0)でした

<2月1日~11日>ランドクルーズでは 離団届(JTB仕様)を出し
ておけば ツアーを離れ個人行動が可能なので 個人用の現地オプション
ツアーを 次々に申し込みました アムステルダムでは アンネフランク
ハウス ゴッホ美術館 そして運河ディナークルーズ パリでは5日間完
全フリーなので バストロノームとロワール川古城巡り そしてもちろん
パリミュージアムパスも手配しました

パリ市内を走るバスの路線図が 昨年大幅に変更となり インターネット
で検索 そして グーグルで観光目的地の出発・到着地のバス停位置まで
調べ上げました
いやー この作業が楽しみで海外旅行をしていると言っても過言ではあり
ません 頭の中では すでにこの時点から バスでパリ市内を走り回って
いるのです

f:id:HATTYAN0234:20200412142802j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200412142837j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200412142940j:plain

ゴッホ美術館のEチケットには「払い戻しはしません」の注意書きがあり
ます
(後日オランダ政府からの通達で美術館クローズとなりますが この注意
書きを盾にキャンセルの戻しが出ません オランダ大使館あて これは
「やらずぼったくり」ではと質問を送信した効果なのか 後日全額返金し
ますとのメールが届きました)
誰が考えてもおかしいです 個人の都合で行けなかったら止むを得ずです
が 今回美術館がクローズしていて 入場料が返せませんとは・・・・・

アムステルダムでのディナー付き運河クルーズは 夜8:00スタート
日没は夜8:20頃 クルーズ船から跳ね橋他サンセットの光景を見物
できます

f:id:HATTYAN0234:20200402193906j:plain次は パリでのディナー付きナイトバス観光「バストロノーム」
下の写真2枚は 2017年4月30日の日本経済新聞
The STYLEから

f:id:HATTYAN0234:20200408221029j:plain全面ガラス張りでぐるりと景色が見渡せ 開放感は抜群 各席には地図に
タッチすると観光名所の解説を聞くことができるオーディオ・ペンが設置
されている 

f:id:HATTYAN0234:20200408171337j:plain脚本家の三谷幸喜氏はかつてドラマで「人生で大事なことは 何を食べる
かではなく どこで食べるかである」と書いた 誰とどんな場所で食べる
かで 食事の味や満足度はぐんと変わる・・・・・・地上約2mから見下
ろす景色や パリの新たな発見・・・・・・・・それらがスパイスとなり
料理の味わいは一段と増す?

ロワール川古城巡り シュノンソー城とシャンボール城を一日観光します
ルーブル美術館は 今やミュージアムパスを持っていても時間の事前予約
が必要(ミュージアムパスは有効期限無しなので来年でも使用できます)

f:id:HATTYAN0234:20200402193938j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200402195012j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200402194017j:plain

<2月15日>2月13日登録完了したばかりの「たびレジ」に入った
第一報はフランス大使館からで フランス初の新型コロナ感染者死亡の
ニュースでした 
因みに日本での感染者死亡初発生は2月26日 オランダは3月6日 
ベルギーは3月12日 米国は2月29日でした 

それとランドクルーズをキャンセルする際の「取消料ゼロの期限」は2月
29日で 2月末の感染者(死亡者)数はというと 日本195(4)
でしたが オランダ2(0)ベルギー1(0)フランス100(2)米国
24(1)でした 
まだまだ欧州は大丈夫と考え キャンセルは頭になく いよいよ魔の3月
に突入です

<3月1日>パリのルーブル美術館で「コロナウィルス感染を恐れる職員
たちが勤務拒否」をおこす ビックリしましたが4日に再開を聞き ホッ
としました

<3月7日>米国ワシントンDCで初の感染者死亡
<3月9日>KLM航空からメール「すべてのフライト変更手数料無し」
つまり 我々の安い航空チケットもパーにならずに済むというものでした

f:id:HATTYAN0234:20200405104610j:plain<3月11日>WHOパンデミック宣言
この時点での感染者数(死亡者数)は日本472(7)オランダ382
(4)ベルギー267(0)フランス1784(33)米国932
(31)でした 
世界全体では3月7日に10万人超 3月15日に15万人超となる
中間点で 3月に入りヨーロッパ・米国が大変な局面に突入しました 
(注:振り返ると1月30日に WHOが「COVID-19が国際的に
懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言 ただし歯切れは悪かった気が
する)

<3月12日>トランプ大統領シェンゲン協定圏内の欧州26カ国から
渡航禁止 同日付で オランダ大使館からのメール「コロナ感染拡大で
美術館・博物館の3月中クローズ」が発表された 問題は4月以降なので
すが もうダメでしょうか?
<3月13日>トランプ大統領が「国家非常事態宣言」
日本をもレベル3にし 入国者は入国後2週間自主検疫が推奨されるとし
ました

同日 フランス政府が感染拡大を受け「100人以上集まる行事の禁止」
を決定 これによりエッフェル塔ルーブル・オルセー他ほぼ全美術・
博物館が強制休館に

同日 妹あて 行こうかいくまいか迷っているとメールしたら 「無謀」
と返信が来ました こちらは 有名美術館・博物館抜きでの観光ルートを
作成 一人で紙上散策をしている最中でしたが やはりダメかと観念 
ただし妻は行ける手段がある間は行きたいと なかなか踏ん切りがつかな
い様子でした
 
<3月14日16日>JTBホームページにある問い合わせ欄に意見を送
信する 「JTBとして この事態になってもランドクルーズを催行する
のですか?」

だって JTB旅物語では 私と同じ4月1日出発のオランダ・ベルギー
行きが予約日程画面から消えているので 早速聞いてみると 代替観光地
もなく取り止めにしましたと こういうのを(差別用語ですが)
「片手落ち」というのです(私としては 早くツアー中止になりキャン
セル料無しになってほしかった)

<3月15日>オランダが全ての飲食店を4月6日まで閉鎖
<3月16日>外務省がオランダ ベルギー フランスをレベル2にした
不要不急な訪問は差し控えるようにとの勧告となりました
同時に JTB池袋支店より ツアーキャンセル料ゼロになりましたと
連絡あり 日本の旅行会社は 外務省通達でのレベル2が出るとツアー
取消とするのです

本来なら3月17日まで当方からのキャンセルは3万円必要だったのです
JTBの窓口で 3月28日までは35千円で済みますからチャレンジす
る価値がありますと 担当の心の中で「欧州のレベル2が近い」と踏んで
いたのでしょう?

この時点で もし米国行きが催行になっていたら 出かけていたかも知れ
ません だって 出発日16日の早朝では 対米国レベル2は出ていなか
ったのですから 
本当に 最後にキャンセルされた方に感謝です アメリ東海岸に行った
はいいが ホテルで缶詰のまま帰国となっていたか 新型コロナに感染し
ての帰国であったか いや~怖い 怖い

先週ですがJTB窓口の方に聞きました「今どこなら旅行できますか?」
回答はハワイ グァム これも最後は不可能になったということで全世界
ダメとなりましたが・・・・・
参考:ハワイについて 初感染は3月16日で 感染死亡者ゼロの状態の
まま 3月25日「ハワイ州全土で外出禁止令」ロックダウンです 
すごい英断です 翌日からハワイ州に到着する全員に2週間の自己隔離
義務が課されました

<3月17日>妻の母親がお世話になっているサ高住からメールが到着
「海外旅行に行かれるなら 帰国後2週間面会謝絶と」 妻は月の半分大
阪に行き母親の介護をしているので それができなくなると大変と ここ
でようやくツアーをあきらめたようでした

<3月17日>ベルギー30日間シェンゲン協定加盟国外からの入国制限
<3月18日>フランス30日間EU シェンゲン協定加盟国 英国以外
の出身者(フランス居住者は除く)は入国禁止
<3月19日>オランダ EU市民(含む英国)を除き入国禁止

<3月18日>この間 パリでの延泊3泊に予約していたマリオット・
シャンゼリゼから一方的にキャンセルしましたとの連絡あり 後日マリオ
ットバケーションクラブからお詫びのメールが届きました
結果は同じでしたが こちらがホテルをキャンセルしてからの手続きが当
然ですね

<3月23日>外務省から オランダ ベルギー フランスをレベル3と
しましたと メールあり 「渡航中止勧告」です
<3月24日>オランダのKLMフライトが週7便から2便へ減便となり
ました JTBからは 帰国便のエールフランス便が欠航となったとの連
絡あり 欠航となったら現金で戻るかと思いきや 同金額のバウチャーを
発行するので それを入手後ご自分で1年以内に出発日 帰国日を再度設
定してくださいとのことでした
来年再度 ランドクルーズにチャレンジします

<3月26日>外務省が 全世界をレベル2に
レベル2でJTBツアーは全て取り止めになります 5月10日までの全
ツアーが取消になったわけで 航空業界も旅行会社もホテルも大変です

果たして1年で終息するでしょうか? COVID-19
私にとっては 今年1年海外旅行ができないとなると それこそ「行きそ
びれる国」
が出てしまい 「わが人生に悔いあり」となってしまいかねま
せん シニアにとり
失われる1年は 何物にも代えがたい「機会損失の
1年」なのです

先ずは 感染しないよう 私にとって大の苦手の 手洗い・うがい・
マスク・手袋
これは守ります 夫婦で乗り切っていきます

 

世界の感染者数は 3月の後半に急拡大するのです
3月19日 20万人超 3月23日 30万人超 3月25日 
40万人超 3月27日 50万人超・・・・・・・・・・・・
集計しているジョンズ・ホプキンス大学は 全米1 いや全世界で最高峰
医大 1876年設立 ボルチモアに本部がある 10年以上USナン
バー1ホスピタルを付属病院として持ち 36名以上のノーベル賞受賞者
を輩出している超難関校です

f:id:HATTYAN0234:20200402193655j:plain3月21日現在
次いで3月29日現在

f:id:HATTYAN0234:20200402193719j:plain

f:id:HATTYAN0234:20200402193631j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200402193605j:plain

参考までに 日本の3月24日時点と4月1日時点を合わせて掲載して
おきます

通常のツアーであれば 電話1本で終了ですが このランドクルーズは
半分個人で いざ取り消すとなると それはそれは大変でした でもいい
経験となりました

<4月2日>毎月自宅に送られる旅行会社Wからの月刊誌が届きました
表紙には「いつまで続くか、コロナウィルス」と太文字であり 中の特集
記事も「ニッポンを旅しよう」がメインになっている 国内旅行に重点傾
斜しているのがはっきり見え 苦心のあとが充分うかがえました
こんな時です われわれも国内旅行のツアーに申し込ませていただきまし
た 「旅は、かけがえのない人生の友」その通りです 頑張れW! 
頑張れ日本!

東京オリンピックも来年に延期され今年は海外旅行はムリかもしれません
ただ 嬉しかったのはJTB池袋パルコ店の担当の女性Nさんの心配りで
す 私が注文したツアー 金額も小さく 航空券も一番安いのを選択 
店として利益はビビたるもの それなのに最後まで私の要望をできるだけ
叶えようと JTB本社 航空会社 現地ホテル 現地ガイドの会社に
あたっていただき ほぼ満足のいくものにしていただいた キャンセル後
も事後処理で超多忙の航空会社に 今後1年間有効の運賃と同額のバウ
チャー発行まで手続きしていただきました(どうやら航空会社あてのキャ
ンセルが3月25日で バウチャー発行のメール承認が4月10日 
2週間余かかっています)

私が選択した「JTBランドクルーズ」は 出来立てで完成途上ですが
お仕着せのツアーと違い 前後の日程は完全に個人旅行なのです 今回の
コースからロンドンへ行き ロンドンからの帰国便という選択も可能です
欧州18都市を結び 全91コースあります 旅好きにはたまらない誘惑
が待っています 若い学生さんにはうってつけ いや元気いっぱいのシニ
アにもお勧めです・・・・・としたかったのですが 先ずは来年再度挑戦
できてから 周りの旅行好きにアピールしたいと考えています




 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年 登別温泉とウィンザーホテル洞爺3日間③

3日目 洞爺湖から余市 小樽 札幌場外市場経由千歳~羽田へ

f:id:HATTYAN0234:20200124161444j:plainニッカウヰスキー余市蒸留所マップ

ご存知マッサンの舞台です 1934年(昭和9年)ニッカウヰスキー
(当時 大日本果汁㈱)の創業者竹鶴政孝が ウイスキーのふるさとの
スコットランドによく似た風土の余市に 理想のウイスキー工場を夢見て
建設した
明治・大正時代の鰊漁の網元は 豊かな財力で多くの石工たちに 石垣や
石造倉庫を築かせたが 昭和初期の不漁続きで これらを手放した それ
らを活用して出来た工場内の各建物を回った

f:id:HATTYAN0234:20200124161332j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124161358j:plain

正面玄関はTVでもおなじみ

f:id:HATTYAN0234:20200205143257j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200205143317j:plain

昨年8月 英国周遊するなか スコットランドグラスゴーで 竹鶴さん
の卒業されたグラスゴー大学に行きました これも何かの縁ですね

余市はどんな町ですか?」の質問には「果樹の街」「ニッカの町」とい
う答が多く 昭和の人間なら知っている「スキージャンプの町」は遠い昔
の出来事? 出て来ません
1972年札幌オリンピック スキージャンプ70m金メダルの笠谷幸生
1998年長野オリンピック スキージャンプ団体と個人で金メダル 
       ラージヒルでも個人銀メダルの船木和喜 二人は余市の英雄

竹鶴政孝余市町体育連盟初代会長で 名ジャンパーを輩出した余市
「笠谷・竹鶴シャンツェ」で練習したのが船木選手 竹鶴氏の地元への
愛情・貢献が生きています

もう一つ忘れていけないのが 1992年日本人初の宇宙飛行士 毛利 
衛氏を生んだ町でもあります 市内には「余市宇宙記念館スペース童夢
が建てられました

f:id:HATTYAN0234:20200124161628j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124161653j:plain

蒸留棟には 竹鶴氏当時の単式蒸留器(ポットスチル)も残っていました
ここでは 石炭直火蒸留により重厚でコクのあるモルト原酒を造っている

f:id:HATTYAN0234:20200124161723j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124161752j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124161850j:plain

リタハウスと旧竹鶴邸(移築されてきました) 

f:id:HATTYAN0234:20200124161919j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124162007j:plain

一号貯蔵庫 内部にも入れます 樽は全くの自然状態で貯蔵されていた
蒸留液をアルコール分63%程度に調整し 樽に詰めて長時間熟成させる
樽材の成分や熟成の間の気温・湿度などにより さまざまな個性を持つ 
味わい深く薫り高い琥珀色の液体へと変化していきます

f:id:HATTYAN0234:20200124162035j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124162122j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124162200j:plain

ウィスキー博物館 奥には有料の試飲バーがありました 高そうで退散

f:id:HATTYAN0234:20200124162307j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124162335j:plain

ニッカ会館で試飲3種類 ロックもハイボールもグッドでした

f:id:HATTYAN0234:20200124162407j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124162439j:plain

会場を出たところにオススメの飲み方が出ていました 遅い!

北海道の歴史散歩「余市とリンゴ」
日本で最初にリンゴを栽培したのが北海道の余市であった
明治時代初期 旧薩摩藩士を中心にした開拓使は 新天地に産業を興す
ため 米国ミシガン州から西洋リンゴ 梨 ブドウなどの果樹の苗木を
輸入し 道内各地に無償配布した 余市へは1875年 一戸当たり10
本のリンゴの苗木を配布したが受け取った多くの人々は無関心であった 

何故か?そもそも余市は 旧会津藩士が入植して作り上げた町 戊辰戦争
に敗れ逆族の扱いを受けた旧会津藩士は1869年に200戸余りが北海
道に送られたのです
複雑な思いでいたが 生きていくためやむを得ず苗木を植えたのです
そして3年目の春に花が咲き 翌年実がなった 「珍果」の誕生であった
小樽へ出荷 札幌へ そして大阪へと広がる ロシアにも輸出され外貨
獲得にも貢献 これは旧会津藩士の意地と誇りの成せることであった

このリンゴこそ創立当初のニッカを支えたリンゴジュースの原料であった

2015年英国のウィスキー品評会「ワールド・ウィスキー・アワード」
で「竹鶴17年ピュアモルト」が 2年連続でグランプリに当たる「世界
最高賞」を獲得し NHKニュースで 「マッサンウィスキー世界一」と
紹介されていました

f:id:HATTYAN0234:20200124162745j:plain 小樽に着きました 小樽とは「砂浜の中の川」というアイヌ語です
その運河の前で記念写真 35名誰の名前も覚えられませんでした 
こんなこと初めてです(私の横にガイドさんが来てくれて良かった!)

f:id:HATTYAN0234:20200124162818j:plain何と言ってもロマンチックなのは夜の小樽運河 インターネットからです
小樽といえば 岩井俊二監督の映画「ラブレター」の舞台です 中山美穂
が二役で藤井 樹という主人公を巡っての青春ドラマ 大好きな映画です

f:id:HATTYAN0234:20200124162926j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124163020j:plain

昼食はついておらず 希望者のみお勧めのすし店に案内してもらえました

f:id:HATTYAN0234:20200124162558j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124162624j:plain

小樽の地図が配布され自由時間は2時間ということで解散です

f:id:HATTYAN0234:20200124163101j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124163308j:plain

妻の希望で「ルタオ」で休息
小樽のルタオって 「オタルのルタオ」回文ですね
店名の命名者 意識して付けた?

f:id:HATTYAN0234:20200124163410j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124163454j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124163520j:plain

ルタオの店内とオーダーのケーキ
タルト・オ・フレーズ モン・ブラン かぼちゃガトーショコラのケーキ
3点盛りコーヒーと紅茶で2,640円でした 
娘に写メを送信している妻です お客様の列は途絶えません 
人気の店なのですね 六花亭はシニア ここは若者向けですね 

f:id:HATTYAN0234:20200205143152j:plain店内では「小樽煉瓦通りショコラ」のレーズンバターミルクの試食 本店
の店頭では代表商品である「ロイヤルモンターニュ」が通りを歩く観光客
に配られていました
ピラミッドの形をしたチョコで 口に入れるとチョコとダージリンの香り
が広がります お土産の取り扱いでは日本一の新千歳空港で レーズンの
方を購入しました

f:id:HATTYAN0234:20200124163551j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124163653j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124163717j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124163746j:plain

4階の展望台にあがって 幸せのベルを鳴らします
港まで見渡せる 雪の小樽です このとき 雪道ですってんころりんと
なる妻の姿が想像できたでしょうか?
帰路 私と手を繋いで歩いていて 突如転び 私の体重まで乗っかり
さあ大変!

f:id:HATTYAN0234:20200124163810j:plainバスの中でバンドエイドと湿布を張り 痛み止めの薬を飲んで何とか
セーフか? 明日以降痛みが出なければいいのですが・・・・・・・・

最後に札幌郊外の場外市場「北のグルメ」でズワイガニ購入の際 元気に
値切っていたところを見ると大丈夫そうでした

f:id:HATTYAN0234:20200124163850j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124163910j:plain

札幌観光バスからもらった地図に出ていた北海道の珍地名いくつ分かる?

札幌観光バスは 旅行新聞新社主催「第29回 プロが選ぶ優良バス30
選」で見事第3位獲得(1位は名阪近鉄バス 2位は名鉄観光バス)バス
の三ツ星更新中です

最後にバスガイドさんのご挨拶 ビックリでした  
道中とても丁寧にガイドされ 可愛いなあと思っていたのですが これが
とんでもない展開に発展したのです まさに「ギャップ萌え」です

「バスは千歳に向かっていますが この道をまっすぐ70キロ南へ下ると
登別です また始めから旅行できますが いかがですか? ただし 運転
手さんは明日は休日 私は別のツアーになりますが 別のバスでよければ
どうぞ バスは札幌まで行きます 会社の寄宿舎ならお泊めできますよ」

これだけでも ユーモアたっぷりだったのですが 最後バスを降りた瞬間
「本当に本当に札幌まで行きたい人いませんか」と大絶叫 真面目に言え
ば言うほど皆の笑いが大きくなり とても楽しい余韻が漂いました 
石原未来(みき)さんでした

参考:札幌観光バスの研修・先輩からの言葉に
   「ガイドは女優 ステージはバス車内」とありましたが
   石原さんはバスを降りても 女優を演じ続けていました
   車窓から見学するスポットもいくつかありますが ガイドから説明
   するだけでなく ドライバーさんが速度を落としてくれるなど息を
   合わせて協力している
   お客様にご紹介する内容を しっかりと教本(秘伝のガイド本)で
   予習します あとは笑顔を忘れず 現場で出し切るのみ!
   教習カリキュラムは約5年で北海道全域を案内できる様になります

   終わりです(帰京してすぐ中国の新型コロナウィルス騒動で大騒ぎ
   一週間後ならこの旅行は行けなかった・・・・・・) 

 

2020年 登別温泉とウィンザーホテル洞爺3日間②

2日目 登別から室蘭 昭和新山経由洞爺湖

f:id:HATTYAN0234:20200124153551j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153524j:plain

地球岬室蘭市絵鞆(えとも)半島にある名勝
地球岬の語源は「ポロ・チケップ(親である断崖)」チケップがチキュウ
に転化した
1980年代朝日新聞「北海道の自然100選」読売新聞「新日本観光
100選」で各々第一位を受賞している
5~6月頃 眼下に雲海が広がる光景は素晴らしい(らしい)
冬でも晴れれば 地球の丸さを体験できる360度パノラマ 本日は無理

f:id:HATTYAN0234:20200124153338j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153403j:plain

この様な枠があると必ず被写体となる妻 添乗員さんが写してくれました

f:id:HATTYAN0234:20200124153434j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153458j:plain

展望台頂上にある「幸福の鐘」何をお願いしたのでしょう?

f:id:HATTYAN0234:20200124153617j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153644j:plain

これもお約束 地球儀に入って叫んでいます
お土産の店が3軒並んでいて名物は「毒まんじゅう」6個入りまんじゅう
の中に1個だけ唐辛子入りがあるそう ロシアンルーレットの様なスリル
があるそうです
本日は雪で 個人営業のためか 気分が乗らずでシャッターが下りてます 

f:id:HATTYAN0234:20200124153713j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153808j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153740j:plain

バスガイドさんの案内で車窓から駅が見学できます
1枚目は「母恋駅」アイヌ語の「ポクセイオイ(ホッキ貝群生する所)」
母の日のプレゼントに入場券が人気 道南バスでここから地球岬に行ける

2・3枚目は室蘭駅 現在の駅の隣に昔の駅舎があるとのことでカメラを
回しますが写しそこね インターネットから転写(1枚目も同じです)

f:id:HATTYAN0234:20200229230522j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153853j:plain

 バスは 全長1380m東日本最大の吊り橋 室蘭・白鳥大橋を渡ります
当然車窓からは無理なので これもインターネット転写 左のループ道路
はスイスベルニナ鉄道のループ橋を想像させます 橋名は下の白鳥湾から
命名されました

室蘭を離れる前に「室蘭の戦争遺跡」について
室蘭は明治期から北海道を代表する工業都市であったため 太平洋戦争中
に空襲と道内唯一の艦砲射撃を受けた 市内には今でも軍事施設や防空壕
跡地が残る
また戦争末期 国内の労働力不足を補うため 中国や朝鮮半島から多数の
人達が日本に連行された 1944年室蘭には 約1800人の中国人が
連行され収容所に配置され 石炭や鉄鉱石 木材や木炭の運搬労働を強い
られ 終戦までに室蘭全体でも約600名が亡くなった

現在 登別を訪れる多くの中国人で 隣町の室蘭にこんな戦争遺跡が残っ
ていることを知り そして訪れる人が何人いるのでしょうか?

バスは伊達市を経由して昭和新山に向かいます
伊達市は 仙台藩伊達氏の入植地 アイヌ語ではない市名で目を引きます

f:id:HATTYAN0234:20200124153921j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124154115j:plain

皆さんは クマ牧場か有珠山ロープウェイに分かれて進みます
人間が檻に入って熊を見学というのもイヤだし 山の頂上は雪で何も見え
ない?と言われ 我々は昭和新山巡り 最後「洞爺湖有珠山ジオパーク
に入りました

f:id:HATTYAN0234:20200124153951j:plain1943~45年の有珠山の噴火により 畑が隆起し2年余りで成長した
奇跡の山 今でも水蒸気をあげています

f:id:HATTYAN0234:20200124154044j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124154203j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124154234j:plain

戦争末期 軍は世間の動揺を抑えるため有珠山噴火を秘密にしたが 地元
の郵便局長三松正夫氏が観察調査し続け 新山の成長過程を後日命名
「ミマツダイヤグラム」として作成 私には学術的価値は分かりませんが
貴重な資料とのことです
ガイドさん曰く 昨年でしたら左の像の腰まで雪があったとのことです
3枚目の写真 すぐ分かりますね 三松さんの測量ポーズを模倣する妻

三松氏は 世界的に貴重な火山の保護と 家や農場を失った住民の生活
支援のために 山となってしまった土地を買い取った そのため昭和新山
は三松家の私有地であり ニュージーランドのホワイト島等と同じく 
世界にも珍しい私有地にある火山となっている 1957年「特別天然記
念物」に指定された

f:id:HATTYAN0234:20200124154804j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200205143237j:plain

今から約11万年前 巨大噴火で洞爺湖が生まれ 約2万年前に有珠山
誕生した
有珠山は7~8千年前に山体崩壊を起こし しばらくの休止後1663年
活動再開し 2000年までに9回の噴火で新山の生成を繰り返し 世界
でも類を見ない「変動する大地」と言える

f:id:HATTYAN0234:20200124154309j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124154414j:plain

三松正夫さんと昭和新山

f:id:HATTYAN0234:20200124154454j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124154518j:plain

1910年の明治新山

f:id:HATTYAN0234:20200124154544j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124154608j:plain

1943~45年の昭和新山

f:id:HATTYAN0234:20200124154642j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124154710j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124154733j:plain

 1977年の有珠山噴火と2000年の有珠山噴火

f:id:HATTYAN0234:20200124154830j:plain最後に昭和新山にお別れ ポストが主役ですね

f:id:HATTYAN0234:20200129142522j:plainおまけの一枚 上の文字「生麦山圃」って何だろうと写していて思ってい
ました 「麦圃生山」と読むのだそうです 意味は麦畑から山が生まれる
そうか!合点

新山の誕生まで 定点観測でスケッチし続けた多くの絵をパラパラにした
ものが「パラパラミマツダイヤグラム」として 三松正夫記念館で一冊
300円ですと
(ユーチューブにあります 探してみてください 11秒間の動画です)

f:id:HATTYAN0234:20200205144449j:plainサイロ展望台で昼食休憩です そうそう洞爺湖って不凍湖ですって
展望台からホテル(地図の月浦地区)までバスで20分です
お土産店に「馬油」がありました 中国4千年の歴史ある動物性天然油は
昔から火傷 切り傷 皮膚症状に効いたと 現代ではトラブル肌のスキン
ケアにと女性に大人気とか

f:id:HATTYAN0234:20200124154900j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124155002j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124155023j:plain

石狩鍋です
ご飯がおいしい?と C国の家族が御櫃でおかわりを注文していました
ここは財田(たからだ)という地区(洞爺湖北岸)の財田米が有名です
超望遠でウィンザーホテルを捕らえました もうすぐです

 

さらにもう2枚

f:id:HATTYAN0234:20200124155301j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124155326j:plain

入口からお花が綺麗です ウェルカムドリンクはジュースです

f:id:HATTYAN0234:20200124155352j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124155423j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124155448j:plain

ホテルロビーからの展望(窓を通しての景色)
春節を迎え 対C国人歓迎のお飾りも堂々と飾られていました

f:id:HATTYAN0234:20200124155523j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124155648j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124155547j:plain

部屋からの眺め

f:id:HATTYAN0234:20200124155758j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124155832j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124155900j:plain

仏料理のコース名は「小波薫る北海道の海の幸と洞爺湖畔の畑の恵み」

f:id:HATTYAN0234:20200124155931j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124160317j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124160353j:plain

あとのメニュー参照

f:id:HATTYAN0234:20200204202102j:plain サインは読めませんが・・・

f:id:HATTYAN0234:20200124160423j:plain出口でホテル総料理長の飯島 豪さんと記念写真 何もお願いしないのに
メニューにサインしていただけました
同氏は1994年パリ三ツ星レストランでの修行を終え帰国 パークハイ
アット東京や マリオットホテルを経由し2012年1月 ここでトップ
シェフに就任しました

f:id:HATTYAN0234:20200124160451j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124160523j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124160548j:plain

夜のロビーが素晴らしい
どこからかピアノ演奏も聞こえます 

f:id:HATTYAN0234:20200124160642j:plain誰もいない玄関に出ました 威圧される美しさです

そうそう お風呂はイマイチ ここは温泉ではありません 麓からタンク
ローリーで毎日温泉用のお湯を運んでいますとホテルの従業員さんの言葉
風呂場が狭い 洗い場が少ないためか 昨晩は女湯で入場制限が出ていた
とのこと
室内に内風呂があるので そちらを使ってくださいと もう少しホテル側
のアピールが必要だと感じました(ヨーロッパ調のバスルームで アメニ
ティはブルガリです)

f:id:HATTYAN0234:20200124160717j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124160838j:plain

朝食は「和定食」をチョイス 朝7時から並ぶのは日本人だけ
伊達市の黒豆納豆のパッケージデザインから飯島さんが協力し 
地元食材のプロデューサー的な役割も担っているようです
C国人は朝が遅いと そのため8~9時がピークとなるらしい 
従業員にもそのように伝えていますと

f:id:HATTYAN0234:20200124160744j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124160808j:plain

メニューです「季節の青菜とリンゴの野菜ジュース」
財田米が主役 ななつぼし ゆめぴりか おぼろづき 当ホテル独自の
ブレンド米と羊蹄山吹き出し湧水の釜炊きご飯が 御櫃で出てきます
財田の町民20人が作る5種類のお米の総称が「財田米」といいますが
以前「米1グランプリ」の受賞経緯ありだそうです

f:id:HATTYAN0234:20200124160915j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124160946j:plain

朝のロビーです

f:id:HATTYAN0234:20200124161248j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124161116j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124161144j:plain

ロビーの奥に洞爺湖サミットの写真が飾られていました
2008年7月7日~9日 第34回主要国首脳会議9人のメンバーです
サルコジ ブッシュ メルケル ベルルスコーニ メドヴェージェフと
福田首相です
サミット開催に対し 警備費だけで30億円 全体で70~80億円 
これは北海道の負担分 ここまでしてサミットの効果はありましたか?

追加記事:NIKKEIプラス1 2020年2月29日
日経新聞土曜日朝に「何でもランキング」が掲載されますが 本日分は
111の活火山がある火山大国日本で 大地の躍動を体感しつつ 噴火や
地震のリスクも知っておきたい 「大地の公園」ジオパークにある 親子
で学べる火山を専門家が選んだ 学べる火山 地球の息吹体感ベストテン

第一位 有珠山昭和新山(北海道)むき出しの岩肌 たなびく噴煙
第二位 普賢岳平成新山長崎県)大災害の脅威・教訓伝える
第三位 桜島姶良カルデラ(鹿児島県)すぐそばにある都市が教材に
第四位 阿蘇山熊本県)火口ライブ中継は迫力満点
第五位 三原山(東京都)必見のバウムクーヘン状地層
第六位 浅間山(長野・群馬県)重なり合う溶岩流の上を歩く
第七位 箱根火山(神奈川・静岡県)ロープウエーから見下ろす絶景
第八位 伊豆東部火山群(静岡県)島の成り立ち 親子で学習
第九位 磐梯山福島県)三体崩壊の痕跡 各地に
第十位 薩摩硫黄島・鬼界カルデラ(鹿児島県)破局噴火の脅威を知る
                             以上




2020年 登別温泉とウィンザーホテル洞爺3日間①

1日目 羽田から新千歳 そして登別へ(2020・1・19)

f:id:HATTYAN0234:20200128121710j:plain(1日目はピンク 2日目は黄色 3日目は青で表示しました)

羽田発11:30 JALにて新千歳空港13:05到着 
到着後 現地添乗員さんと札幌観光バスのバスガイドさんが待ち受け出発
本日は 2人が12組 4人が2組 単独が3名計35名様 大人数です 

今回の旅行目的は 温泉です 昨年の十勝川温泉が 妻の膝に特別効いた
ことから 昨年11月九州温泉巡りに参加も効果が感じられず 北海道へ
再チャレンジです 良くなってもらい海外旅行計画再スタートしましょう 

f:id:HATTYAN0234:20200124151712j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124151741j:plain

先ずは 「ノーザンホースパーク」です
苫小牧にある社台グループの体験型公園・テーマパークです
G1での優勝馬もいるというので覗きに行きます 私は全くの競走馬音痴
で馬名を見ても分かりません 一頭だけ上の馬 ディープインパクトの子
供でしょうか名前から見て強そう 戦績はイマイチG1未勝利だそうです

北海道の地名は ほとんどがアイヌ語
苫小牧は「ト(沼の)マコマナイ(後ろにある川)」か「ト(沼の)マク
オマナイ(山奥に入る川)」のいずれかということらしい

苫小牧と川の関係で言うと 大昔石狩川は苫小牧まで流れて来ていたと
それこそ大変長い川で 明治時代まで日本一長い川だったのです 石狩川
とは「イシカリベツ(曲がりくねっている川)」の意味で蛇行がすごい
それゆえ川の氾濫も頻繁で 明治の大改修工事で100km分の蛇行を
直線化させたのです
現268kmですが 以前は368kmで 信濃川より長かった と

f:id:HATTYAN0234:20200124151801j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124151822j:plain

サラブレッドは種馬に それ以外は去勢されると 可哀そうな老後ですね

f:id:HATTYAN0234:20200124151844j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124151905j:plain

敷地内を回る馬車の馬の足毛がすごい 寒さに対する動物の保護本能か
ここに立ち寄ったのは 登別温泉ホテルのチェックイン迄の時間繋ぎな
のか? 1時間で打ち上げで さあ出発

f:id:HATTYAN0234:20200124152407j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152434j:plain

到着しました 五つ星ホテルです
ホテルの従業員から館内説明があります 本日はお客様の半分は海外から
の個人客ということです 平たく言えばC国人ということですね 

1858年 登別温泉の開祖 滝本金蔵が皮膚病を患う妻のために作った
「愛妻の湯」に始まり160年 道内随一の温泉です 

f:id:HATTYAN0234:20200124151936j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124151958j:plain

有名な地獄めぐり すぐに行くか明朝にするか 食事前かつ入浴前に決行
時刻は16時 ホテル前が すぐに泉源公園の間欠泉 
また鬼祠(おにぼこら)の赤鬼 青鬼もお出迎えです

f:id:HATTYAN0234:20200129151351j:plainさてさて 公園内に立つ鬼の金棒には「湯鬼神の九金棒」伝説があります
9の泉種に準(なぞら)えた9つのパワーを秘める金棒公園 湯鬼神が置
き残した金棒9本それぞれに 方位と効験が書かれており・・とあります
が何回数えても公園には8本しかない 金色の「五黄土星 大願成就」の
金棒が見当たりません さては 第一滝本舘の大金棒が9本目?・・・

f:id:HATTYAN0234:20200124152318j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152252j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152339j:plain

地獄谷は登別温泉の源泉 自然湧出量は1日1万トン(ドラム缶5万本)
妻はスマホの動画に夢中 背後のホテルは 宿泊の第一滝本舘です 

f:id:HATTYAN0234:20200124152225j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152028j:plain

地獄谷ナイトツアーの目玉「鬼火の路」 暗くなってきて灯がともります

f:id:HATTYAN0234:20200124152101j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152124j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152200j:plain

すれ違う人全てC国人カップル それにしてもモデル級の美人が多いです
妻が親切心で カップルに「写しましょうか?」とおせっかい 何とか意
味が通じたのですが・・後で調べたら
「Would you like me to take your picture?」で会話できればよかった 
次いで相手からも「Would you like a photo too?」となり会話が続きます

ホテルへ戻りTVで大相撲中継を見て 18時ディナー会場へ
目玉は ズワイガニ足付きビュッフェ ステーキも海老の天ぷらもとても
美味しく デザートも可愛らしく とても満足して さあお風呂へ

f:id:HATTYAN0234:20200124152512j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152944j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152540j:plain

お風呂までが大変な道のり 途中エスカレーターが2回 エレベーターも
乗り継ぎ大浴場へ(左は風呂の案内図 次はエレベーター内ポスター) 

最多7つの温泉と5つの泉質ということですが 全部ぬるいのです 最後
露天に入りようやくホッとしました
係りの人に聞きました 大部分は38度 露天は41度 一つ屋根付きの
温泉が43度ですと 了解しました 
深夜再チャレンジ 確かに43度は効くー 体を動かさずジッと我慢です

f:id:HATTYAN0234:20200124152612j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152633j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152704j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152730j:plain

妻からの情報です
お風呂場に行く途中にある大金棒のカラクリを見た?というので 最後の
回の23時に写真に収めました 簡単に言えば桃太郎の鬼退治です
大浴場までの長い道のりを少しでも楽しんでいただきたいというホテル側
の配慮 はたまた 泉源公園から飛んできた9本目の金棒か? 高さ9m
重さ10tです

f:id:HATTYAN0234:20200124152755j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152842j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124152910j:plain

翌朝 妻はスマホ動画に夢中
それにしても観客が我々二人だけというのが寂しい 皆さん関心無い?
(ユーチューブ  第一滝本舘 大金棒で検索がお勧め 6分余です)

f:id:HATTYAN0234:20200124153044j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153139j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153115j:plain

朝食のビュッフェも大満足
和食の他にタイ ミャンマー ベトナムの料理が並びます 各国から来た
ホテルの従業員(研修生?)が 北海道の食材を使って 自国料理を味付
けしているので 日本にいながら 東南アジア料理の朝ご飯を食べている
気分になれます ベトナムのフォーが特に人気で 写真右の料理担当者が
テンテコマイでの対応となります

注:ホテルの採用情報を見ると 外国人留学生も積極的に採用と記載あり

f:id:HATTYAN0234:20200124153013j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153212j:plain
f:id:HATTYAN0234:20200124153235j:plain

レストランの窓からは昨日の鬼祠 すっかり雪をかぶっています
3枚目は部屋の窓からの雪景色 水墨画の世界です

f:id:HATTYAN0234:20200124153302j:plainバスの中から登別の番人役の鬼さんをパシャッ!
そういえば 温泉街には地獄の閻魔様も祀られていて 鬼 鬼 閻魔です

おまけ:春節前なのにどうしてC国人が多い?
C国最大の検索エンジン百度」を利用したユーザーの検索データで
都道府県ランキング第一位は何と北海道 どうしてか? 2022年北京
オリンピックをひかえ 国策としてウィンタースポーツ人口の拡大に注力
中だから

結果 春節(今年は1月24日が大晦日 30日まで春節の法定休暇)で
日本が一番人気 スキー場 温泉があるので北海道に集中するらしい

今週は春節前だが 子供の学校は休みで 一般庶民とは明らかにランクが
上の人々が家族単位 恋人同士で来ている 来週からの団体客とはレベル
が違います

エレベーターで「どこからお出でですか?」と質問すると「タイワン」と
即答 「チャイナ チャイニーズ」とは答えません 香港しかり 明らか
に本土と区別しています(同一視してほしくないのでしょう)

エレベーターを出る際 お先にと手振りすると すかさず「シェ シェ」
と礼儀正しく応じてくれます この二つでC国人に対する個人的評価が
ガラリと変わりました 今回の旅行中 一番嬉しい瞬間でした

参考:春節(中国 中華圏の旧暦の正月)を祝う国々は9ヶ国
   中国(台湾)北朝鮮 大韓民国 シンガポール ベトナム 
   マレーシア インドネシア ブルネイ モンゴル

 

 

 

 










  

令和元年 黒川・由布院温泉 九州雅な旅3日間③

3日目は由布院温泉の周囲を観光して日出(ひじ)と杵築(きつき)から
大分空港へ 本日は国東半島の南側を辿るコースで別府湾が臨めます

f:id:HATTYAN0234:20191130083104j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130083137j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130083204j:plain

朝食 金鱗湖を模した楕円形の器が秀逸 名物だんご汁はお代わり
妻はご飯をお代わりです 「だって卵かけご飯にしたかったから」

f:id:HATTYAN0234:20191130083233j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130083258j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130083353j:plain

ホテル9時発 人力車で金鱗湖まで15分(1・2キロ4千円)
人力車の「えびす屋」は1992年京都嵐山でスタートし 現在10ヵ所
京都嵐山 京都東山 小樽 函館 浅草 鎌倉 宮島 倉敷 関門そして
湯布院で営業

f:id:HATTYAN0234:20191130083326j:plain(この場所で 各人力車が止まり写真撮影しターンします)
 
車夫さんは元キックボクサーでタイまでムエタイ修行にも行ったとか 
時間があれば日々由布岳を走っている 21歳 吉行 隆(りゅう)君 
カメラが趣味とのこと 注:車夫の車は本当はニンベンに車が正当

f:id:HATTYAN0234:20191130083424j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130083459j:plain

金鱗湖 湖底から温泉と冷泉が出て 早朝には霧が湖を覆うとか
ツアーの中で早朝ここまで散歩に来られたご夫婦がいました 立派です
ここでバスガイドさんの一言 「金鱗湖(朝霧が)見られなければ ただ
の沼」ボロクソです 初め上品ぶって話していましたが 3日目となると
本性暴露です マイクを持ちながら 歌も飛び出し まさに独演会 上沼
恵美子風のノリでした

f:id:HATTYAN0234:20191130083529j:plain(いつの旅行でも見られる お気に入りズボン姿)

f:id:HATTYAN0234:20191130083602j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130083631j:plain

ちょっと見では 京都の祇王寺の雰囲気

f:id:HATTYAN0234:20191130083705j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130083740j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130083832j:plain

金鱗湖に隣接し 御三家のひとつ「亀の井別荘」約3万㎡の敷地が広がる
右の2枚は 外部からの庭園内撮影(宿泊者以外入るべからずとの掲示
外国の方 字が読めないのでしょうか 知らんぷりでズタズタ入ります

敷地には「茶房 天井桟敷」があります 江戸末期の造り酒屋を移築した
建物 店内の雰囲気は雑誌「るるぶ」で見ていいなあと思いますが 下の
カフェとの両方には時間的に無理 選択は個人の趣味です 夜はバーの
「山猫」に変身です

f:id:HATTYAN0234:20191130084010j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084037j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084107j:plain

シャガール美術館一階の「カフェ・ラ・リューシュ」
宿泊ホテルで前売り券を買うと美術館入場料600円が400円 そして
飲み物も274円に コーヒーも紅茶もおいしかった ティーポットの
カバーが可愛い フランスの伝統地方菓子 クロッカン・オ・ザマンド
174円はカラメル風です

f:id:HATTYAN0234:20191130083941j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191225125648j:plain

美術館ではシャガールの「サーカス」シリーズの リトグラフ38点が

少し雨が降ったがカフェにいる間に止んだ
ホテルへの帰路は湯の坪街道散策 日本一の「金賞コロッケ」など目移り
します そこで注意 本日のスケジュールでは8時からの美味しい朝食で
満腹 次いで11:45からの昼食は豪華牛しゃぶ 食べ歩きは極力我慢

湯の坪街道に面するお店の営業時間は 9:00~17:30がほとんど 
そのため朝夕はひっそりとしますが昼間は 別府に宿泊しここまで来るC
国の人々で溢れかえります 市としても夕刻以降繁華街化しないよう相当
注意しているらしい

f:id:HATTYAN0234:20191130084142j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084219j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084250j:plain

その「的山荘(てきざんそう)」に着きました
さあ 昼食は豊後牛しゃぶしゃぶ懐石 5,500円也 玄関に立て看板
ガイドさんが「見ないでください」と言えば言うほど 視線は看板に

食事をしているのは 秋篠宮ご夫妻が来られた際に控室として使用の鶴見
の間 部屋の入口近くの席で 床の間を背にすまし顔で「おいしゅうござ
いました」
日出城そばの別府湾で捕獲されるマコがれい「城下かれい」は出ません
さすがに 関あじ 関サバの姿造り 城下かれい等は別注料理でした

f:id:HATTYAN0234:20191130084325j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084355j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084433j:plain

的山荘といういかにも「山を的(あ)てる」という名前の邸宅 伊藤博文
公の額もあり 代々の皇室の方々も訪問し記念植樹されている(写真は現
上皇ご夫妻お手植え)
 
当館は国重要文化財 当主が馬上金山鉱区の一部を譲り受け整備して復活
させたとのこと 1914年には日本一の産出量を記録し大いに栄えたと
金成金ですね
正面玄関に「風俗営業」の古びた金型が打ち付けてあると妻が発見 
現在は日本料理専門店ですが 以前は芸者さんを呼んで宴会も開いていた 

f:id:HATTYAN0234:20191130084645j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084529j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084500j:plain

別府温泉の煙が見えます 高崎山も見えます お猿さんまでは見えません

f:id:HATTYAN0234:20191130084616j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084721j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084819j:plain

庭園と表門です 1915年の完成当時で敷地面積は3670坪

f:id:HATTYAN0234:20191130084750j:plain帰り際 得意満面5,500円の表示を指しています 皆さん笑顔に
「城下かれいの料亭」として全国的に大変有名とは知りませんでした

f:id:HATTYAN0234:20191130084923j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130084951j:plain

ここの隣家は二階堂の創業者の自宅です  二階堂吉四六(きっちょむ)は
有名 1866年創業 1973年麦100%の麦焼酎を開発 日出町に
本社を置く 

f:id:HATTYAN0234:20191130085023j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191209121442j:plain

ここ日出は滝廉太郎ゆかりの地 今ではスーパーボランティアの尾畠さん
の在住地としての方が有名?(ウィキペディアでも 当地出身の有名人と
して出ています)
滝家は日出藩の家老などを輩出した由緒ある家柄で 代々日出藩に仕えて
きました 彼自身は父親の転勤で東京に生まれましたが 親族とのつなが
りから 日出町出身と称していました 町では時報のチャイムに彼の楽曲
が流れ すっかり「日出の人」として親しまれています 滝家の墓地
龍泉寺ー右上の地図参照)に葬られています

「日出」日が早く出る地との見方もあるが ヒヂ(泥)の泥地に由来する
可能性大

f:id:HATTYAN0234:20191211135211j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130085138j:plain

最後の訪問地は杵築
鎌倉中期に「木付」で見え 南北朝期の「木付庄」を経て明治期「杵築」
と記す 「キツキ(杵築き)」の意で 杵で土を固めて整地した所の意

江戸時代は杵築藩松平氏3万2千石の城下町として栄え 廃藩置県までは
国東半島の政治・経済の中心地であった 平成の大合併での日出町との合
併協議は 新市の名称と本庁舎の位置で対立して決裂した経緯があると 
本日は両方とも訪問しました

f:id:HATTYAN0234:20191130085205j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130085237j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130085312j:plain

番所の坂(不審人物を分別する関所)  手前酢屋の坂と対面は塩屋の坂

当地が珍しい「サンドイッチ型城下町」と呼ばれるのは 酢屋の坂上
住居を構える上級武士と反対側の塩屋の坂に住居を構える中・下級武士の
間に町人が住み まるでサンドイッチ状だと言うところから命名されたと
のこと(日本国内で唯一という)
2017年 重要伝統的建造物群保存地区に指定され「小京都」を称する

全国初「着物が似合う歴史的町並み認定」ということで 着物姿の女性が
目立ちます でもでも 良く見るとC国人 3千円で着付けまで行う貸し
着物屋さんがあるらしい
ちょっと待ってください どうして日本人でも良く知らない当地をC国の 
人が大勢押し掛ける? C国人の情報収集は 先ずグーグル検索 次いで
ブログの旅行記 そして旅行口コミサイト 九州地区では「小京都」が
人気のようです 一度気に入られると次から次へ来ていただける?・・・
それにしても貸衣装屋の方 もう少しきちんと きつ目に着付けをしてあ
げて下さい

実は最近読み始めた 講談社文庫の「精日」という本で 素晴らしい文章
を発見した これは 日本に来られるC国人を大事にしないといかんと 
感じるようになりました

「加速度的に日本化するC国人の群像」本当でしょうか?
「日本はアジアの灯台で憧れの場所」
日本好きのC国人は現在ますます増えています それは日本文化の感化力
が強いから そしてC国が対外開放を進めているからです 日本とC国の
交流は密接であり 日本へ留学や旅行に行く人が増え 日本は素晴らしい
という印象を持って帰ってきます たとえC国政府が日本に濡れ衣を着せ
ようとしても 民衆は 今それを信じなくなっています それどころか 
私が微博で見るコメントの大半は C国政府が日本を批判することを批判
するもの それに対するコメントも日本を擁護するものが大多数で 政府 
の面目は丸つぶれになっています

自由と民主があり 傲慢でも卑屈でもない日本は アジアの文明を代表し
て世界に立脚し尊敬を受けています 日本はアジアの灯台であり 世界の
人々が憧れる場所なのです ここまで書くとちょっと・・・・・・
過ぎるでしょうか(笑い)
 ー上海近くの地方都市で政府職員を務める女性(名前は出せない)より

f:id:HATTYAN0234:20191130085341j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130085408j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130085436j:plain

上級家老の屋敷 当地出身の石丸謙二郎氏が住んでいたという
当地の知事さんが偉かったとは現地ガイドさんの説明 道の両側を広げ電
柱を家の奥に隠し家の壁を白壁にしたら200万円の補助金を出すと・・ 
観光地の基礎を作った人です

f:id:HATTYAN0234:20191130085504j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130085538j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130085617j:plain

町のメインストリートに立地のスーパーマーケットが廃業し そこが無人
化しては大変と リフォームして市役所(藩庁)に仕上げたのも市長さん
の英断でした パンフの「KIT-SUKI」「きっと好きになる杵築」
との小文字入りです

添乗員さんから 「エコースタッフさんご苦労様」と栗千里をいただきま
したが 我々がクラブツーリズム月刊誌「旅の友」を会員宅に配送する
エコースタッフと ご存知だったのでしょうか? 参考までに我々夫婦は
ホームページの下方にある「ファンコミュニティ」のエコースタッフ欄で
顔写真入りで微笑んでいますよ

2017年5月6日第30回お城祭り江戸行列には 暴れん坊将軍の松平
健さんが「上様の御成り~」です(インターネットからの転写)


     現地ガイドさんからのお願い 近々 当地でロケした映画
 「居眠り磐音(いわね)」のDVDが出ますのでよろしくとのこと 
 映画のロケ地として 道路のアスファルトを砂で隠したそうです 

f:id:HATTYAN0234:20191130085940j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191209131133j:plain

バスガイドさん最後のお勧めアピールが大分空港でのお土産ザビエルです
「ザビエル」といえば宣教師フランシスコ=ザビエルですね 16世紀中
盤大分を統治していた大友宗麟の庇護を受け大々的なキリスト教の布教に
成功しました

ガイドさんが車中で言っていました 「今は修学旅行シーズンでそちらの
担当に回されるのではとヒヤヒヤしていました いやあこのツアー担当に
なりラッキー」 
それは私も同じです ゆうこりんで良かった楽しかった 本コースゆうこ
りんと一緒ならもう一度行きたいくらいです!


帰京便はJAL 英国の航空機格付会社「スカイトラックス」のワールド
エアライン・アワードで 日本初JALのエコノミークラスが世界一を
獲得した 加えて 「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート賞」
を3年連続 これが4回目 座席間のピッチ幅が広いので長時間飛行では
他社と差が出るようです

出発前の天気予報は 雨ー曇り―雨でした 旅行中は小雨だけで傘いらず
でした 雨女(妻)に勝った晴れ男(私)のおかげでしょうか 
良かった 良かったです

最後におまけ バスガイドさんが車中で説明してくれた地名の由来から
ヒントを得て 図書館から借りて来た「日本地名大事典」から今回めぐっ
た九州5県分の県名の由来を記してみました

<福岡>戦国末期に黒田長政が藩主となって 当地の警固(けご)村に
城を築き 出身地の備前の国 福岡庄(岡山県長船町)の地名を用いて
福岡城」と命名した

<佐賀>日本武尊が巡行時 大きな樟の木が聳えていて「此の国は栄
(さか)の国と言うべし」と言ったとか 栄(さかの)郡から佐嘉郡に
なり佐賀へと変遷した
明治4年「伊万里県」と決まるが 翌年県庁所在地が佐賀郡で「佐賀県
に戻る 住民からは 世界的に有名な伊万里からして「伊万里県」への
復帰要望が強い

<熊本>南北朝期に「隈本」で見え 江戸期より「熊本」と記す 
「クマモト(曲本)」の意で 白川の曲がった川のほとりを言う
ガイドさんの説明の方が理解し易い 「隈」の字のコザトヘンを除くと
「畏」の字がおそれる こわがるの意味になり 領主の加藤清正が築城時
「熊」にしたと「隈」とは 山や川が曲がりこんだ所 奥まった所で 
歌舞伎の隈取に通じます

(私の補足)熊本といえば「わらべうた」が思い出されますね 作者は不
詳です あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ
せんばさ・・・

<大分>飛鳥期に「硯田(おほきた)国」で見え「豊後風土記」に「大分
郡」とある 「オホキダ(大刻)」の意と思われ 大分川が溶岩台地を刻
んで広い河谷平地を形成した所であろう

<宮崎>奈良期に「宮埼郡」で見え「和名抄」には「宮崎郡」と記され
江田神社の前に位置することから 宮前(みやさき)=宮崎になったと
される
  
同じくバスガイドさんからの質問「どうして九州と呼ぶのかご存知です
か?」筑前 築後 肥前 肥後 豊前 豊後 日向 大隅 薩摩9ヶ国の
総称です ではこれら9ヶ国は明治の廃藩置県後現在の何県に相当するの
かと聞かれたら答えられますか?とまでは質問されませんでしたが 
ついでに調べてみました

実は 「令制国」という分類が生まれたのは 大化改新直後で 筑紫国 
火国 豊国までは確定 日向国 大隅国 薩摩国は 統合したり分化して
いたのです
大宝律令(701年)の制定で 筑紫国筑前・築後に 火国が肥前
肥後に 豊国が豊前・豊後に分割 そして9世紀前半には日向国 大隅国
薩摩国及び壱岐国 対馬国も確定され以降平安時代から江戸時代までは変
化なく推移した 

f:id:HATTYAN0234:20191220135043j:plain国県対照表

f:id:HATTYAN0234:20191220135458j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191219163813j:plain

1871年(明治4年)廃藩置県前   廃藩置県後1871年11月末

明治維新廃藩置県で何度か改廃があり 最終的に次のようになった
廃藩置県直後は3府302県 第一次統合で3府72県 第二次で3府
35県 最終3府42県に 「明治維新の最大の改革」と言われる)
筑前  福岡県(西部)        築後  福岡県(南部)
肥前  佐賀県 長崎県(本土)    肥後  熊本県
豊前  福岡県(東部)大分県(北部) 豊後  大分県(大部分)
日向国 宮崎県
大隅国 鹿児島県(東部)(奄美群島) 薩摩国 鹿児島県(西部)  
壱岐国 長崎県            対馬国 長崎県
 
九州を旅行して 帰京後こんなに勉強することになるとは正に「想定外」 
このブログを書いていて一番神経を使ったのは「湯布院と由布院」の違い
についてでした 混乱を避けるためか 現在は「ゆふいん」表示が増えて
います

現地ホテル名称にも「湯布院と由布院」の両方が付いており これは由布
院と湯平統合で生まれた新語「湯布院」を意識して 統合前のホテルには
由布院を 統合後出来たホテルには湯布院をつけたのでしょうか? 
  例示として 「御三家」の一つ玉の湯は「由布院 玉の湯」です
  我々の宿泊した「はな村」は「湯布院かほりの郷 はな村」です

f:id:HATTYAN0234:20191219163834j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191219163856j:plain

早速 由布院観光案内所関連の「お散歩ゆふいん」にメールを送信し
問い合わせしますと 即刻回答が来ました ありがとうございました

どちらの表記も間違いではなく 今では 特に区別なく使われている
使い分ける住民が少なくなったことや テレビ・雑誌等で紹介される
「湯布院」が観光ブランドとして定着していること 加えて 町内で
商売している店や旅館の経営者の多くが 地元の方よりも外から進出
して来た企業が多くなったことも関係しているのではないでしょうか
玉の湯が古くからの地元の方経営であるのに対し はな村は別府発祥
企業である「翼リゾート」経営というのも関係があるかも知れません
                         
<最後に>私の大好きな作家 原田マハさんの「作家の旅メモ」から
旅は五感を刺激するもの 歩いて 感じて 見て 食べて 楽しんで 
ぐっすり眠って 明日への活力をチャージしてくれます
新たな出会いは 人生を豊かにしてくれるはずです 一歩踏み出せば
新しい世界が待っている そう考えるとやっぱりまた旅に出たくなり
ますね
    I  think so too.  おしまい                  

                

                      





 










 

 

 








令和元年 黒川・由布院温泉 九州雅な旅3日間②

れ岩2日目は 黒川温泉から高千穂峡 高千穂神社から由布院
高千穂峡谷まで 通常 階段や坂道を30分ほど歩くところをタクシーで
ご案内と旅程に記してあり 何を意味しているのか理解できませんでした
だって私の学生時代に来たときは 駅からすぐボート乗り場に着いた・・

そうです 平成17年9月の台風14号のため二つの鉄橋が流され 復活
するには26億円かかるということで 平成20年「高千穂鉄道」は廃線
が決定されのです 
そこで立ち上がった有志により「高千穂あまてらす鉄道」が設立された 
最初は19の駅で唯一残った高千穂駅構内で 手押しトロッコから始まり 
それが徐々に拡大し 往復5キロ(以前は延岡―高千穂間50キロ)の
「グランドスーパーカー」として平成27年度には黒字化を達成できた 
しかし5キロでは・・・・・・

最近の首里城火災でその復元に100億円以上かかるとか 寄付金もどん
どん集まって政府も最大限の努力を惜しまずと発表 一方の高千穂はどう
なんでしょうか? 「天孫降臨の地」です 声高にふるさと納税を呼びか
け鉄道を復元させましょう!

f:id:HATTYAN0234:20191130074533j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130074557j:plain

紅葉は11月中旬から下旬とあるが ガイドさん曰く「ピークは終わりま
した」残念
日本地名大事典から「高千穂」は平安前期「智保郷」で見え 鎌倉初期に
「高智尾」とあり 江戸期に「高千穂」と記す 周辺には稲穂を高く積み
上げた形の山が多く これを「高千穂」と称したのであろう

f:id:HATTYAN0234:20191130074626j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130074650j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130074715j:plain

この位置からは見たことがありません ボート乗り場は反対側で滝は右側
に見えたと記憶しています この滝見台も初めてです(ツアーの方からも
同意見が出ました)
それにしてもC国観光客の多いこと これにKが再度加わったら日本人は
タジタジですよ 下の様な写真は撮れません 撮影スポットは両国人に占
拠されます

f:id:HATTYAN0234:20191130074749j:plainこの写真年賀状候補でしたが(若干ハートがずれ 妻の抗議でボツに)
見ていた外国人の女性から「ワンダフル」の声がかかったのですが・・
注:私が赤い帽子をかぶっているのは 団体の場合 離れていても目立つ
  からと 妻の依頼でかぶらされているというのが本当のところです

ご存知ですか?「高千穂峡が日本のパワースポット№1って
「開運 日本のパワースポット」という書物の「究極のパワースポット
18選」で見事第1位に選出されました 「日本の滝百選」にも選ばれた
真名井の滝が谷間を流れる五ヶ瀬川に勢いよく注ぎ込む雄大な景色には
圧倒されますね
神話では この滝は天村雲命(あまのむらくものみこと)という神様が
天上から水の種を運び それが水源となったのだそうです 大自然に身も
心も浄化されますね
そこで気になるのが2番目以降です 列挙しますと
貴船神社(京都)3明治神宮(東京)4波上宮(沖縄)
身延山久遠寺(山梨)6富士山(静岡・山梨)7鳥取砂丘鳥取
8日光山輪王寺(栃木)9白猪の滝(愛媛)10神の子池(北海道)
11高尾山薬王院(東京)12足曳山両子寺(大分)
13稲佐の浜(島根)14春日大社(奈良)15国軸山金峯山寺(奈良)
16珠洲岬(石川)17祐徳稲荷神社(佐賀)18三峯神社(埼玉)

f:id:HATTYAN0234:20191212124102j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191212124621j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191212124702j:plain

地元の歌人若山牧水チョウザメ
何の関係もありませんが隣り合ってあるのです

<突如追加記事割り込み>
大注目:TV「情熱大陸」に女子プロゴルファー渋野日向子が登場 
真名井の滝の
水しぶきを浴びてボートを漕いでいました 我々が来るほん
の少し前のことでした 
実は彼女賞金女王争いをしている中 前週は予選
落ち 高千穂峡でパワー注入し翌週
何と優勝しました さすが日本№1
のパワースポット 効果抜群あやかりたい! 

情熱大陸」のすごいところ 新人で20歳の渋野が初の海外遠征しかも
メジャー 誰も優勝するなんて思っていないのに 遠征前の空港ロビーか
ら密着取材をしているのです 全く無駄になる可能性大なのに! 目の付
け所 鼻利き?はさすがです

情熱大陸」でもう一つ TV「逃げるは恥だが役に立つ」で主人公森山
みくりが情熱大陸に登場 そしてあの主題曲がオーバーラップするという 
大好きなシーンでした
令和元年12月28日29日に再度一挙放送 新垣結衣の「ムズキュン
が再び!

f:id:HATTYAN0234:20191130074815j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130074839j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130074907j:plain

滝見台から回り込んで反対側に来ました
橋の上から見ると滝が右手に見えます ここから階段を下りボート乗り場
があります 滝の正面に通じる道があり 滝が見えますが「これが真名井
の滝?」という印象です
この辺のお店ではソフトクリームが大繁盛らしいですが 季節は今 冬!

f:id:HATTYAN0234:20191130080101j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130080133j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130080206j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130080235j:plain

「千穂の家」という売店は ガイドさんお勧めのお店
お勧めを言われるままに買ってみました あっ!ボンタンアメだけは私の
好物です 今回のツアーわずか2泊3日なのに皆さんどうして必死に買い
物されるのでしょう 皆さん沢山のお買い上げの効果で お店の小型バス
高千穂神社まで送ってもらえました

f:id:HATTYAN0234:20191130074935j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075056j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075001j:plain

高千穂神社 樹齢800年の秩父杉がある 紹介済のパワースポットです
天孫降臨の地に建つ縁結びの神社は 大切な人と手をつなぎ「夫婦杉
(3枚目)」の周りを3周すれば縁が結ばれるとのことですが 現夫婦の
場合は来世も契れる?

九星気学で分かる私だけのパワスポ」自分の生まれ年で決まるようです
「本命星」は? 私は「六白金星」基本性格は正義感でものごとをはかる
天上人の星 ベストパワスポは「秩父神社」(埼玉県秩父市番場町)と
開運ポイント ①目線よりも少し高い場所に気を合わせ隅々まで回ること
       ②ご祭神の天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)は
        北極星=天上を表すので六白さんと相性抜群 しっかり
        参拝しましょう
ピンチ時のお助けパワスポは「高千穂神社
        「大きな夢があるけれどなかなか思うようにいかない」
        場合は 厳かで崇高な気が後押ししてくれるでしょう 
        夫婦杉を見上げ 使命をお腹まで落とし込んで!
       
妻は「一白水星」 基本性格は物腰柔らかそうで実はとっても頑固
ベストパワスポは「伊古奈比の命神社」(静岡県下田市白浜)
開運ポイント ①愛と知恵の女性の神様の元で 自分の中の右脳的な感じ
        る力をUPすること 
       ②ブレーキが掛かり易い性質で 神社で運の滞りを流して
        下さい 
ピンチ時のお助けパワスポは「江島神社」(神奈川県藤沢市江の島)
        「煮詰まってしまった時や凝り固まった考えを和らげる
        には」御社内全て(島に鎮座する三社)のお参りを  

f:id:HATTYAN0234:20191130075027j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075132j:plain

ご朱印帖に ありがたいご朱印をいただきました
本来は神社用とお寺用で分けた方がいいと(混同していると断られる場合
もあると)

f:id:HATTYAN0234:20191130075314j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075341j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075219j:plain

高千穂神楽は本当は夜通し行われる伝統行事なのですが 当ツアー貸切で
特別鑑賞 演じる人は神社の神官だと思いましたが 普段は農業従事者で
すと自主申告された

バスガイドの川口裕子さんは 「ゆうこりん」と呼ばないと振り向いてく
れません この日は一人で3時間半しゃべりっぱなし あらゆる知識を
暗記していてビックリ さすがプロです 母親が昭和28年生 本人は
41歳 産後激太りでダイエット中 2か月で7キロ減らしたそうです 
「今回の東京のお客様は静か過ぎてつまんない 上品に話すのは苦手なの
?」と窮屈そうでした  昭和バスのエースガイドですね

<高千穂の夜神楽>
山の神(鎮守の森の氏神さま)を民家の神楽宿に迎えて 神と里人が
神遊びをして 夜明けと共に神は再び山に帰っていくという豊穣祭であり 
冬から立春にかけての鎮魂儀礼でもあります 
天孫降臨 国生み 岩戸神話を題材とした仮面劇を行う高千穂独特の様式
で 昭和53年(1978年)に国の重要無形民俗文化財に指定された
夜を徹して33番の神楽が舞い明かされます

f:id:HATTYAN0234:20191130075406j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075437j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191225130345j:plain

2枚目は 力持ちの「手力雄命(たぢからおのみこと)の舞」
天照大神が天岩戸に隠れているのを探り出した手力雄が天岩戸を押し開く
ために試案する舞 全33番のうち24番になる

f:id:HATTYAN0234:20191130075502j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191225130410j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075647j:plain

1枚目は 芸達者な「鈿女命(アマノウズメノミコト)の舞」
3枚目はその像
天岩戸の前で笹葉を手に 桶の上で面白おかしく舞ったと「古事記」には
記されている 鈿女命の「岩戸舞」ですが 高千穂神楽では 美しい舞と
して表現されています 全33番のうち25番になる

f:id:HATTYAN0234:20191130075533j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075615j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191225130431j:plain

手力雄神が岩戸を取り払う舞で 夜神楽33番の中で最も力に満ちた神楽
岩根を掘り出し髪を振り乱し流れる汗をふき 手力雄の力強さと荒々しさ
が表現される26番である 上の3枚の絵画は西日本新聞社提供のもの 
佐藤 都画

言葉は不要 充分理解できます バスに乗るとガイドさん 書物には
「胸をはだけ 秘部をさらし・・・・」(鈿女命)と書いてあります 
サラッと説明を終えました

f:id:HATTYAN0234:20191130075754j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075824j:plain

高千穂の「ホテル四季見」での昼食です
「幸せの笊(ざる)盛り御膳」だそうです 薬膳スープ そばかゆ そば
フレーク そばぜんざいと 蕎麦中心で軽めでした 妻はご飯をお代わり
しました

高千穂にいる間に「かっぽ酒」を見なかったし 何でも知っているガイド
さんからも一言の言及もなく 名物今は無いのかなあと寂しい思いでした
注:かっぽ酒とは 宮崎県高千穂町の名物で青竹の筒に日本酒あるいは
焼酎を入れ 囲炉裏や焚き火で燗(かん)をつけたもの 青竹の油分が酒
にしみ出て独特の風味に 酒を注ぐときにカポカポと音がすることが名前
の由来 学生時代の思い出です

f:id:HATTYAN0234:20191130075900j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130075933j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130080008j:plain

瀬の本高原レストハウスで休憩 またもお土産のお買い物
ミカンのSが150円とは恐れ入りました 安過ぎます
(気になったこと 休憩が終りバスに戻るとガイドさんが添乗員さんの席
にそっと お土産様なものを置きます ははあ これは多分レストハウス
からバスガイドさんと添乗員さんに「寸志」として渡される物ーお客様
ご案内のお礼ーなのだろう?)

ガイドさんに教えてもらいました 阿蘇山って単体での山は無いのです 
外輪山と数個の中央火口丘(阿蘇5岳)からなるもので 外輪山は南北
25キロ 東西18キロの広大なカルデラ地形を形成する カルデラ内に
人が住んでいますと

いよいよ由布院温泉です ホテル「はな村」の従業員さんがバスに乗り込
んできて ホテルや温泉のあれこれを紙芝居で見せてくれます

f:id:HATTYAN0234:20191130080714j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130080752j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130080825j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130080856j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130080921j:plain

温泉の効能を実際調べるために
右上の絵の様にうさぎをつるし反応を調べたそうです 当地の温泉の源泉
はホテルごとに違うのだそうです それにしても当ホテルには うさぎが
沢山飾られていました
参考:大分県には4788ヵ所の源泉があり その数は世界一だそうです 

f:id:HATTYAN0234:20191220133024j:plain

紙芝居の一番始め 大分県内陸部は 九重連山阿蘇山に面しており
「温泉あるところに火山あり」湧出量ナンバーワンなのです 
(湧出量とは温泉が断続的に地表に出ている量 これには間欠泉も含む)

f:id:HATTYAN0234:20191130080956j:plainお部屋に入って妻の第一声「今日はベッドで良かった」

f:id:HATTYAN0234:20191130081020j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081049j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081122j:plain

お部屋からの眺め 由布岳は本日見えません
テーブルに置かれたいろんな物をのけると下に女将のご 挨拶が書かれて
いました「花は香り 人は人柄 ごゆっくりおすごし下さいませ 女将」
大分の方言で 「ゆっくり しちょくれなー!!」
参考:大分弁は広島弁に似ている 大分は九重連山に囲まれ 他の九州地
   区とのつながりより 瀬戸内海を通じて中国・四国地方との交流が
   盛んであったためか

f:id:HATTYAN0234:20191130081155j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081220j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081302j:plain

夕食前 由布院駅に向かいました 鉄子(妻)は駅も列車も大好物です
駅前の店 日乃新に手湯がありました(店の奥には無料の足湯もあったそ
うです)入場券170円買い駅構内へ入場 お目当て「ゆふいんの森号」
が来るのです 16:44到着 17:08発車の予定で 当駅発は1日
2本ですが大人気です 特に外人さんに人気 多い日は7割が外国人とか
予約は一ヵ月前から可能です

f:id:HATTYAN0234:20191130081339j:plain丁度運転手さんが下りて来られて「一緒にお写真よろしいですか?」と
妻の申し出 乗客と間違えたのでしょう サービスの一環と思われたので
しょうか OKですと

f:id:HATTYAN0234:20191130081407j:plain由布院駅名物の足湯です 駅の窓口で170円支払いますと 記念の入場
券と由布岳を描いてある手ぬぐいもいただけるとのこと 普通の入場券も
足湯券も同額 そうであれば足湯券での入場がいいに決まっています!
(本当かな?)

f:id:HATTYAN0234:20191130081442j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081508j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081537j:plain

ゆふいんの森6号は 水戸岡鋭治氏デザイン 1999年に運行スタート
した キハ72系 ハイデッカー車 乗降口が階段になっている    
先頭の展望席には 可愛い外人の女の子が座っていました 
お父さんと一緒ですね

鋭治さん 子供時代は不器用で鈍くさいところから あだ名が「鈍治」 
でもご本人はドンが気に入っていて 自社も「ドーンデザイン研究所」
命名している

現在では世界的な工業デザイナー イラストレーターでJR九州
デザイン顧問に 2013年に豪華寝台列車ななつぼしin九州」が運航 
予約は超難関の人気ぶり

今年11月 私の地元の豊島区池袋に「IKEBUS」 池袋周遊バスが
運行 真っ赤な電気バスで 池袋の東口と西口を結んでいます 
サンシャインも区役所も経由します

f:id:HATTYAN0234:20191130081607j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081644j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081717j:plain

駅に隣接の「ツーリストインフォメーションセンター」は坂茂さん設計
氏はニュージーランド地震後の「紙の協会クライストチャーチ」設計で
有名です 国内でも 東北大震災や熊本地震による避難所に「紙管と布
で構成される間仕切りシステム」を提供されている
2階展望デッキから由布岳の眺望が広がる? あいにく全く見えません

f:id:HATTYAN0234:20191130081910j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081749j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130081825j:plain

風呂屋さんではありません 男子トイレです
駅舎のデザインは 礼拝堂がイメージされているとのこと
駅名は あえて由布院駅とせず「ゆふいん」駅です 湯布院と混乱するか
らです 帰りに日乃新で ガイドさんお勧めのかぼすハイボール1缶購入
173円でした
ホテル前のAコープ(これもガイドさん推薦)で比較してみると137円
でした 悔しいのでもう1缶購入しました
参考:大分県のかぼす生産量は 全国の97%なんです

f:id:HATTYAN0234:20191130081954j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130082028j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130082059j:plain

ツアーの皆さんは 温泉に入り浴衣に着替えてお食事 我々は列車を発車
まで見送っていたため 食事に何とか間に合ったものの 外出時の格好で
食事です

f:id:HATTYAN0234:20191130082140j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130082219j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130082249j:plain

食事は文句なくおいしい それに加えて 受け皿にも敷物にも女将の文字
が・・女性は嬉しいのでしょうね 私は正直「ここまでやるの?」という
印象でした

f:id:HATTYAN0234:20191130082323j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130082418j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130082448j:plain

このホテルのコンセプトが「365日雛祭り」ということでひな壇があり
ました

f:id:HATTYAN0234:20191130082518j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130082549j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130082639j:plain

1階のエレベーター前に 本日の天気と明日の天気が描かれています 
心遣いですね それにしても どこを写してもお人形が入って来ます

f:id:HATTYAN0234:20191130082351j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130082905j:plain

この絵はお風呂場の入口に貼ってあった絵(誰もいない時間帯に撮影)
実は 同じニュアンスの文字が 「有馬温泉兵衛向陽閣」にあったもので
懐かしくてカメラに収めました 妻が飲んでいるのは備え付けのお水です

f:id:HATTYAN0234:20191130082940j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130083035j:plain

客室の通路沿いに飾られた小さな置物 ほのぼのしてきます
「手を合わせて南無~ 御仏壇の長谷川・・」のCMを思い起こします

従業員の方に質問です お部屋に置かれている小さな小物や 洗面所の
アメニティなど黙って持ち帰るお客様がいらっしゃるのでは 何か秘策が
あるのでしょうか?
さすがに答えずらかったのでしょう 少しの間があり「このホテルは日本
人の方がほとんどで ある程度ホテル側でも(お客様の)選別はしていま
す 今まで持ち帰られた物といえば虫さされ かゆみ止めの塗り薬くらい
のものですね」と

お風呂には三回入りました 食後すぐ貸切り風呂に一人で あとは深夜に
内風呂と 早朝の露天風呂 全て独り占めでゆったりとできました 
浴槽が小さめで少し不満

女性に大人気のホテルだけあって パンフで見るかぎり女性用露天風呂
の方がいいなあ~

f:id:HATTYAN0234:20191220132738j:plain「湯布院かほりの郷 はな村」の夕食メニューです

追加:<由布院と湯布院の違い>
昭和30年に由布院町湯平村(ゆのひらむら)が合併して「湯布院町
となった そのために 湯平を含めた町全体を言うときは「湯布院」で 
昔からある地名などは「由布院」と使い分けていた 今はヤヤコシイので
「ゆふいん」が増えて来ている
「由」を使用 由布院温泉 JR由布院駅 由布岳
「湯」を使用 湯布院観光協会 湯布院映画祭 湯布院IC

現在の町名は「由布市湯布院町」何ともややこしい
 宿泊のホテルの住所 由布市湯布院町川上
 湯平のホテルの住所 由布市湯布院町湯平

おまけ:行きのスターフライヤーの機内で見た「九州観光案内ビデオ」
由布院からバスで20分(鉄道駅は無人駅)湯平温泉 旅館「山城屋」
が超人気! 昔からの湯治場で観光地と言って特に無い場所にあって 
トリップアドバイザーでは5点満点 由布市のホテル155軒中第1位
なのですが ちょっと信じられません 
旅館のホームページのウェブサイトは  言語を英語・韓国語・中国語・
日本語から選択できるシステムを採用 実は外国人の宿泊者が9割
 日本人客は1割だそうです
女将さんの英語を聞いて 安心できるという口コミが半端ない その女将
さんは英語はお客さんとの会話から覚えたという「生きた英語」なのだ
そうです お客さんが先生なのです 家族経営で料理も「おふくろの味」
豊後牛が人気で リピーターもとても多いとか 家族風呂が充実し 女性
だけの色浴衣も大評判ですとのことでした

そうそう映画「男はつらいよ」で当旅館がロケで使われて「寅さんの間」
があります

3日目の人力車の 隆君も「あそこが一番」と太鼓判を押していました
ホームページに動画がありますので 是非ご覧ください






 

 

 












































令和元年 黒川・由布院温泉 九州雅な旅3日間①

<今回の旅の目的・選定理由>
昨年の段階では アメリ東海岸個人旅行でした ものすごく時間をかけ
計画策定しましたが 3月は寒気が半端ないという周囲の声に負けて計画
を変更 次はベトナムカンボジア個人旅行(ハロン湾1泊付き)これは 
アンコールワットの階段が急で 膝に難のある妻には苦痛となる点でボツ 
最後は では膝にいいのは温泉だからと再度変更 いつかは行きたかった
「黒川・由布院」両方の温泉宿泊付の本コースに決定しました

 令和元年11月25日 羽田発9:10  スターフライヤー航空便(注)
北九州市北九州空港に本拠を置く 座席は黒の本革張りで液晶モニター
付 他社の同型機が最大180席のところを150席に設定し前後の座席
間隔が広い デザイン部門表彰もあり「顧客満足度で11年連続1位」 

福岡まで2時間05分 到着後バスで 大分県西部の日田(ひた)に向か
います 本ツアーは20名 夫婦8組女性ペア2組で  皆さんシニアです

f:id:HATTYAN0234:20191130072002j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130072102j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130071856j:plain
大はら茶屋で昼食「花てぼ弁当」 ご主人は由布院亀の井別荘の元総料理長

注:「花てぼ」とは柄がついた籠のこと 野山に山菜狩りに行くときや 
  野良仕事のときの おにぎりや惣菜入れとして利用する物とのこと

ご主人が料理の説明をされます 早朝から裏山で採取した山菜云々という
ことですがいわば薬膳料理です 食欲をそそるかと言われれば「?」です
隣席のご夫婦は大部分を残されていました こんにゃくを相当時間をかけ
調理したそうですと添乗員さんが補足説明してくれますが まるで固いグ
ミの様な噛み応え 最後は飲み込みました
京都六盛の「手をけ弁当」が派手とすると こちらは地味過ぎる味です

我々夫婦は完食し食後近くの大原神社でお参り 黄葉がはらはら舞います

f:id:HATTYAN0234:20191130123512j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130072148j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130072214j:plain

 日田の豆田町 日田は「檜田」古来ヒノキや杉の多い林産地に由来した
地名 豆田は大豆を植えていた畑に由来する地名ですとは「日本地名大事
典」からの引用です

豆田町は国選定重要伝統的建造物群保存地区 2015年近世日本最大規
模の私塾「咸宜園」と共に日本遺産に認定された 日本遺産大使の米国人
ナタリー・エモンズ」が当地を訪問しての「じょんのび」でいつかTV
放映されることを楽しみに待ちます

f:id:HATTYAN0234:20191130072235j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191207193023j:plain

上の写真は 酒造メーカーの薫長(薫りが長持ちするという意味)
試飲コーナーでの濁り酒が気に入り帰りに2本購入 アルコール20度

当地は「天領江戸幕府の直轄地でした 天領? 大政奉還後明治政府に
返還された「天朝の御料(御領)」の略語として呼ばれた 江戸時代にも
さかのぼって使われた

f:id:HATTYAN0234:20191130072257j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130072326j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130072352j:plain

3日間同行のバスガイドさん 「ここでの名物 お土産はこれこれ 食べ
て欲しいのは何」と事細かくアドバイスをくれるので 皆さんその通りに
お買い物 日毎に荷物が膨らみます(3日目朝 ホテルから自宅へ宅送の
手続きは混乱気味でした)

上左は「からあげ屋 鳥市本店」4個で200円  ホテルで食べたが冷め
ても絶品
大分県は鶏肉消費量全国一位「とり天」が有名ですね からあげとは少し
違う様でとり天は皮無しもも肉 TV「秘密のケンミンSHOW」でグル
メ全国一位となる

日田の「日田下駄」は全国的に有名 天保年間から殖産興業として奨励さ
れたもの
下駄をはいたご婦人の左手には銀杏の袋 300円は安い この通り名が
「御幸通り」みゆきとは妻の母親の名前で MIYUKIという美容室も
見つけました

f:id:HATTYAN0234:20191130072420j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130072500j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130072534j:plain

昔ながらのいい雰囲気の通りの左右にはいろいろなお店が並び ついつい
入った羊羹屋さんで試食 沢山試食をしたからには 買うのが日本人です 
ゆず羊羹1,200円也
後で「町歩きマップ」を見て知りました 豆田の逸品の代表「赤司日田羊
羹本舗」と それからポスターに「日田祇園」が そういえば 歩く道す
がら山鉾があったなあ~
平成28年 全国33件の祭の1件として ユネスコ無形文化遺産に登録
されました

「豊後の小京都」と呼ばれる日田市予想以上に気に入り 後日トリップ
アドバイザーで口コミを調べていたら 下の様な十段雛があったのです 
しかもお店に入り 甘い醤油をひとなめし 柚子胡椒も見つつ それなの
に奥には進まず Uターン(店のホームページからの転写で見たつもり)
お土産紹介に熱心なガイドさんも 添乗員さんも どちらか一言言って
欲しかった!

注:令和元年6月時点で全国43の市町が小京都と称し「全国京都会議
  に加盟中

f:id:HATTYAN0234:20191211124140j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191211124208j:plain

雛御殿(日田醤油)の店内奥に飾られている十段雛 見逃して悔しさは十
倍 残念!

この町 私は学生時代に来たのですが 歴史上有名な広瀬淡窓の咸宜園に
行き あとは何の印象も残っていませんでした 甲子園に日田林工が出る
都度思い出す町名です
学生にはこの町の良さは理解できなかったのかも? 町マップを見ている
とさすが日本遺産 江戸時代からの建物が並びます 寛文(1661~)
安永(1772~)天明(1781~)天保(1831~)・・・大正 
昭和初期とレトロの集大成です

ゆず胡椒(発祥地)と甘い醤油が似合う町並み  戦禍に遭わなかったの
でしょうね

f:id:HATTYAN0234:20191130072609j:plain日田から南下し熊本県黒川温泉に向かいます 地図で位置関係を確認です
この地図上に記されている「湯布院温泉」は「由布院温泉」の方が正しい
気がする 九重山(くじゅうさん)はおかしいのでは?

バスガイドさん「九重ここのえ 九重くじゅう 久住 くじゅう」と表記
が沢山ありますとか言っていましたが 区別についての説明は・・・・
後日図書館に出向き調査「九重」と「久住」地名をめぐる「苦渋」の決断

九重山は火山群の総称で単独峰は無く 火山群の主峰を久住山としました
九重山の北麓に九重(ここのえ)町 南麓に久住(くじゅう)町とあるが
これは九重町が譲歩したもの 久住町が先に「くじゅう」表記を使用した
ことによる
大分自動車道にあるのが九重(ここのえ)IC 九重火山群の南側に広がる
高原を久住(くじゅう)高原という どうも久住の住民の方が力が強い様
な気がします
1986年国立公園改称で 散々もめて「阿蘇くじゅう国立公園」表記に

頭の中では黒川温泉での「湯巡り」でいっぱい 宿泊ホテルの位置と目的
の露天風呂「山みず木」の位置関係 バス停の漬物屋は遠いのか・・・

f:id:HATTYAN0234:20191220131007j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130072729j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191220131037j:plain

バスガイドさんも添乗員さんも 「黒川温泉では是非湯めぐりを」と強く
勧めます そして一番のお勧めは「山みず木」ですが、宿泊のホテルから
はかなり距離があり無理です 他のお勧めは・・・どれでもいいので1~
3ヶ所是非!と力説されます 
添乗員さん「今までも毎回訴えて来ましたが その甲斐なく残念でした」 

おかしいなあ インターネット上では「湯巡りバス」があって毎時15分
と45分に お漬物屋平野商店前からバスが出るのに・・ ホテルに確認
私の調べた通りで 添乗員さんに文句を言いつつ ホテル側の館内説明も
中途にし部屋へ行きすぐに折り返しバス停へ急ぎます 添乗員さんとホテ
ルの従業員さんがバスに頼み我々を待っていてもらえました 添乗員さん
の尽力です ありがとう!
16:20発で「山みず木」に行けそうです 「ホッ」

写真は写せないので インターネットのホームページ写真から転写
今 紅葉の真っ盛り 風呂の底には落葉が沢山沈んでいました 
露天風呂(男女別)に入れたのは我々と もう一組のご夫婦の4名だけ

こちらは女性用の露店風呂です こちらは背景は紅葉ということでご想像
ください 露天風呂の定員は 男35女35で 入湯手形で入れる24湯
のうち最大規模です 
参考までに宿泊した「優彩」はというと 男20女20 少し小さいです
山みず木のキャッチフレーズ「清流と森を望む爽快露天」まさにその通り

温泉につかりながら考えました 今日の旅程どこか不満 もし私がツアー
の企画を担当する者なら 大はら茶屋と大原神社を割愛し 空港から豆田
町に直行し現地で昼食と散策(30分は延長可) そして黒川温泉にもう
少し早く到着し湯めぐりを十分に楽しむと共に 温泉街の散策もできたの
では どうでしょう? 

f:id:HATTYAN0234:20191130073255j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130073409j:plain

宿泊ホテルの「竹林の湯」と露天風呂の「渓流の湯」です
さすがホテルのパンフレット すごく素敵ですが 本当は真夜中に入った
せいか露天風呂は真っ暗で滝があるな~ぐらいの景色でした 
一人で足を伸ばしました

f:id:HATTYAN0234:20191130073835j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130073618j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130073648j:plain

ホテルの一角に当ホテルの表彰経歴が掲示してありました
観光経済新聞社の2012年度で ホテル優彩は雰囲気部門で7位 風呂
部門10位 施設部門26位 料理部門27位と全部門表彰の栄誉が与え
られていました すごい
2004年には ANAの全国キャンペーンで竹林の湯が選出され 
2005年には「THE JAPANESE SPA」で優彩が選出され
ました 五つ星ホテルです

f:id:HATTYAN0234:20191130074043j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130074106j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130074126j:plain

我々一行だけの特別室での夕食です ツアーのうち2組のご夫婦が自室で

f:id:HATTYAN0234:20191130074224j:plainメニューです あか牛すき焼き 馬刺し フカひれロワイヤルの茶碗蒸し
どれをとっても目にご馳走

f:id:HATTYAN0234:20191130074248j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130074315j:plain

朝食です 妻だけご飯をお代わりしていました
お米がおいしいのです 「ヒノヒカリ」という銘柄で コシヒカリと黄金
晴の交配によって生まれた水稲ウルチ米 宮崎県農業試験場で育成されて
1989年命名登録

f:id:HATTYAN0234:20191130073902j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191130074400j:plain

ホテル内を探検しているとなにやら上等の香りがするスペースが きっと
この暖簾の奥の部屋はワンランク上になるのでしょう?

いずれにしてもいいホテルで満足! そうそう我々ツアーの一行で露天風
呂巡りをされたのは7割 中には3ヶ所回られた方もいらっしゃり添乗員
さんは大感激です

参考:黒川温泉の歴史
2000年までは地元新聞が発行する「熊本県万能地図」に黒川温泉とい
う名称がなかったほど秘境の温泉でした 昔から知る人ぞ知る湯治場では
ありましたが・・

<1960年代>鳴かず飛ばずで存続の危機
<1970年代>黒川を変えた若手の風
     Uターンや婿入りで旅館の二代目三代目が都会での経験を活か
     し 新たな温泉郷を模索し始めた
<1980年代>「一軒でもうかろうとしても一軒ももうからない」
     乱立する看板200本を全て撤去して 統一共同看板に変えた
     杉山だけだったのを剪定し 他の樹々を植樹し露天風呂を形成
     入湯手形を若手が発案「露天風呂巡りの黒川温泉」ブランドを  
<1990年代>「黒川温泉一旅館」のコンセプトで1999年に30万
     人集客

f:id:HATTYAN0234:20191220131659j:plain
f:id:HATTYAN0234:20191220131723j:plain

<2000年代>明るさと元気 原点回帰
     2003年宿泊者40万人 推定入浴者120万人のピークを
     迎えます 三代目の若手が後継ぎとして 組合の青年部も活気
     ある新チームになる 

f:id:HATTYAN0234:20191219163928j:plain<2010年代>熊本地震を経てさらなる飛躍を
     2016年の二度の震度7にも負けず 一ヵ月後のゴールデン
     ウィークにはほぼ通常営業の状態に戻すことができたのです 
     全国からの支援に感謝大でした
f:id:HATTYAN0234:20191220131853j:plain宿泊したホテル「湯峡の響き 優彩」ともお別れです ホテル従業員の皆
さんが手を振ってお見送り バスは曲がりくねった山道を登っていきます
山の上からホテルを見下ろすと まだ従業員の皆さんが手を振っています
ここまでするのが日本的「おもてなし」なのかどうか ちょっとやり過ぎ
なのでは? 気配りの一つであるならば 杖をついている私の妻を見て
「何かお手伝いできることは?例えばお部屋の中でお困りのことは?」と
かの一言があっても良かったのではと思いました 実は膝を少々悪くして
いて 布団ですと寝起きする際にかなり苦労するのです 昨年に宿泊した 
北海道十勝温泉のホテル「三余庵」では 真っ先に尋ねていただき その
結果 妻の分として部屋にベッドを入れていただけました 
五つ星ホテルであれば ここまでのことを心掛けていただきたかった~

帰りの飛行機では ただの団体エコノミー客であっても 杖をついている
ことで係員の誘導で真っ先に搭乗させていただいたことが 余計に心に沁
(し)みました