英国感動紀行10日間⑩番外 英国料理どう?

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2日目昼 グラスゴー 有名な「ハギス」って? 茹でた羊の内臓ミンチ オート麦 たまねぎ ハーブを刻み 牛脂と共に羊の胃袋に詰めてゆでる(又は蒸す)詰め物料理で「スコッチ・ウィスキーの友」としてスコットランド人には無くてはならないものらしい 朝食に供されるも食べずにいたのに・・・今後食べる機会のある方に向けての参考意見を一つ紹介します 今年9月に亡くなられたフランスのシラク元大統領「ハギスのようなひどい料理を食べるような連中は信用がならないということだ」と発言 社会問題に発展した
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2日目夕 スターリングホテル ミリタリータトゥーに出発前で、食事よりも着替えに心が行っていた。何しろ短時間で防寒のフル装備が必要なので、皆さんには失礼して部屋に戻りテンテコマイ、よって夕食の味覚えておらず。
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3日目昼 エジンバラ 名物のスコッチエッグ うずらの卵をひき肉で包みコロッケの様に揚げたものです。このレストランは日本人でいっぱい。やはりミキトラベルの手配なのでしょう。実はこの店の上階には、ハリポタファンなら良く知っている「エレファントハウス」というカフェがあるのです。JK・ローリングが結婚出産後に離婚させられ、うつ病状態で生活保護を受けながら一杯のコーヒーで一日中粘り、渾身の力をふり絞って「ハリーポッターと賢者の石」を書き上げた場所だそうです。
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4日目昼 湖水地方 スコーンとマス料理
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4日目夕 ランカスターのパブ 久しぶりにおいしいデザートに出会え・・・間違えました イギリスではデザートとは言いません「プディング」ですね
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5日目昼 コンウィ~チェスターへの移動 名物のコテージパイです。ローストした牛肉の残り(又はひき肉、ミンチ)にマッシュポテトを乗せて焼いた料理。イギリスの「ママの味」ド定番で、簡単。
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5日目夕 マナーハウスホテル内の個室 文句なしのお上品な味というより、皆さん飲み物をどうするかで大忙し。もうビールについては各種味試しも終わり、人気は「ピムス」これは、リキュールにオレンジ、ストロベリー、ライム、ミント、きゅうりを加え、最後にレモネードで割るというもの。フルーツの甘さ、ミントの爽やかさと相まってまさに「夏を凝縮した飲み物」とのこと。ヒースロー空港で瓶詰のPIMM’Sが売られていましたが、正規のレシピを知っているのは世界に6人しかいないとは、帰国後調べて判明した知識。テニスのウインブルドン大会でも大人気らしい。
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6日目昼 コッツウォルズのチッピングカムデン ここはかつての羊毛豪商宅が並ぶ町。住民のレベルに合わせ、レストランも格上の感じで美味でした。
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7日目昼 ボートン・オン・ザ・ウォーターでのアフタヌーンティー イギリスでは昼食となることを知りビックリしました。てっきり、高級ホテルの一室で15時頃優雅にいただけるものと思っていたのに。ヨーロッパではオペラやバレエの催しが多く、催し後の食事となると深夜になります。事前に腹ごしらえが必用であったための15時という時間設定です。
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7日目夕 ストーンヘンジの帰り道 ソーセージとシャンパン(パイパー・エドシックブリュット)の取り合わせの妙。このシャンパンただ物ではありません。フランスはランス生まれ 「王妃にふさわしいシャンパーニュ」を目指し、マリー・アントワネットへの献上を実現し、現在ではフランス王室を初め14もの王室御用達 マリリン・モンローが愛飲し、カンヌ映画祭公式シャンパーニュでもある。ANAファーストクラスで出された銘品です。
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8日目 ロンドンの締めくくりはやはり「フイッシュ&チップス」ですが・・・・・由来を知ると興ざめです。新大陸からのジャガイモは「底辺が食うもの」とさげすまれていたが、産業革命で一変。1840年代工場労働者の食事として定番に。一方1860年代にトロール漁法と冷凍技術そして鉄道輸送で魚が都市部に運ばれ、「魚のフライとポテトフライ」が大衆食として確立したのだそうです。今ではイギリスのお勧め料理といえばこれです。

<イギリス料理がまずくなった5つの理由>
その前にアメリカの諺を披露します「最高の人生と最悪の人生」について
最高:アメリカ人の給料をもらい イギリス人の家に住み 日本人の嫁を
   娶り中国人のコックを雇うこと
最悪:中国人の給料をもらい 日本人の家に住み アメリカ人の嫁を娶り
   イギリス人のコックを雇うこと

では 5つの理由を
1)ジェントルマンの質素志向
2)フランス文化の排除 フランス革命やナポレオンを見て フランスと
  は一線を画そうと考えたこと フランス人は食事中 思い切りおしゃ
  べりしながらなのに対し イギリス人は 食事中の会話は少なければ
  少ないほど良い さっさと済ますのがベストとも考えていた
3)伝統料理の断絶 イギリスでは14歳頃から住み込みで働く若者
  (サーヴァント)が多く 母親から「おふくろの味」など教わらず 
  食事の支度もやらねばならなくなり 結果「貧弱な 料理とは言えな
  い食べ物」が食卓に出された
4)産業革命と都市化 産業革命以前は自給自足であったのが 労働者社
  会となり 職場の近くで簡単に済ますべく 市場や食料品の店が増加
  した「フィッシュアンドチップス」が人気を博したことで良く分かる
5)ジェントルマンの「上流気取り」 ステイタスの誇示で 上流の人は
  白パンを食べると言われれば 黒パンに石灰を混ぜてまでして食べる
  何たること

具体的に言えば イギリス人は「牛肉最高 ステーキ最高」で他は何もい
らない スープもデザートも無い 正餐は始めもなければ終わりもないと
外国人は評する

冬場など曇り空がずーっと続くので 野菜の種類が少ない
郷土の名物料理が極めて少ない
砂糖とお茶を大量に摂取する 東西インド会社により奴隷貿易とプランテ
ーション農業で安価に入手できるようになり 18世紀末ではフランス人
の7倍以上の砂糖を摂取していた 第二次世界大戦後のイギリス人主婦は
17%のカロリーを砂糖から摂取 要は砂糖頼みで生活していたことで 
味覚が偏ってしまった

それとイギリスでは 「食べ物は二の次 自分の家のインテリアをいかに
見栄えの良いものにするか」に対する関心が強い そこに住む自分たちが
好きなものに囲まれて暮らすことを一番に 自由にのびのびと楽しみなが
らインテリアを作り上げるのです

食べ物を軽んじている例として イギリスで初めて英語辞典を作った18
世紀の偉人サミュエル・ジョンソン博士 数々の名言を残した「典型的な
イギリス人」で 自称「恥知らずの紅茶飲み」 朝昼晩 紅茶で食事を流
すように飲んだとか 食事に対する関心を持ち合わせていない

<最後 英国ロイヤルファミリーを筆頭に上流階級の方々が絶対に使わな
い4つの英単語を紹介します 皆さんきっとビックリされますよ>


1、トイレット/Toilet
  「ルー(Loo)」または「ラバトリー」を使います
2、パードン/Pardon・・・・ものすごく失礼らしい
  「ソーリー」または「ソーリー ワット?」を使います
  英国キャサリン妃の実母が エリザベス女王との会話で下流階級が使
  う上の二語を使ってしまったとBBCニュースで流された
3、ティー/Tea
  紅茶ではなく 夕方の時間帯にいただく「ティー(ハイティー)」を
  指す 英国貴族間で広まったフィンガーサンドイッチやスコーン等で
  構成される午後の時間帯のアフタヌーンティーと異なり ハイティー
  は肉料理やミートパイ等労働者階級の人達の夕食なので 上流階級の
  人達はアフタヌーンティーを楽しむことはあってもハイティーの習慣
  はない
  注:同じ英語圏でも米 豪 シンガポールなどではアフタヌーンティ
    ーをハイティーと呼ぶこともある
4、スイート/Sweet
  食後に食べる甘い物を上流階級の人達は何と呼びますか? 答えは 
  プディング」 クリスマスに欠かせないイギリスの伝統的なケーキも
  「クリスマスプディング」ですが 単体でプディングと言うと食後の
  デザートを指します
  スイーツ(スイート)は中流以下の人達が好んで使う単語 ちなみに
  スイートはもともとアメやグミなどを意味するイギリス英語(米での
  キャンディーと同じ扱い) デザートは上流階級の人達の間ではプデ
  ィングを食べた後 ナイフとフォークでいただくフルーツの盛り合わ
  せという意味合いがある 

  どうしても中流以下の私には理解が及ばず このブログで使用する単
  語にも間違いがあるようですが 反省はしません ご容赦を