インドネシア個人旅行6泊8日 後編

バリ島ヒンドゥー教の総本山「ブサキ寺院
バリ島の最強パワースポットは アグン山と中腹にあるブサキ寺院

<4日目 11月13日(木)晴れ・雨>前編からの続き
午前10時過ぎ マリオット・バリ・ヌサドゥア・ガーデンズ到着

入口のチェックは厳しい 我々の名前と突合してゲートがあがる

ホテルのチェックインが午後4時ということで 部屋の片づけが
まだですと 当たり前で なるべく早くしますからということで
別の部屋で待機します
ヒルトンにいても仕方がないので早く出発を!とせかす妻に負け
チェックアウトを早め こちらに着いたら待ち時間大という結果
「あなたの説明が無かった それならヒルトンでゆっくりした」
いつもの大騒ぎが始まり 受付の女性も困ったことでしょう・・・
結果 約1時間で異例の「部屋の準備ができました」になります

我々が3泊する832号室は6人用です 居間とツインベッドの部屋
そしてダブルベッドの部屋まで 各室にはバスタブ付きの浴室があり
台所・キッチンに料理道具一式 冷蔵庫はもちろん洗濯機・乾燥機も
完備しているではありませんか・・・

リビングのテーブルの上に なにやらお菓子がいっぱい並んでいます

すごいの一言です 

我々が使用したツインベッドの部屋と浴室

我々が使用しなかったダブルベッドの部屋と浴室

昼食のため シャトルバスで「バリコレクション」に出かけます
ここには  SOGOデパートがあり 飲食店が集中しているようです

ハッピータイムサービスで ピザとワングラスワインで15Kと
1,500円相当です ビールを追加してピザを もうここまで
インドネシア料理には飽きています ナシゴレンにミーゴレンは
チャーハンと焼きそばですね

ホテルまでの戻りのバスが3:05PM SOGOをうろうろして
結局スターバックスに入ります

他に時間をつぶせないせいか 当店には 大阪のおばちゃんらしき
グループが二組三組と集まってきます 大賑わい! 日本人は静か
という良いイメージは ここでは全く通用せず大口開けて高笑い!

時間となりホテルへ戻って 午後2時から出勤のCHIYOさんと
顔合わせ 日本語が達者で大助かりです 妻とのラインもつないで 
種々の説明を受け 近所のスーパーの情報も教えていただきました

それから室内のテレビを回していたら なんとNHKの大相撲番組
日本との時差が一時間で 午後5時の打ち止め~まで見ていました

夕刻になり CHIYOさんに教わった近所のスーパーへ買い物に
先ずは 信号のない道路の横断が怖くて 手を挙げると車は止まる
ということを後日知りました 思いやりの精神だそうですが本当?
弁当とハーゲンダッツのアイスを購入して 3千円相当のお買い物
結果 お弁当はまずくて半分捨てました

窓の外のプールのライトアップ

<5日目 11月14日(金)晴れ時々スコール>バリ島横断ツアー

食事は文句なし 3日に分けて なるべく全部制覇するつもり
庭の木にはリスが巣箱と木の上を往復します 相当の数のリス
大忙し カメラに収めるのも大変でした すばしっこいのです
庭のテラス席でしたが ハエがうるさくて明日は屋内にします

本日は JTBマイバスバリ(ベルトラ)の日本語ガイド付き
バリ島ツアー バリ島の約半分の州を回ることになるそうです
ブサキ寺院キンタマーニ高原~棚田~ウブド~タナロットと
続き 夕食は「アイスチャングー」での地中海料理と続きます


   7:45迎えの専用バスがホテルに到着 さあ出発です

ブサキ寺院までは2時間半もかかる バリ北部の名所ですが
遠方で 日本人も観光バスもあまり訪れないようです・・・
独自の文化を守るために 地元住民が世界遺産申請を何度も
反対したといわれる「幻の世界遺産」です

割れ門を撮影 二人とも ズボンの上からサロンを巻きます
寺院の入り口にある左右対称の割れ門 善と悪 陰と陽など
表裏一体を表現し 人間は完全ではないということを表して
おり 邪気のある者は通れないそうです

さてサロンと腰紐ですが バリヒンドゥー教の中で上半身は
善のシンボル 下半身は悪のシンボルという考え方があると
腰紐を巻くことで 神聖な上半身を下半身から分離するそう

ツアーの宣伝写真です ここまでは上れません
我々は 横の階段を上がって 各寺院の外観だけ拝見します

聖なる山です アグン山 最後まで頂上は拝めませんでした
本日のガイドさんは 独学で日本語を学んだとのことでした
ドライバーさんは全く無口 でもレーサー並みの運転技術です

当地出身のガイドさんと スマトラ島出身のドライバーさんは
基本の言語が違う為なのか ツアー中ほとんど会話無しでした
注:公用語インドネシア語で国語です 500以上の言語が
  話されており バリ島ではバリ語 ジョグジャカルタ市
  ジャワ語 スマトラ島は他民族及び華僑が多くとても多い


当地では竹を家の木組みに使います 屋根にはシュロを敷きます

30余りの寺院の集合体です

寺院の入り口に お花(チャナン)がお供え物であります
ONLY PRAYERとあります 基本的にバリの正装姿でないと
入場できません 礼拝する人 祈祷する人だけが入場でき
一般観光客は入れません

ブサキ寺院の頂上まで来れました 七重の塔が目の前です
胸の前で手を合わせるのが普通 顔の前まで そして頭の
上までは神様への挨拶 3種類あるようです

キンタマーニ高原と 目の前にはバトゥール山 バトゥール湖
右の写真 私が離れているのは ガラスの下が断崖絶壁だから

注:妻が敏感に反応の高原名「キンタ」は思考「マーニ」が珠
  サンスクリット語で 意のままに様々な願いをかなえる宝
  「如意宝珠」を意味する

売り物の景色が一瞬で焼失 「グランド・プンチャッ・サリ」
大スコールです 目の前真っ白! 本当にビックリしました

食事をゆっくりなんてできませんでした

道路を 地元のお祭りかなにかで塞がれ 回り道も何度か

美しいライステラスで有名な木彫りの村
現在のバリ島では 純粋に米を作るだけでは棚田の維持が難しい
観光促進のため政府の補助金によってこの美観が維持されている

このかごに入るのに 10K(100円相当)が必要とされます
この直後スコールが来て 大慌てで車に戻ります

ウブド王宮に到着

王宮だけではつまらないと 以前私が調べていた「水宮」を希望
ツアーコースの立ち寄り外な場所で追加料金を払い入場しました

「KULKUL」って何?
内部をくりぬいて洞(うろ)にした丸太や四角い柱を中ほどに
縦長の切り込みを一か所入れた洞木 この切込みから響き出る
音が遠くまで聞こえる 寺院で鳴らすため お寺の鐘のようで
もあるし 緊急連絡に使うため 半鐘の役目もするそうです

背後はインド洋とのこと 今までは太平洋でした

ウブドから2時間 西の端「タナロット寺院」です
夕日で有名 ただし夕日まで1時間半待ち そして
曇りがちで夕日がきれいに見える確率少ないとのこと
結果 待つことを辞め 最後のレストランへ直行

とっても美味しかった・・・


皮肉にも今夜は夕日の大盤振る舞い
タナロットの夕焼けはきれいだったろうなー


  HPでの写真で想像を膨らませます

ここスミニャックからレギャンそしてクタを通過し高速道路
混雑がピークになる時間帯で 車とバイクが大渋滞なのです
車と車の間に少しでも隙間ができると 反対車線からバイク
「轢くなら轢いてみろ」という感じで見てはいられません
私なら絶対に運転はできません

初日からですが バイクに乗る女性も子供も 運転する人に
捕まっていません すごい人は横座りで片手にスマホを持ち
すごいスピードで走り抜けます 子供のころからの慣れっこ
だそうですが この状態で事故に繋がらないのが不思議です

2時間以上の大渋滞から
横を見ると またもやその地域のお祭り 車が通るのが無理
最後 ブノワ湾沿いの高速に入るや否や 運転手さんの猛烈
スピードでの追い抜き 正直怖かった! 
ホテルに無事到着しました 良かった!

<6日目 11月15日(土)晴れ>バリ島の休息日 海にでも行こう

 
  プールにはちょっと足を入れただけ ぬるかった

朝食を終え ホテルのシャトルバスで海へ出かけます
9:35までの時間待ち

海に監視員や救助の人はいません 自身の責任で とあります
プライベートビーチです 

何の像なのか分かりませんが ちょっと撮影しておきます
下見を終え10:15のシャトルバスでホテルに戻ります
午後から水着を持って来ましょうとシャトルバス時間確認
1時間に1本ホテルから出発 戻りも1時間ごと便利です

シーフードの店もあり さて少額だけ両替しようと 妻が
財布の入ったポシェットを探します 3つ持ってきたのに
日本円の入った銀と黒 のポシェットが無いと・・・・・

忘れ物は 前泊のヒルトンに違いないと 午後2時出勤の
CHIYOさんを待ちます お昼どころではありません!

CHIYOさんを待ち 事情を話し 彼女からヒルトンへ
電話をかけてもらいます 予約番号も部屋番号も記載した
書類は 終えた途端に破棄してしまっており 氏名だけで
探してもらえることになりました
しばらくの後 妻のラインに ヒルトンでは見つからずと
連絡あり 妻は「お金が入っていたから戻らないでしょう
室内に掃除に入った作業員が・・・」とあらぬ疑いをかけ
またも夫婦で しなくてもいい夫婦喧嘩 
私「どうして3つもポシェットが必要だったの?」
妻「洋服に合わせ また日本円用 外国のお金用と分ける」

険悪の中 テレビでの大相撲中継があり そちらに没頭

夕食だけは食べないと・・・
ホテル敷地内のコートヤードマリオットのレストラン横で
私の米ドル10ドル分両替し コートヤードでピザを注文

何やら下の階でインドネシアの音楽が 奏でられていたようです

<7日目 11月16日(日)晴れ>豪華ブランチとスパ体験
朝食は6時半に済ませ 本日は「ソレイユ・アット・ザ・ムリア」
世界最高のブランチレストランへ出かけます
10時にチェックアウトし 荷物は二人分をフロントに預けました

11時にブルーバードタクシーを予約済み 時間前に到着したので
ムリアホテルのロビーまで 20,000RP(2百円)でした
ロビーからはバギーで「SOLEIL」へ


このレストランの予約が大変でした
大人気ですので8月21日 約3か月前予約しておいたのです
二人で500,000RPでした 安いなあと思っていました

現地での上記記載のアルコールパッケージを見て分かりました
予約した金額はビュッフェの自分で選ぶ品々だけの料金であり 
アルコールが入ると跳ね上がる(それが普通)のシステムです
我々が頼んだノンアルコールだと 一人939、000RPが
追加されるのです その代わりアラカルトメニューから全ての
料理がいただける
つまりは おなかをすかせて 朝食など食べずに来店するべし
我々はマリオットで十分食べてからですので この時点で負け

さすがに 寿司はイマイチ 日本茶はno-sannkyuー でした

道理で 席の担当が何度も アラカルトいかがですか?と来るわけ
親切で来てくれているのに こちらは彼の真意を理解できなかった

仕方なくワッフルを注文 やはりものすごく美味しかった
チキンの揚げ具合が抜群にカリカリだった
エスカルゴやその他名品も頼むべきだったのでしょう・・・
でも雰囲気だけは十分に満喫できた気がします


本日誕生日のパーティーが2組いて「ハッピーバースデイ」の大合唱

ビュッフェでは このオイスターバーが一番人気でした
やはり減り方がすごかった 隙間がこんなに多くなって


途中休憩で 外気に触れます

デザート類が異常に多かった

ARCHITECUTURAL DIGEST2016で
世界的に称賛される「最高のサンデーブランチ
VERANDA2016では「世界のベスト20レストラン」に
トリップアドバイザーのトラベラーチョイスでは毎年受賞

地中海料理とアジア料理の絶妙なフュージョン 多彩な料理が
並ぶ豪華なビュッフェ 11:00~15:00までOKです

再度ホテルまで ブルーバードタクシー(戻りは3百円相当)
14:40に迎えに来るアユタヤスパの車を待ちます

そのときです 受付の女性が 「これ忘れ物では?」と例の
ポシェット二つを持って来ていただけました 「どこに?」と
妻 「お部屋の金庫の中です」とまあ 康子は金庫にしまった
ことさえ すっかり忘れていたのです よかったー 現金も
無事でした CHIYOさんお手間を取らせてごめんなさい!

  日本人経営 日本人エスティシャン指導の高品質サービスで人気
  現地スタッフが日本語でカウンセリングとメニューの説明で安心
  ボディーマッサージ+シロダーラ+フェイシャルで眠りに落ちる
 ジャワ王宮発祥のマッサージが受け継がれたバリニーズマッサージ
 
 4時間コース
 フットバス(10分)
 バリニーズマッサージ(90分)
 フェイシャルトリートメント(60分)
 フラワーバス(30分)
 シロダーラ(30分)
 シャンプーブロー(20分)


<シロダーラ>30分
インド由来 人肌程度に温めたオイルを眉間の上に絶え間なく垂らし
続ける 施術中は瞑想状態になりますが 眠ってしまう人が多いと

4時間のスパコース 最初の2時間は体のマッサージ
気持ちの良さに すっかり寝てしまっていたようです

<クリームバス>頭皮からデコルテまでトータルケア
残りの2時間はフェイスマッサージとシャンプーです
日本語が通じる女性担当者 なにしろ力が籠められて
痛気持ちいい感じ 夫婦で一緒に受けました

頭皮のツボ刺激マッサージで髪の毛艶アップの二人 ご満悦

チップとして100,000RPを渡すと とても喜んで
くれました(チップの額は 普通50,000RPだそう)

最後に質問です 道すがら見えた巨大な像は何なのですか?
インドネシアのシンボルのガルーダです 高さ121mと
バリ島の空港到着後 最初からの疑問が解明できましたあ!

最後 空港までは スパ料金に含まれています 無事到着!
ただし ただしです 発券時間受付まで2時間もあります
9:30やっと受付開始 そしてガルーダのスカイチーム
サービスラウンジでは 0:30の搭乗開始まで待機です

白ワインとボロネーゼパスタを 目の前で料理してもらい
食べながら 何とか時間つぶし・・・・・

着陸2時間前の朝食 私の左:美味しくなくて半分残しました

帰りもガルーダインドネシア 
何とドアクローズして 滑走路に移動し 離陸寸前に滑走路の中程で
緊急停止!! 何が起こったのかアナウンスもなく不安のまま 搭乗
スポットまでゆっくり引き返した パイロット・CAからの日本語の
アナウンスは一切なく 乗り込んできたGH(地上係員)に聞いても
的を射た説明はなかった

この間1時間以上 機長からもチーフパーサーからも何の説明も無し
CA同志が固まって何やらしゃべっていますが 笑ったりしています
乗客のおとなしいことにビックリです 誰も文句を言わないのです!
そばに来たGHに「YOU MUST EXPLAIN ABOUT THIS ACCIDENT」
と大きな声で伝えました ハリーアップを繰り返しました

しばらくして そのGHさんが スマホの翻訳機能で「燃料を追加
する必要があります云々」と 私にだけ伝えてくれました

<8日目 11月17日(月)晴れ>帰国
離陸時間が1時間遅れたことで 着陸も1時間遅れ 午前10時です
最後の着陸時まで 機長以下誰からも説明・謝罪がありませんでした

前の座席ポケットが壊れたまんま・・・ありえません

古いガルーダ機で いつも楽しみにしている映画が古くて なおかつ
日本語版が一切ありませんでした サービス最低のインドネシア国営
航空会社 スカイチームの恥です もう利用しません

ガルーダは別にしても インドネシアの人々 我々の片言の英語でも
どうにか理解してくれようとする 人々のやさしさが沁みた旅でした

この旅行は 実は昨年に計画していたもの 9月下旬でしたが直前に
なり 妻が「めまい症」という病気になりキャンセルしていたもので
そのリベンジ旅行でした インドネシアでは食べ物の心配(バリ腹)
蚊によるデング熱 狂犬病の心配 タクシーのグラブ利用ができるか
その他も沢山あり 個人旅行にはつきものですが 心配事が多かった

食事・レストランには大変気を使いました 金額は張りますが可能な
限り良質なレストランを組み込んだ現地ツアーを選択しました
ジョグジャカルタのアマンジウォやバリ島のムリアホテルなどは生涯
一度でも経験できれば上等と言えるレストランで大満足できました

宿泊するホテルもヒルトンやマリオットで問題なし 現地ツアーでの
リアプロサニーホテルも バスタブ付き5つ星ホテルで最高でした
出発前には不安いっぱいの妻にもきっと喜んでもらえたことでしょう
さあ 次は来年1月のMSCヨットクラブ体験です 楽しみです

今回の旅行代金
ガルーダインドネシア航空 196,400円(HIS利用)
ホットホリデーツアー代金 195,149円(ジョグジャカルタ
マイバスバリ(ベルトラ)     41,220円(バリ島ツアー)
ソレイユアットザムリア   21,702円
アユタヤスパ        25,846円
両替代金(円換算)        11,500円
その他           20,000円
       計     511,817円
注意:ホテル(ヒルトン、マリオットは所有ポイントからで含まず)