2022年4月 誕生日記念の箱根・小田原2日間

小田原城にて

<1日目 4月26日(火)>ポーラ美術館と箱根で1泊


小田急で箱根湯本まで 駅から箱根登山バスでポーラ美術館に直行

入口からは地下の美術館へ
建物のほとんどが地下に埋まり 木々を越えないよう地上8mに抑えた
ゆるやかな傾斜地に 直径74mの円形壕を掘り 免震ゴムを設置した
安心免震構造で 建築物を浮かせ 人と美術品を地震や高湿度から守る

日建設計チーフだった安田幸一氏(現安田アトリエ代表)の建築設計で
同氏の作品である「京都福田美術館」は是非とも訪れたい美術館である

現在 ポーラ美術館では「開館20周年記念展」の一環としての
「モネからリヒターまで」という企画を展示しています 内容より
当美術館が「日本人に人気の美術館ランキング2020」で第一位
(第二位は大塚国際美術館 第三位は足立美術館)になっている為
箱根仙石原に宿泊する以上 場所も近く訪問しようと計画しました 

右の絵がゲルハルト・リヒター抽象絵画(649-2)(1987)」
ザザビーズ香港のイブニングセールにて 約30億円で落札されました


当美術館の顔的作品 オーギュスト・ルノワール「レースの帽子の少女」

この大好きな画家二人の作品が 並んで陳列されていることが嬉しい
左はエドゥアール・マネの「ベンチにて」 
モデルは女優ジャンヌ・ドマルシー(第一印象ではベルト・モリゾ
右は画家ベルト・モリゾの「ベランダにて」
モデルは自身の一人娘ジュリー・マネ(夫はエドゥアール・マネの弟)

モネの「睡蓮の池」 同様な絵を見過ぎているためか 興味が沸かない
岸田劉生の「麗子像」も3作品並んでいましたが 少しイメージと違う


レオナール・フジタの「ベッドの上の裸婦と犬」撮影禁止なので
WEBから引っ張って来ました 体の輪郭線が気になります 

夫婦二人が「あっ!」と声を出したのが 杉本博司さんの「Opticks]
この絵画よりも 早く「江之浦測候所」を訪問したいのです

妻が目を見開いて近寄った作品がヴィルヘルム・ハマスホイの
「陽光の中で読書する女性 ストランゲーゼ30番地(1899年)」
同じ部屋でのよく似た構図作品が多数 北欧のフェルメールとの異名も

右は美術館吹き抜けに常設展示されているクリス・ウィン・エヴァンス
の「照明ガス」何となく引き付けられる作品でした

ロビーにあった蛇腹様の仕掛け 左からみるとルノワールの少女が
右から見るとフェルナン・レジェの「鏡を持つ女性(1920)」

ミュージアムショップの人気商品が モネの睡蓮の日傘と杖です

「森の散歩道」に出ました 雨が降っており途中で引き返しました

レストラン・アレイで「オリジナル・シーフードカレー」

妻は洋食のコース料理

<2日目 4月27日(水)>箱根芦ノ湖から小田原へそして帰京

宿泊した東急ハーヴェスト箱根甲子園
昨晩は窓に風雨が吹き付け 木々が揺れすごい状況でしたが 霧雨に
朝食はここではなく 富士屋ホテルにチャレンジ 空いていれば入れ
ますという電話回答で 7:30開始に間に合わせるべくタクシーで
向かいます(路線バスでも良かったのですが・・・)

2020年に全面改装 以前にお茶したことがあり 再訪です

一見さんですが 快く迎えていただけました

妻は和定食 さすがに立ち上がって写真を写すことができませんでした
「金目鯛の粕漬け」が大変気に入った様で 何度も「おいしかった~」

窓の外に見える「菊華荘」は旧御用邸 ここの料理長が出す和食を
富士屋のレストランでいただけるのです 最盛期になると 洋食が
富士屋ホテル 和食は菊華荘でランチと分業体制になるそうです
お庭が有名という事で 入れますか?と質問 OKですとの回答


こちらは富士屋ホテルの庭 まるで箱庭です

菊華荘の母屋と庭園

芦ノ湖行きのバスまで時間があるので 富士屋ホテル内の探検開始です
以前来て利用した 庭を眺めながらのカフェが大きく変貌していました


1階入り口にある体温測定の画面 こちらの動作から数秒遅れて
画面に体温表示と共に写ります 面白いので思わずパチリ


右下の三叉路が「宮の下」交差点 箱根駅伝で有名な胸突き八丁
箱根駅伝のファンの方は ホテルの客も勿論 大勢応援に出ます
まっすぐ進むと仙石原 左に曲がると駅伝コースであり芦ノ湖

芦ノ湖への伊豆箱根バス停から 
富士屋ホテル(2階一番左の窓席で食事)と宮ノ下交差点が見渡せます


ザ・プリンス箱根芦ノ湖に到着
何年か前宿泊し なだ万のディナーをいただいたことを覚えています
当ホテルは村野藤吾氏が全ての空間を手掛けた「村野ワールド」なホテル
建築は勿論 家具や照明・椅子 ドアの取っ手に至るまで全て設計します
村野氏は早稲田大学建築学科出身 代表作品は「世界平和記念聖堂」や
日生劇場日本生命日比谷ビル)」「迎賓館本館の改修」そしてホテル
でいえば 「ウェスティン都ホテル京都(佳水園)」「志摩観光ホテル」

どの窓から見ても木々が見事 計算されています さすが一流ホテル!

11:30からホテルでのビュッフェ昼食を予約(BYトラベルズー)
富士屋ホテルで8:30まで食事をしていて まだ3時間しか経過
しておらず とても美味しかったのですが お代りできませんでした
制限時間90分内で メロンと寒天飲み物を追加することで十分・・


次いで13:00から温泉タイム 
夫婦ともにバスタオル タオルを持参せずで 露天風呂から
隣の女風呂に「何時ごろ出る?」「30分後」と声を掛け合いました

14:30ホテル前から 小田原行き直行バスで市民会館前まで
濃い霧の中をバスはエンジンブレーキをかけながら駆け下ります
学橋(まなびばし)を渡り城内へ入るコースが近道です 

二の丸からNJNJA館 顔出しをすぐ見つける妻


常盤木門 門をくぐれば本丸です


お城の入口までは行きましたが 疲れていたこともありリュックを
背負っての階段昇降は無理と判断し 駅に向かいます

駅までの歩道上に 上の様なタイル絵が並びます

小田原城下町を意識したローソン店舗
小田原提灯で有名な提灯が JR側の駅にぶら下がっていました
帰路も小田急ロマンスカーです