2022年2月 函館・大沼 温泉と美食4泊5日 前半
函館空港到着ロビーでの電飾パネルの前で
香港 ナポリと並ぶ世界三大夜景の函館夜景 お目にかかれるかな?
<1日目 2月16日(水)>湯の川温泉「望楼ノグチ函館」に連泊
当初申し込んだのは 阪急交通社「金沢4泊5日フリープラン」ですが
北陸の冬は寒くて 観光するのが難しいと諦めて 代わりに選んだのが
大沼の「鶴雅リゾートエプイ」に4連泊 冬だからどこにも出かけずに
温泉と美味しい食事で のんびりと北京オリンピックでも見るとしよう
との思いから 昨年末に申込みツアーを変更しました
ところが1月末 コロナ蔓延防止の関係から 2月16・17の両日は
鶴雅リゾートが休業になり 望楼ノグチ函館への代替が提案されました
鶴雅リゾートはAランク 望楼ノグチはSランクのホテルなので 何か
得した感があって了承しました そして函館観光がちらつき始めました
(もちろん 支払い済の代金は変更なしです)
ホテル玄関前 空港からは無料送迎タクシーで10分弱でした
ホテルでの受付はラウンジのテーブルで 銀月の銘菓をいただき乍ら・・
とそこへ現れたのが 鶴雅リゾートエプイ予約責任者のM氏 ホテル変更
のお詫び そして明後日11時に直接ここまでお迎えに来ますとの約束を
和室へ通され ああ今晩は布団か?と思いきや さっとドアが開かれ奥に
ベッドが そして室内露天風呂が見えるではありませんか!ビックリです
夕食は2階の個室 窓からはネオンに輝く庭が見下ろせます
おもてなし夕食膳ー和モダン会席 テーマ「北の国から2022冬」
食前酒は 冬のオリジナルカクテル「冬の星座」というネーミングです
豚のクリスピーカクテル ブリのカダイフ巻き フォアグラとさつま芋
のクロケット 白子と鱈の燻製水球(注) ズワイ蟹の蟹味噌グラタン
(注)野口観光グループ料理コンテスト「Nー1グランプリ」入賞の品
分子料理の球化という技法での「食べるお椀」一口で楽しみます
盛り付けが立体的で とてもオシャレでした
右は先椀 ふろふき大根餅 スモークポタージュ仕立て
白い小鉢の蓋を開けたら~ドライアイスが~という演出でした
お刺身「津軽海峡幽玄盛り」神経締めを施した鮮度自慢のババガレイを!
本マグロ ババガレイは がごめ昆布醤油で
真鱈の昆布〆 寒鯖の雪輪巻は 燻製醤油で
名残秋鮭の塩〆は わさび漬けで フォアグラ アンコウは ポン酢で
右はお魚料理 ホッケと帆立貝のポワレ 柚子バターと昆布のソースで
料理長からの「お口直し」はメニュー外でした
右はお肉料理 札幌黄(タマネギ)とシェリー酒で煮込んだ(注:世界の
VIPがうなった)白老牛 牛ロースの炙り焼き ポルト酒のソースがけ
注:洞爺湖サミットで出され好評だったのでしょう
ご飯・留椀・香の物 道南ブランド米「ふっくりんこ」の釜炊きご飯
後乗せカニご飯 真子の醤油漬け 香の物盛り合わせ 蓮根摺り流し
右はデザート 焼きリンゴのパルフェ 苺のマカロン韓国風
さつま芋のフォンダンショコラ みかんのカタラーナ(プディング)
13階の展望風呂 誰も入っていないので撮影してしまいました
露天風呂は流石に震え上がります 吹きっ晒しの風がすごいのです
展望スカイラウンジからの函館山 湯上りのソフトクリームが格別です
氷点下のカクテルハイ 生ビール ソフトクリーム ジュース類が14
時から20時まで無料でいただける でも日中観光していると利用無理
朝風呂は5時から 徐々に朝焼けが始まります
ホテルの玄関から出て見ました 下駄履きではキツかった
昨日は風が強く 函館山ロープウェイは終日運休でしたが
本日は大丈夫? 何とかOKとなりますように・・・・・
最終決定は16:00少し前とかで 一日中気が揉めます
朝食は 私が和食 妻が洋食でした
目覚めのお飲み物 リンゴジュース トマトジュース 山川牛乳
ニラの落とし卵が先に出てきました
鮭の塩麴焼き 帆立バター焼き
手作りおばんざい(ポークのしぐれ煮 蛸うどん 鮭冷ややっこ 納豆)
ご飯(おこげが美味しいのでお代わり) 香の物盛り合わせ お味噌汁
季節の水菓子 山川特濃ヨーグルト 季節のフルーツ あとコーヒー
天気もいいので五稜郭公園へ 市電で14分です
市電1日券600円(1回230円なので3回乗ればOK)
いつものポーズ 五稜郭タワーがコロナのため2月1日から当面休業と
本来上まで上れれば このような光景が見られたはず
仕方なく五稜郭公園内の「箱館奉行所」に向かいます
五稜郭の中心部分にありますが 歩いていて方向が分かりません
幕府軍の榎本武揚が最後に言います
「我々は薩長に負けたのではない イギリスに負けたのだ!!」
イギリスが「幕府は降参した 榎本らは敗残兵であり 即刻この戦争
(戊辰戦争)は終結させるべき」と諸外国に宣言 外国の中立を解除
そして幕府に売り渡した最新鋭の艦船をも新政府分に引き渡したもの
背景にはロシアが密かに樺太以南を狙っており イギリスは阻止した
かったのである
もう一つ 最近ようやく分かったこと 幕末のこの時期どうして日本
に武器弾薬が大量に輸入されたのか? アメリカの南北戦争の終結で
実は 大量の武器弾薬が行き場を失っていたとき 日本の戊辰戦争が
勃発したのです イギリス・フランス・オランダの国を挙げての武器
輸出 そして最後には新潟港を中心に武器商人が闊歩しガトリング銃
まで登場しました 長岡藩の河合継之助が登場するのです・・・
タワーが開いていれば 上からのイルミネーションが素晴らしいようです
タワー前の名物塩ラーメンを昼食に
少しでいいのです 何しろ夕食がすごいのですから
五稜郭公園前から市電で函館駅前に行き 函館市観光案内所に行きます
目的は 本日のロープウェイ運行状況確認です 今は午後2時頃ですが
まだ分かりません(妻がメールで確認中ですがこれも返事が来ません)
観光案内所で聞きます バスはありません タクシーか市電と徒歩です
市電は5系統 末広町で下り 八幡坂を上ります ロードヒーティング
が施されていますと 手すり付き階段が整備され沢山の坂の中で一番楽
そして時間があるようなのでお勧めが「旧函館区公会堂」ですと
それと函館山のロープウェイの運行状況は このQRコード読み取りで
現在の状態が分かります・・・・何と親切な係員さんなのでしょう
というわけでやって来たのが 有名な「八幡坂」スキーができそうです
坂の突き当りに函館西高 ここは北島三郎と辻仁成の出身母校の様です
♬はーるばる来たぜ 函館へ♬です
函館市は 千人以上死亡した大火が10回以上 それで坂上から坂下まで
直線にし しかも道幅を広げました 耐火上の措置です ここ30mです
今や日経の「何でもランキング」で「訪れたい坂日本一」 港に係留展示
されている青函連絡船記念館摩周丸を正面に望む坂「チャーミーグリーン
坂」で有名に「ポッキー坂恋物語」での吉川ひなのもCMには適役でした
街全体がオープンセットと呼ばれる函館 市役所がロケ専門の窓口を設け
ているとか 最近の映画では「糸」でもチラッと登場していましたね
見た瞬間 それはそれはビックリしました なんという配色!!
これが観光案内所お勧めの建物 元町地区にふさわしいのでしょうか?
1907年の大火で焼失するも 総工費58千円のうち50千円を
豪商 相馬鉄平氏の寄付で再建し 2年前修復も完了したそうです
バルコニーからの眺めがミシュラン2つ星選定の要因とか
本日は雪が積もっており リスクがあるのでドアは開かず
大広間の床はリノリウムタイルで復元 天井に向かい手を叩くと
鳴き龍の様に響き渡ります それはここを掃除していたおばちゃんが
「モデルさんこっちへ」と手招きし 教えてくれたから体験できたの
です 私がカメラマン 妻がモデルと勘違いしたのでしょうか?
本日ロープウェイ運行と確認 メールのOK返事も届きました
ハリストス教会は全面工事中 聖ヨハネ教会の奇抜さはどうでしょう
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの星の紹介版
函館★1つ 五稜郭★2つ 元町の坂★2つ 旧箱館区公会堂★2つ
同バルコニーからの眺望★2つ 函館山★2つ 同眺望★3つでした
ロープウェイ乗り場の建物内に飾られていた雛壇
16時からの発券窓口に一番で並び ロープウェイにも一番で乗り込み
正面に陣取り 悠々と撮影できました
上の二枚はパノラマ撮影で
さすがに寒く 下のティーラウンジに入り日没を待ちます
当初の予定(ガイドブック)で 日没16:50 夜景が17:20
であったのに 今日の日没は17:20 夜景が17:40とのこと
本日のホテルの夕食は19:00スタートなので ここを18:00
には出て すぐにタクシーが捕まるか 何とか間に合わせなければと
気がせくばかり ゆっくり夜景を見ている心境ではありませんでした
夜景になった 見た その直後に階下に降り 下りのロープウェイの
列に並びます 17:45の回に間に合いそうです 少しでも早く!
ここまではティーラウンジで
ロープウェイを待つ列からガラス越しに 17:43頃でした
ロープウェイに乗り込んだが前の方は人の山 全く見えません
少し横からの撮影になりましたが 何とか夜景らしい雰囲気は
捕らえられたでしょうか? 17:50頃です
急いで建物の裏に回って 予約無しのタクシーを捕まえられて幸運でした
これで夕食に間に合いそうです 運転手さん「15分ぐらいで着きます」
八幡坂のイルミネーションは日没からスタートします
タクシーで湯の川温泉まで戻るのなら 少しだけ遠回りして見たかった
でも当時は そこまでの機転が利かなかったので 止むを得ずですね
2日目のおもてなし夕食膳 テーマは「ある冬の夜の晩餐会」
食前酒はオリジナルカクテル「望楼の冬」というネーミング
インカの目覚めチーズ炙り ホッケ魚そうめん 道明寺羊羹
よもぎ麩田楽 公魚(ワカサギ)南蛮漬け 右の椀物は千年蒸し
次のお刺身撮影失念 鮪 帆立 牡丹海老 雲丹 タコ頭 ホッキ
とても美味しそうだったので つい食べてしまった 妻も同様です
魚料理 黒ソイの香草パン粉焼き ブールルージュソース(赤ワイン)
肉料理 十勝牛ロースグリエ レフォールソース(西洋山葵と醤油)
ご飯 ふっくりんこの窯炊き 鮪のカマ焼き 鱈汁 香の物
デザート ティラミス 苺ショートケーキ ほうじ茶プリン
北海道で一番古い老舗珈琲店「函館美鈴」オリジナルコーヒー
1階のバーカウンターは一枚板 宿泊者にはギムレット一杯サービス
これはフロントの人も 客室案内人も知りませんでした 私が第三者の
旅行記から得た情報で 3人目に聞いた女性が知っていたようでした
日中は青のネオン 夜間は赤になります
今日は大沼への移動日 一番いい天気となりました
宿泊した13階は和モダン和洋室 階専用のフロントもあります
朝食は 昨日よりも少し狭い部屋です
先ずは昨日と同じ お目覚めのドリンク三種類 右は地場野菜のサラダ
スープはコーンスープ お魚料理はエビのスープカレー
おもてなしの一皿 スクランブルエッグ スモークサーモンのマリネ
生ハムサラダ ソーセージ ベーコン 帆立貝のアヒージョ
パン3種 ベリージャムとリンゴジャム バターとオリーブオイル
季節の水菓子 山川特濃ヨーグルト 季節のフルーツとコーヒー
最後におまけです ブラタモリ函館編
天気の関係で函館山に登れなかったので きれいな夜景をパネルにし
それを背景に桑子アナウンサーと番組を進行させたようです
翌日の昼間再度上り 昔の砲台跡とかを回ったようです
さすが地学に詳しいタモリさん すぐ「陸繋島ですね」と言い当て
陸の近くにあった島が 砂洲の発達で陸地と連結してしまったもの
江の島と同じですねと蘊蓄を披露していたようです