ハワイオアフ島の旅 ワイキキからコオリナへ その2
2日目 10/1 いよいよスカイダイビングに初挑戦
妻が子供の頃からどうしてもやりたかった夢 それがスカイダイビング!
ハワイオアフ島でのオプショナルツアーの中にスカイダイビングがあるよ
と伝えると「二人(妻と私のこと)でしたい」と言い出しました
私はと言うと低い崖の上でもビクビク 観覧車さえ下を覗くと怖いという
極度の高所恐怖症なのです それを知っていて一緒にというのが妻らしい
ツアーの参加条件を見ると「65歳以下」とあるではありませんか・・
良かった ほっとしたのも束の間 もう一つの主催会社の条件には何と年
齢制限無し 代わりに体重制限がありました 100キロ超ではないので
クリアー 書き忘れでは?と思いツアー会社にメールすると その回答が
「自分の足で立てて歩けること 会社側の見解としてお医者さんに聞いて
おかれるのがお薦めです」と
仕方なく最後の頼み(参加できない言い訳)である主治医のところへ行き
高血圧の薬をもらう際聞いてみました「参加は本人の意思です ただし私
は怖いのでしませんが・・・」と笑われました
こうなってはと腹をくくり 周囲の知り合いに 「スカイダイビングをす
る!」と宣言 自ら逃げ場をなくし 本番に臨んだ次第です
ツアーの料金がかなり高い 一人170ドル 写真とビデオ撮影(カメラ
マンが一緒に飛んで撮影する)合わせて199ドル それにインストラク
ターとカメラマンにチップ各人20ドル お迎えの運転手にも10ドルと
これは楽しまないといけないと思いました
(私の分は撮影無し 高いし 恐怖で引きつっていたらイヤだからです)
さあ 本番です 天気晴朗 問題無し 絶対催行されます
あんなに楽しみにしていた妻がどうなるかとても楽しみでした
高度8千フィート(2,400m)で 直降下15秒 傘が開き空中
遊泳が5分だそうです これは じつは「お試しコース」なのです
ほとんどの方が1万4千フィート(4千m)に挑戦されます
直降下 何と1分間だそうで耳がキーンとなるかもとのこと
一緒にダイビングする方に撮ってもらいました
以下は プロのカメラマンが撮った写真です どうぞ!
フェンスには「ラストチャンス」とあります 止めるなら今です!
意気揚々と乗り込みます
次は妻の番 後ろから見ていて 明らかに頬が引きつっている感じです
(前の人が)あっ飛び降りた!(この時点で)口をあんぐりです
下が見えます
カメラマンが先に落ちます 何と後ろ向きにです
さあ行くぞとインストラクター 声など出ません
自身は動けません インストラクターと一心同体なのです 観念です
下を見るな! 額をぐっと引かれ 妻は歯を食いしばっています
遂に飛び出しました!! 悲鳴が聞こえそうです
この時の気分は とてもとても表現できません
私などは 落ちる瞬間からパラシュートがガクンと開くまでの間 全く
記憶にございません
小さなパラシュートが開き 落下速度が少し緩やかに
おお 両手を広げ 気持ちよさそう?
近くにいるカメラマンがいろいろ指示を出すのです 何という顔!
何か余裕が
カメラマンからグッドの合図を受け 自慢顔です
カメラマンは上に行ったり下に行ったり
安心していると 突然「助けて~」に
カメラマンは妻に 手でハートを作れと指示しているのですが 妻は
なぜか祈っているようです
その祈りが通じたのか パラシュートが開き 瞬間ガクンと上昇します
この間つまり飛び降りからガクンまでは 何と15秒間なのです 悲鳴の
あとは空中遊泳です 眼下には飛行場も見えます
地球は丸いということも実感できます
ハイ足を上げて 無事着陸しました
カメラマンさんは先に降りていて 最後の着地を撮影します
一瞬放心状態でしたが すぐにご機嫌に
降下中 どうしてなのか妻はずーっと口を開いているのです 本来は笑顔
を作ってという指導なのです 笑顔で頑張っていないと顔じゅうの余った
皮膚が そして腕のたるみが波を打つのです この口を開いた状態 実は
口の中に空気が充満し皮膚のたるみが生じないのです 苦しいのですが
人間の顔を保っていられたのです
最後 カメラマンから「YOU ARE CRAZY LADY]と言われていました
空中でよっぽどドタバタして気違いのようであったか?いやそうではない
でしょう CRAZYの俗語は「素晴らしい」です 60余歳のシニア
本日が何と誕生日なのです こんなシニアいません
(なお妻の名誉のため ちょっと載せたくない表情は何枚かカット)
主催会社の看板 飛行証明書もいただけました(最後に添付)
試写室で 皆さんの降下時のビデオが写されています 「あられもない」
というのが正直な感想です 妻の番になると これが大笑い 本日の主演
女優賞決定です この写真とビデオがあれば あとから見直して 大いに
笑えます 本当にいい記念になりました
あっ そうそう 飛行後にしっかりしていたのは 実は高所恐怖症の筈の
夫の方 勝負は夫の勝ちということで 当分威張っていられそうです
これは飛行前の妻・・・・・
空中から見たパールハーバー そしてダイヤモンドヘッド ,雲の流れ
どれも印象深いのですが 一番ビックリしたのは 妻曰く「髪の毛がスー
パーサイア人」 海から吹上げるというか急降下する間に潮風が髪にまと
わりついたのでしょう カチカチに固まってしまったと 私は気づかずに
いたのですが洗面台で髪の毛が櫛で梳けないのです ビックリでした
やはり記憶よりも記録優先と プロのカメラマン撮影の全容を掲載します