2022年11月 京都秋遊の旅6日間②保津川下り

あっという間の2時間でした

<2日目 11月7日(月)晴れ>嵯峨野トロッコ列車保津川下り

嵯峨駅舎内に「19世紀ホール」というコーナーがありました

懐かしいD51や特急はと 特急つばめが陳列されています

早期予約で入手できた 窓無しの「リッチ1号車」に一番乗り
「窓もなく寒い!」という妻に 相席の向かいの上品な奥様が
「この席 人気でなかなか取れないのですよ」と柔らかに一言
返す言葉もありません そうですそうですと私は心の中で拍手

途中駅及びトロッコ亀岡駅でもたぬきの歓迎

川下り待合室にあった多くの色紙から 沢口靖子さんの色紙発見♡
めちゃくちゃ綺麗な字 隣は高島礼子さん 普通のサイン字体ですね

   船頭さんが「前に見える山が愛宕山」次には「愛宕山は後ろに」
   また「今度は前にあります」と ちんぷんかんぷん 後で地図を
   見て納得するのです 上の地図の曲り渕では確かに後ろに 行って
   羊の跡で前に見えるのです・・・

船頭さん3人 櫂 梶 竿を適宜交代します 乗客は26人です

船べりにある緑のビニールが波しぶき除けで 急流で皆で上げます
それにしても朝一の川下り 朝もやか霧かが周囲の山々を囲みます
調べました 「保津川の霧時雨」と呼ばれているようです
亀岡の霧は よく晴れた日の夜 地表付近の気温が上空の気温より
も低くなる「放射冷却」により発生し 四方を山に囲まれ 冷気が
溜まり易く霧が発生し易い しかも長時間拡散しないようなのです

時間を見計らって 船頭さんが「列車が来ますよ」と言ってくれます
右 歩道の下の裂け目は 台風による被害で未補修のまま 危険です

台風時には橋桁の下まで川の水位が来たと(当然川下りはお休みに)

みたらし団子 3本で400円しかも小さい! 高過ぎです

船頭さんが写真を撮ってくれます

突然現れた美女の踊りは「嵐山芸術祭」の一環とか
50名以上のアーティストが集結し観光×芸術の新たな道が切り拓かれる
今年が初開催(11月3~12日)テーマは「道」とのこと 調べました

嵐山渡月橋近くの舟着き場に到着
船頭さんの話が面白かった 16歳から75歳まで現役ですって
年初にくじ引きで3人のチーム編成をし それは1年間続きます
一人前になるには10年間かかる 1日4往復ピークでは5往復
「今朝は1番目 元気です 最終番では喋ることもできません」

川下りは1606年から416年目です 昔は筏を組んで輸送を
担っていたが 舟になって一番大変だったのは川下り後の舟運び
人力で5時間 必死に元の亀岡まで引っ張り上げたとのことです
今はトラックで一度に3槽分運び 我々は電車で楽々移動しますと 

ここが亀山公園展望台 来るまでが大変で階段が急でした

   2016年4月から近江アナウンサーが4代目アシスタントに   
   おまけ:昨年NHKが実施した歴代アシスタント人気順発表   
   第六位 首藤奈知子 (2代目)日本女子大
       2015年1月 パイロット版で初の地方ロケ参加
       この1回のみ参加 2015年4月からレギュラー化
       現在は「NHKおはよう日本」のMC
   第五位 浅野 里香 (6代目)聖心女子大
       2020年から2年間 コロナ禍で出番少なかった
       現在は「首都圏ネットワーク」「ファミリーヒストリー

   第四位 久保田祐佳 (初代)慶応大学卒
       2008年のパイロット版から4年間 東京近郊のみ
       (2012年4月から3年間は放送無し)
       タモリが「笑っていいとも」出演中で地方には出られず
       <番組ディレクターからの指示・注文>
       ①番組の仕切りやリードはしないでください
       ②参加中内容が分からないことが有ったらどんどん質問を
       ③事前の勉強はしないでいいです
       現在は ラジオセンターに異動 ディレクター業務を
   第三位 桑子 真帆 (3代目)東京外語大卒
       2015年4月から1年間
       現在は「NHKクローズアップ現代」のMC
   第二位 近江友里恵 (4代目)早稲田大学政経
       2016年4月から2年間
       「あさイチ」3年間担当 2021年3月にNHK退職
       現在は 三井不動産の社員に(建物に興味大と)
   第一位 林田 理沙 (5代目)東京芸大音楽研究科卒
       2018年から2年間 リンダの愛称で人気に
       浜松編での即興ピアノ演奏披露は見事だったと
       2019年1・2月の放送ではパリ・ローマに
       同行(タモリお気に入りの女子アナだった?)
       NHKの二大看板のポスト二大看板候補です!
   現在は7代目として
       野口 葵衣 慶応大学卒
       2022年4月から
       福岡局でニュース番組のキャスターを務めながら参加


     ブラタモリ嵐山編で見て どうしても来たかった穴場観光地
 この景観こそが 平安時代の人々が愛でた風景だと断言しています

 室町時代以降 嵐山は天龍寺の管理下になり 寺では嵐山の風景を
 維持(斜面は砂利が多くもろい土壌)するために 例えば江戸時代
 の寺の記録によると 地元の飲食店が花見客を見込み茶屋を建てる
 場合 桜を年2~3本植えるように条件を出した 現在山の全域が
 国有林に(当寺亀山上皇も奈良吉野の数百本のヤマザクラを移植した)

ここに集まるのは外人さんばかり どうしてこの穴場を知ってるの?
上の夫婦写真 シンガポールから来られたご夫婦に撮ってもらえました

近くにもう一つの展望台がありました
外人さんの方が熟知しているようで 下りも後について行きますと

なだらかな斜面を下り 竹林に到着です
上りの苦労は何だったのでしょう ここ竹林も外人さんが多いです

前回の嵐山巡りでは来なかった『野宮神社」にお参りします

昼食は嵐電嵐山駅隣の「ぎゃあてい」で
ぎゃあていとは般若心経の一部で「思うがままに行きなさい」の意と
GYATEI means GO FOR IT!

口コミ評判通りで美味しかった「彩りおばんざい御膳」秋バージョン
ご飯は地元の嵯峨米 季節の焚合(大豆の生姜煮・薩摩芋・檸檬煮)
デザートの栗プリン 牛蒡のポタージュは良く混ぜておあがりやすと
汲み上げ(湯葉と竹炭豆腐) 西京漬け(ローストビーフ白味噌
ドレッシング・サラダ) 京野菜(九条ネギぬた和え・蒸しアワビ)
彩り里芋饅頭 魚 煮穴子寿司 出汁巻 豆乳チーズの湯葉餃子

天龍寺境内にある塔頭の一つ弘源寺に立ち寄ります

身体をくねらせた毘沙門天像が大変珍しい

柱の刃傷は 幕末の禁門の変に際し 天竜寺に陣を構えた長州藩の軍勢が
試し切りをしたものとか

竹内栖鳳上村松園の絵は撮影禁止 残念

ということでWEBから転載
当寺で竹内栖鳳の子息が療養生活を送り 寂しいだろうと弟子が集まり
部屋に絵を飾った それが今の襖絵や扇面に残っています

渡月橋を渡って法輪寺

ここは十三参りで有名です 渡月橋を渡り切るまで振り向いてはダメ!

展望台からは嵐山や はるか遠くに京都タワー

渡月橋を見下ろせる場所って穴場ですね ブラタモリのお陰です
それにしても野宮神社天龍寺嵐電駅前の通りは渋谷並でした

渡月橋が架かる川は 大堰(おおい)川 ここより上流が保津川 そして
下流桂川  大堰川は5世紀後半 渡来の秦氏により堰(せき)をつくり
灌漑用水を引いたことに由来する 橋を架けたのは 9世紀法輪寺中興の
僧ー道昌 法輪寺の門前橋であったことから「法輪寺橋」と呼ばれたと

渡月橋と呼ばれるのは 鎌倉時代 亀山上皇の 満月の晩に舟遊びをされ
月が橋の上を渡るように見えることから「くまなき月の渡るに似る」と
詠まれたことに由来する

作家の司馬遼太郎は どこから見ても景観の中では低めの位置に渡月橋
一線があり この位置が黄金分割になっている・・・と表現しています

ブラタモリ 京都嵐山編「嵐山はナゼ美しい!?」では 人が目で見て
風景を美しいと感じる範囲は「上下30度の範囲」であり 山と川と橋の
黄金率です 渡月橋を境とし分度器で計測していた光景が印象に残ります

阪急電鉄で四条に行き 夕食の予約時間までイノダコーヒ本店に

好きだった三条店が改装の為休業となり 本日は本店に

コーヒー1杯で1時間半粘りました

伏見の清酒醸造業「玉乃光」の出店 開店したばかりです
全ての料理に純米酒粕が使われており とてもユニークお勧めの店です

最後のデザート アイスクリームにも勿論酒粕が・・・
「おいしゅうございました」お昼がコスパ良しだと思います