2018年3月 京都冬の定期観光バスと有馬温泉

f:id:HATTYAN0234:20211205044403j:plain昼食で立ち寄った「六盛」の飾りびな
京都では男雛 女雛の並べ方が 国内の他の地域とは反対なのです・・・
これは 京都御所の紫宸殿の御即位の式典に由来し 太陽が先に当る側が
上の位 つまりは「左をもって尊し」という古来の風習によるものだそう
左近の桜は左(東方)右近の橘は右(西方)というのと同じなのでしょう

三重県で法事を済ませ 大阪に宿泊 翌日夫婦で冬の京都へ出かけました
「京都冬の特別公開」を効率良く回るには 定期観光バス利用が一番です
今回は強行軍スケジュールを組みました 観光バスだけではなくその前後
早朝から東寺の国宝特別公開 夜には北野天満宮の梅祭りと盛り沢山です

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東寺は 何と早朝5時開門なのです

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そうなのです 国宝五重塔の内陣が特別拝観できました
有名な「心柱」を 一部ですが見ることができました

f:id:HATTYAN0234:20211205050906j:plain 朝日が眩しい 池に映り込む五重塔は有名な撮影スポットです

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今は紅白の梅が真っ盛りでした

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   1993年冬

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  1995年冬 ブルッときたのは、寒さのせいだけかなぁ。

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  2000年冬

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   2007年初夏
   春と夏の間に、いったいいくつ季節を隠しているんだ、この町は。

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   2011年春
   どういうわけだろう。今年は一本の桜と向き合う春にしたかった。
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  2015年春(何故2011年と同じ?)

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  2017年秋
  ニンゲンは、ちょっとしゃべりすぎかな。
  もの言わぬ景色の、なんと雄弁なことだろう。

f:id:HATTYAN0234:20211205051345j:plain京都駅に戻り 定期観光バスの出発まで 駅ビルで余裕のコーヒータイム
お寒いでしょうからとひざ掛けを貸していただけました 英国屋さんです

京都定期観光の 冬の特別コース 特別公開・特別拝観と大上段に構えて
「京の鳴き龍と庭園の美をたずねて」10時発 約6時間で9,200円
昼食は 明治32年創業の老舗料亭「六盛」で季節の京料理をと記載あり
コースは①相国寺法堂・方丈 ②平安神宮尚美館 ③伏見稲荷大社御茶屋
泉涌寺舎利殿 全てが特別公開となっています 全て初体験で興味大!

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   いざ出発です このコースだけ既に満席です

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方丈の前庭 後庭や上の作品も大事でしょうが 目的は鳴き龍

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  1997年夏 さすがにプロのカメラマンが撮影すると素晴らしい

  天井の龍に向かい 決められた円の下で拍手 一人一人並んで体験
  確かに反響を体験できましたが 思ったより迫力不足でした

f:id:HATTYAN0234:20211205055046j:plain外へ出て 頭の中で泣き龍を再現しているかのようです

f:id:HATTYAN0234:20211205085712j:plain最前列の左から二人目 三人目です ツアーが3月4日12時と判明 

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京都の1月15日は 餅花が飾られる「花正月」とのことです

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六盛の食事もそうですが 店内の飾りつけ等に感銘しました
特に目を引いたのが 右の 深見陶治作「翔」でした

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六盛から歩いてもすぐ 平安神宮です
実は我々二人 何度か来ていましたが神社の向こうに「神苑」なる美庭が
広がっているなんて 全く想像さえしていませんでした 失礼しました!

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f:id:HATTYAN0234:20211205060313j:plain映画「細雪」でも有名な枝垂れ桜 観光バス以外では入場できません

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神苑に建つ通常非公開の貴賓館「尚美館」 明治の古写真や時代祭の衣装
などが見学できました 神苑の驚きに比し あまり感激はありません

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  1993年盛秋

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  2015年春
  美しい桜に出会おうじゃないですか、
  この一年を前向きに生きるためにも。

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きつねが出てくると伏見稲荷ですね
ここに辿り着くまでの人出が異常です 特に外人さんの多さにビックリ! 
着付けの出来ないアジア系女子の 貸衣装での不格好さ丸出しに辟易です

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御所から移築された数寄屋造風の「御茶屋(重文)」と稲荷山を借景と
した回遊式庭園 室内に棟方志功の壁画や襖絵など特別展示の説明あり
でも個人的には 折角の伏見稲荷 千本鳥居の片鱗だけでもと走ります
そのとき後ろで「ギャッ」と叫び声 猫嫌いな妻に猫が近寄ったのです

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時間に制約のある団体ツアーでは ここまでで引き返さざるを得ません

f:id:HATTYAN0234:20211205062905j:plain最後に参拝し 再度人混みにまみれます

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   1993年冬
  一つくぐると一年むかし、と考えると、
  さっきカーブした鳥居まで三百年はもどった。

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  2012年夏

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泉涌寺では「下り参道」が有名です 
盆地の底に本堂を建てるのが修行に適しているとされていたそうです
皇室の菩提所で「御寺(みてら)」と呼ばれます 昭和天皇の法要も
ここで行なわれました

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  泉涌寺には二匹の龍がいます
  一つは仏殿の天井 金網越しに 狩野探幽の8畳の大きさの龍
  もう一つが舎利殿の鳴き龍 狩野山雪画で大きく見開いた目が
  特徴です 室内では尻尾の下で手を叩くとビーイインと本人に
  だけ声を戻すということで さっそく一人一人が実体験します
  結果は 素晴らしいの一語 相国寺をはるかに超えていました
  龍は天の使い 仏の守り神の意味合いがあるそうです

f:id:HATTYAN0234:20211205081522j:plainそうそう最後は猛ダッシュ 境内でも一番奥の本堂までご朱印のため走り
それから入口にある楊貴妃観音堂に戻ります 美人にあやかりたいという
女性達に大変人気のある観音様だそうです 何故だかひげが生えています
これは声を出している様を表わしているとのことでした

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  1998年盛秋

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  2009年盛秋

f:id:HATTYAN0234:20211205075331j:plainバスツアーを終えて まだ頑張ります 最後は北野天満宮参拝です
門前の蕎麦屋さんで軽く夕食を済ませると 暗闇が迫っていました

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f:id:HATTYAN0234:20211205075833j:plain あっという間に暗闇に包まれると太鼓の音が響きます 梅苑です

f:id:HATTYAN0234:20211205080004j:plain天満宮もライトアップされます

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本日終了 目の回るような一日でした

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  2015年秋
  歴史と、美しい風景の経験から、人は多くを学びます。
  ああ、私の秋は忙しくなるぞ。

f:id:HATTYAN0234:20211205080252j:plain翌日は東京へ一人戻る日
♬有馬兵衛の向陽閣へ♬のメロディーで有名 昼食付温泉三昧とあるので
梅田から阪急バスで この日台風のためバスの乗客は我々ともう一名だけ
そして有馬からは伊丹空港まではバス一本で行けるのです

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温泉はほぼ貸切状態 やはり台風の影響からでしょう
ということで やおらカメラを出して お風呂場を写しまくりました

f:id:HATTYAN0234:20211205081049j:plain妻はと言うと 上の様な状態で極楽極楽状態でした

f:id:HATTYAN0234:20211205081213j:plain全身マッサージでとてもスッキリした顔をしています
昨日の京都旅行の疲れもすっとんだ様子に一安心です
日帰り昼食付 2人で計6,630円(税・入湯税込み))でした
温泉街で「有馬ビール」を飲んで空港行きのバスに乗り込みました