2014年11月 義母を伴い京都での初夫婦旅
東福寺の紅葉の下で
<2014年11月21日> 元気な86歳の義母と京都旅が出来ました
大阪梅田からの妻・義母と 東京からの私が京都駅で合流 金戒光明寺へ
向かいます ここの慰霊塔に義父が合祀されていて 本日参拝に来ました
参拝後 義父の出身校 京都大学のレストランで昼食 そして京阪電鉄で
東福寺へ向かいます 丁度紅葉シーズンのピークなので 大勢の人出です
義母には相当にキツイ強行日程でした 本当に良く歩いていただけました
新幹線京都駅構内での実演販売
さすが国際観光都市の京都 外人用に分かり易いバス停車内案内です
娘である妻は 母親を介助するでなく スタコラと階段を上がります
二人の顔の表情対比がいい 義母はまだ心臓がドキドキしているのです
義母は 若い頃はイングリッド・バーグマン似の美人だったとは妻の談
義父は 肺癌の治療中に急死したのですが 死因に不信を抱いた長女
(私の妻)が解剖を依頼したら 図らずも母校の京大で献体解剖され
慰霊塔に合祀されることになったのです
金戒光明寺 そうだ 京都、行こう。2010年盛秋
京都大学に向かう途中で見つけました「服部豆腐店」
看板左下に「南禅寺御用達」とありますが 後日南禅会館に宿泊した際
朝食でいただくことになります 当然この日も購入しました
真如堂に行きます
何かを訴えている表情
そうか!「花より団子」だったのですね アピールしていたのです
義母も団子を食べて元気回復です やはり親子は良く似ていますね
真如堂 そうだ 京都、行こう。2002年盛秋
京都大学 吉田キャンパス内 フレンチレストラン「ラ トゥール」
とても美味しかったけれど 当時は料理を撮影しておく習慣がなくて
何を食べたかは 記憶にございません でもさすがは京都大学でした
東福寺への参道です
東福寺の通天橋 入るまでが大行列でした
向こうに見えるのは 臥雲橋です(最近知りました)
回り込んで 偃月橋を渡ります
通天橋は やはり人 人 人です
私のカメラでは 見た時の感動の色彩がとてもとても表現できません
間に 変なおっちゃんが写り込んでいたので分割しました
もうこの辺では 義母も限界?
東福寺には 紅葉のモミジが2,000本 桜はありません
当寺の画僧 明兆が大涅槃図を描きあげ 室町幕府第四代将軍の足利義持
にお見せしたところ 大感銘した将軍が「何か望みがあれば申してみよ」
と仰せになり 明兆は(花見客が詰めかけて修行の妨げとならないよう)
桜の木を全て伐採してほしいと願い出た こうして桜に変わってモミジの
木が植えられ 現在は 青モミジや秋の紅葉が楽しめるようになりました
東福寺 そうだ 京都、行こう。1997年盛秋
六白年前、桜を全部、切りました。春より秋を選んだお寺です。
紅葉のベストポジションは、修行の道でした。
参考:そもそもは 谷を登り降りして上の開山堂へ向かう修行僧を
助けるために架けられたものだそうです
東福寺 同じく2009年夏
ようやく戻って来ました 大阪は梅田 家の近くのメリーゴーランドです
本当にお疲れさまでした
翌11月22日は 夫婦で大阪から京都の嵐山に出かけました
フォトブックには 妻をモデルにした写真を掲載していますが
ここでは 妻が写した私がモデルの地味な写真を載せておきます
嵐山の紅葉風景の中 何故か端っこに申し訳程度に入っています
中ノ島公園
珍しく笑顔で写っています 少しは見られます
嵐山 そうだ 京都、行こう。1995年夏
ここに、こういう橋を持ってくるところが、京都なんだな。
平安の貴族たち公認の 避暑地に、おじゃましています。
多分 秋季特別公開の「宝厳院」だと思います
さすが「天龍寺」は超人気 あふれんばかりの人出でした
天龍寺 そうだ 京都、行こう。2002年春
長い争いの時代を変えたい、と植えられた桜でした。
参考:天龍寺70年以上続いた南北朝の長い争いを背景に
このお寺は創建されました 足利尊氏 直義兄弟が
無窓国師に 戦火の罪を説かれて建立を決意したと
当時は今の約40倍の広さで 渡月橋も境内でした
天龍寺 同じく2016年秋
外の景色をお借りできて、うれしい、ありがとう。
情景はきもちの言葉でした。
続く「竹林の道」は まるでラッシュアワー状態
まるで「ウォーリーを探せ」状態で 端っこに写り込んでいます
外人さんも必死に竹林を写していました
すぐ傍の「大河内山荘」です 茶菓付きで1,000円と高目だからか
あまり入園者がいません 素通りはもったいない 素晴らしい庭園です
小倉山の南面に 時代劇の名優 大河内伝次郎が昭和6年から64歳で
逝去するまでの30年間 映画出演料全部注いでコツコツと創りあげた
はるか向こうには比叡山が・・・
もう一回 「大乗閣」からは 額縁の外に 京都の町や比叡山が見えます
ここからの四季の移ろいを眺める贅沢に 丹下左膳も満足されたでしょう
「常寂光寺」では 着物姿の学生さんに許可を得て大写しでパチリ
私はというと 風景の中に溶け込んで いるのかいないのか?
あれっ 一突きいくらだったのでしょう
常寂光寺 そうだ 京都、行こう。1993年盛秋
紅葉なんてどこにでもある、と思ってました。失礼しました。
去年の今頃、オレ、何してたんだっけ。
どうせ、忙しい忙しいって言ってたんじゃない。
常寂光寺 同じく2007年初秋
常寂光寺 同じく2011年初夏
常寂光寺 同じく2019年初夏
「二尊院」の本堂
二尊院 そうだ 京都、行こう。2012年盛秋
「祇王寺」の苔庭 とても数枚の写真では 良さを伝えられません
祇王寺 そうだ 京都、行こう。1994年盛秋
なにしろ、日本でいちばん四季にうるさい町の、紅葉ですから。
このへんにあるといいな、と思うところに、
ちゃんと紅葉があるんです。京都では。
祇王寺 同じく2010年初夏
古くからあるのに古くない、毎年、新しい生命力を
緑からもらうようにできていました。
祇王寺 同じく2019年初夏
苔が、新緑を見守る。
「古と今」は、共に美しく生きていました。
最後に「宝筐院」に立ち寄って 嵐山一日観光を終えました