追加で掲載しておきたい美術品
大英博物館入口
1753年 故ハンス・スローン医師のコレクションが有償で寄贈
これが基になり世界初の公立の国立博物館となる 大英帝国時代に
広く収集された約800万点の常設コレクション(常時15万点)
ギリシャのエルギン・マープルや エジプトのロゼッタストーンの
ケースでは本国への送還請求で争われている 一部では泥棒博物館
とか強盗博物館とも批判されている
入場者数は世界第三位(一位はルーブル 二位はメトロポリタン)
美術館としての要素を除く 博物館としては圧倒的に世界第一位!
パルテノン神殿の彫刻群 破風に使われていた
19世紀にトルコ大使だったエルギン卿が掠奪し英国に持ち帰った
女祭祀ヘヌトメヒトの棺
テーベの巫女で金が大量に使われている
ルイス島ノチェス駒
スコットランドのルイス島で発見された12世紀のチェス駒
映画「ハリーポッターと賢者の石」にも登場した
ネフェルの死者の書
セティー1世に仕えた執事ネフェルのためにパピルスに書かれた死後の
道標 右下で王座に座っているのが冥界の神オシリスである
追記すべき事項
ロゼッタストーン 書かれている文字は エジプトのファラオ(プトレ
マイオス5世)が自分のことを神として扱う様命令した勅令
モアイ像 イースター島の中でナンヴァーワンのオア・ハカナナナイア
の像で 1868年英国に持ち出された
ミイラ 5500年前の成人男性 処理されてミイラになったのでは
なく 偶然にミイラ化した遺体が残っていたと
<8日目>観光最終日はバッキンガム宮殿、大英博物館
そして皆さんはOPでウィンザー城へ 我々はナショナルギャラリーに
大英博物館が「知の殿堂」ならナショナルギャラリーは「美の殿堂」
<英国のパブで最も多い店名はRed Lion 何故?> トリビアです
イングランドの国章は赤地に3頭の金のライオン(ヘンリー2世が採用)
スコットランドの国章は金地に赤のライオン(スターリングで既掲載済)
1603年 未婚で子供をもうけなかったイングランド王のエリザベス1
世の「後継指名」を受諾してイングランド王についたスコットランド王の
ジェームズ1世(スコットランドではジェームズ6世)は 当時別々の国
であった両国を一滴の血を流すことなく統一
ジェームズ1世はエリザベス1世に反乱し処刑されたメアリー・スチュア
ートの息子で ヘンリー8世の姉の曾孫 思えば1305年にウィリアム
・ウォレスが処刑されてから300年後のことでした
ジェームズ1世はイングランド中に「誰がボスか?」を知らしめるために
公共の建物にレッドライオンを張りつけた 実はパブも「Pubulic
House」公共なので レッドライオンをつけた それがイングランドに
600もあるパブ=Red Lionなのです
参考:日本のサッポロライオン(銀座ライオン)の「ライオン」の由来
明治44年(1911年)銀座4丁目の角に「カフェ・ライオン」
が誕生した 店名は当時の築地精養軒の経営者が ロンドンを訪れ
た際 ピカデリー広場の角で営業していたレストラン「ライオン」
の店名にあやかったからというもの